『喋々喃々』
おさるの好意で小川糸『喋々喃々』(ポプラ社)を読む。おさるサンキュ。
いやぁいいね。こういうの好き。きちんとした日常があって、自分を律しているようで奔放で。泣きたくなるようような気持ちになる人と出会えたのに、その人とは先になにかがあるわけではない。
同じ食べ物を食べて、この同じ食物が体をつくっていくのだとなんだかうれしくなる様が、とても気に入った。一緒に食事をするってことの喜びには、こういう効果もあるのね。2人が出かけるデーティングの場所にうっとりする。お花見とかお月見とか。
この本を読んで、自分に切ない感情が欠けているかもと思った。 むむむ。 読後すぐに もう一回読み直してみた。じわっとしみてくる本です。キュンとしたくなっちゃった。
着物をきて、「谷根千」とかいう場所に行ってみたくなった。
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