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2009年10月 8日 (木)

図書館の神様

台風でした。幸せなことに雨風の被害は、ありませんでした。 大きな台風直撃のため、動かないなら仕方ありません。いつも平常運転、いつも振替を引き受ける 元気な京急が、はりきって振替輸送を引き受けえらいめにあいました。 会社まで5時間以上かかりました。勤務先は京都かっ。 こういう大変は日は、本当に移動しなくちゃならない人だけ電車に乗ることというルールにしてほしい。翌日、ツケがまわって仕事がちょっと大変になるくらいの人は、自宅待機すべしと、きっぱりきめて欲しい。 こうまでして、会社に来ました!なんてことを現すために行った気すらしました。何だその変な忠誠心は・・・

瀬尾まいこの『図書館の神様』(ちくま文庫)を読む。「まいこ」という名にはずれなし。デルフィーヌ麻衣子シアンピ(岸恵子さんのお嬢さん)とか。とか。
こどもの話かとおもいきや、大人のはなし。垣内くんは子供だけど。
最近、正しさの暴力について考えた。正しいことなら、どこまでも主張していいのかと疑問に思うことがあった。 それとちょっと違うけれど、弟の忠告した、「正しいことが全てじゃない。 ~ 正しいと思うことが、世の中の正しさと一致するわけではない。」というくだりに、うなずいた。 のんきそうな人間がさらっという事には、ドキっとさせる力がある。
クールで、ある出来事のために周りより少し早く大人になってしまった垣内くんは、滅法かっこよかった。「黙るべき時を知る人は言うべき時を知る」ということは、私の正義に真似させていただこう。 でもとつい余計なことを言って後で、後悔することが少なくなるかも。
主人公の私は、のめりこむ真っ直ぐな気性で、その上のめりこむものの才能がある。ある出来事で、プツンと折れる。なげやりなようで、かたくまじめ。自分と全然違うのに、とてもよくわかる。この主人公の私のことが好きなのは、あこがれだ。 教師だから、大人だからと、自分をガードせず、ストレートに生徒にものを聞くような姿勢だ。 聞いてみて、試してみて、自分の中で発見だったことをストレートに伝える。 周り道をしたからこそ、私がある。 真剣万歳。 
最後には、泣かされた。
文学万歳。 生徒を読むと、夜中に一人で読んだ時よりずっと面白い。 ~ 単純に楽しい。 というくだりがすてきでした。

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コメント

お疲れ様!
私も最後のほうは意地で行きました、会社。
こなきゃよかったのに、と言われたけどね☆
来てから言うな!とちょっとムカついた。

『図書館の神様』ですが、浅見さんはどうよ?
どうして世の中の妻は○○買ってきて、と夫に頼むか。
それが妻の特権なのか。
などと考えたことしか今となっては覚えていない...

投稿: noppy | 2009年10月11日 (日) 16時23分

おおお、おまいさん 覚えてるのは、ソコだけかい。(ユーは、妻の特権にシビアだものね。)
学校の先生という職についている友の話をきいた上で読むとまたおもしろかった。
浅見さんとの終わり方は、逆にいいな。切ない想いをしてないからそんなこと言うんじゃといわれそうだけどさ。

投稿: マイチィ☆ | 2009年10月14日 (水) 00時33分

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