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2009年8月 3日 (月)

第47回野村狂言座

金曜の覚書。
会社移転後、初の野村狂言座。会社の前の坂をおりたら、もう水道橋の駅前。10分ちょっとで到着。近いわぁ。恒例の野村狂言座にいってきました。今回はたっぷり 5演目と 豪華。
『蚊相撲』
久しぶりに前の方の席がきました。3列目。そうでした。このくらいの位置は音の響きがよいのでした。声の響きもよかったです。 近江八幡の者を使用人にやとったら、江州守山の蚊の精だったという話。近江八幡は蚊帳の産地だからそこからきたものは蚊の精になるという展開があっぱれ。あそこは蚊は、大きいものだと人程もあるそうだからと言う。そんなぁ。狂言の世界ってすばらしい。石田師の相撲の負けっぷりと、高野師のまきこまれっぷりが いい雰囲気でした。
『重喜』
大好きな演目。裕基くんの重喜に、万之介師の住持。ワンダフル。
住持が、弟子の重喜に明日の法要の準備のため、頭を住持の頭を剃るように命じる。小方(子役)の演じる重喜の可愛らしいこと。かわいいだけでなく立派。愛くるしさがあふれていました。「弟子七尺去って師の影を踏まず」としかられると、剃刀を長い柄に結びつけ、離れて剃り始める。一休さんのとんちばなしみたいです。これをきちんと型にのっとって演じるところが、すばらしい。おふたりの組み合わせは最強です。あれこれうるさく言う万之介師。もうひとつ上手の弟子 裕基くん。いいなぁ。ちゃんとのどかさも出ていて参りました。
『吹取』
楽しみにしていた演目。笛を吹く必要があるので演者が吹くことができないとかけられないそうです。萬斎師は、笛も吹かれるのですね。かっこいい。 独り身の男が、妻が欲しいと観世音にお願いする。お告げどおりにすると妻を得ることができる。最後の落ちはお顔に問題がある女性だったというパターン。ひどいわ。「こちの人の好くのはここ(顔)じゃない。ここ(心)でござんす」じゃないの! 名月の夜、五条の橋で笛を奏でる。ロマンチックなシチュエーションではありませんか。いろいろ想像させる演目です。 お告げの男(深田師)は笛を吹くことができないので代理の男(萬斎師)に頼む。私の人生がかかっているのだからとおおまじめに頼む様や、女(高野師)が笛を吹く代理の男にすりよるところ。女の顔をみたら、男同士、相手に押し付けるところ。まったく格好を付けず本能のままの行動をとる。 あっぱれ。
素囃子『黄鍾早舞』
『祐善』
最後に万作先生の祐善。夢幻能の形式を模した舞狂言と呼ばれる部類の作品だそうです。形式的で重厚なのですが、謡をよくきくと面白い。傘職人の祐善はあまりにも傘張が下手で(雨が降ると 紙は紙 竹は竹になる と言っていたような気がします) 誰も買わないことに腹を立て、狂い死んだ 我は その祐善の霊である という。 中身はこんなに面白く万作師の舞は美しい。おおまじめさがすばらしい



お稽古仲間と帰宅。今回は3列目だったのでいつもの「連獅子」(あだ名)がわからなかったわねと言われ おかしかった。今回も どこかの席で、盛大に首を回していたのでしょうね・・・

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