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2009年5月28日 (木)

小倉充子さんの浴衣展 

覚書シリーズ
五月のある休日、小倉充子さんの作品をみに、イオグラフィック ショップ・アンド・ギャラリーへ行って参りました。
あぁ。すばらしかった。
死ぬまでに、小倉充子さんの浴衣を仕立てることが人生の目標のひとつになりました。
歌舞伎や、時代劇の世界だけでなく、今でも「粋」な人ってちゃんと生きているのね。しかも、おばあさんとかでなく。小倉充子さんの浴衣は、テーマはもちろん 色あいといい、素材といい、配分といい、最高。一つ一つにお話しがある。
うっとりして、ずいぶんながめていました。最終日にみにいったのですが、作品はSOLD OUTの表記ばかり。沢山は製作できないので10点だけということでした。正しいことだと思いました。初日に終わっちゃったのかしら。 ギャラリーには、小倉さんがいらして直接お話しをされている方々がいらっしゃいました。それを、うらやましくみていた意気地なしです。 業界っぽい方が3名きて、作品をはおらせてもらったりするのを垂涎の思いで見ておりました。いいなぁ。 3年でも4年でも待つので、小倉充子さんの作品を購入することができるか知りたかったの。内気になってしまいダメでした。もう、自分の声が出る気もしませんでした。いつもイバリくさってるのに、だめだなぁ。 この展示は、ほぼ日で知りました。小倉さんの 声をかけてください という記事を読み、トホホと思いました。
音羽屋さんの意匠もはいった手ぬぐいあわせみたいなものは、奥州。そばをお箸ですくっているもの(裾にざる)や、一富士二鷹三茄子になっているもの(どことなくウエスタン調でもある)。かっこいい。 「立てば芍薬 座れば牡丹 歩く姿は百合の花」みたいな浴衣があって、それに一目惚れ。いいなぁ。欲しいなぁ。おばあさんになるまで、大事に着たい。私に似合う気がする!? いつの日か、入手することができる日がきますように。
下駄の鼻緒もステキでした。蝙蝠安みたいなのや、忠臣蔵みたいなものもあり、見ているだけでワクワクしました。
この日は、手ぬぐいだけ買って帰ってまいりました。あぁ、格好いい作品だったなぁ。

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コメント

小倉です。個展にいらして頂きありがとうございました。とてもありがたくブログ拝見いたしました。最終日は立て込んでおり、大変失礼致しました。お話させていただけず残念でした。次にお会い出来る機会がありましたら是非お声かけください。3年後も4年後も欲しいと思っていただけるよう頑張りま〜す。

投稿: 小倉 | 2009年6月 1日 (月) 16時11分

親友から、大変!と連絡を受け 自分のブログをウキウキとしてみにきました。
感激いたしました。
まさか、御本人からコメントをいただくことができるとは。
ありがとうございます。
いつの日か、小倉さんの作品に袖を通すことができる日がきますように。
その日まで、手持ちの着物愛し 着物に愛されるよう準備して待っています。
これからの作品も楽しみにしております。
次の機会に巡り合えましたら、お話をきかせていただければと思います。
本当に、ありがとうございました。

投稿: マイチィ☆ | 2009年6月 2日 (火) 00時41分

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