七月大歌舞伎
覚書
歌舞伎座では、毎日毎日 舞台がかかっているのになぁ・・・ と思い気になっていた歌舞伎座へいってきました。海の日にね。 10日ぶり。
夏祭浪花鑑。少しづつかわってきました。 市蔵さんの迫力が増してきました。いい、みすぼらしさ。芝居の上のみすぼらしさ。みごと。 猿弥さんの恰幅もいいねぇ。 勘太郎さんのお辰は、胸の合わせが広くって頼もしい。(たくましい。)間がいいなぁ。少々力がはいりすぎなのが、若々しくっていいかも。 獅童さん、だいぶがんばってきたぎみ。うまく、尻っぱしょりができず、どうするのかなと思ったところ、着物を裂けるほど足を踏ん張ってました。がんばれー。 海老蔵さん、すっきりとした住吉鳥居前の場のとこ大好き。かっこいい。 課題にむかって猛進する様を感じました。人の気をひく男に間違いない。これからも楽しみ。 新十郎・新蔵コンビの健闘っぷりも成田やひいきにはうれしい。特に、新十郎さん。ひさびさに駕籠を担いだり、獅子舞になったり。コレよコレと喜ぶ。
天守物語。芝居ががった大袈裟な感じがいいわ。 これ玉三郎さんじゃないと成立しないかも。 舞台を天守にみたてる階段の使い方がうまい。 人にあらざる者の世界を、素直に楽しむ。 図書さまは、一生 若々しいままだと思う。(きっぱり)
思ったのですが、みんな何かひとこと言いたくなっちゃう舞台だと思います。 若者が挑戦したり、鏡花のように古典的な歌舞伎とは違うものの時は。 玉三郎さんや海老蔵さんの挑戦する舞台は、あれこれ持論を持ち出し何か発言したくなる輩をうむみます。私も含めて。 よくも、悪くも?! 興味をひきよせるのでしょう。 この気分は、なんだろうと考えたくなっちゃう。 そういう空気っておもしろいなぁ。
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