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2009年7月18日 (土)

『闇色のソプラノ』

北森鴻 『闇色のソプラノ』(文春文庫) を読む。 たっぷりした 深い小説でした。
若くしてこの世を去った童謡詩人。名も知られぬまま、その命を散らした天才童謡詩人の残した作品には、力があった。
その作品に魅せられのめりこむ女子大生桂城真夜子、童謡詩人・樹来たか子、その息子樹来静弥、郷土史研究家・殿村三味、桂城真夜子の彼や、樹来静弥の彼女、病院にきている患者などが、入り組んだ縁で結ばれていく。振り返ってみるとカチリとつじつまがあうように伏線が張られている。幸せとか幸せじゃないとか もうわからなくなってくる。変な方向がある。 
読み手に衝撃をあたえたり、癒しをあたえたりする 樹来たか子の詩「生キモノノ謡」。いい詩歌である。あたりまえのことですが、これも北森鴻 が作ったのですよね。すごいなぁ、北森鴻 。

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