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2009年10月28日 (水)

『松井今朝子の晩ごはん』

演舞場の初春花形歌舞伎が発表になりました。8月に観たっきりの海老蔵さんの舞台情報はうれしいのですが、なぜ猿之助十八番なのかしらん。成田屋さん。沢山みることができるのはうれしいけれど、もうそうろそろ座頭でないものが観たいよお。大人の歌舞伎にでることって、とても大切な財産になる気がします。10月のしっかりとした歌舞伎座の舞台をみて、しみじみ思いましたことよ。まぁ、はりきって観に行きますけれども。

本やさんの平積みで、この本の第4弾を発見。大好物の日記。しかも松井今朝子さん。とびついて読む。松井今朝子『松井今朝子の晩ごはん』(ポプラ文庫)。
晩ご飯を中心に出来事やら観劇したものの感想。特に観劇部分がたまらない。厳しい批判にも愛を感じる。ああ、それみましたというのも多い。私は役者と知り合いなのよと友達ぶりをアピールしているだけで、なんだか逆に寂しい気分になるような人が多い中(見巧者でもね)、彼女の本は全然違う。おお、そうきましたか、厳しいですな(でもうなづける意見だ)なんて思う。褒め方も気持ちいい。自論は感心するものばかりでなく、愉快なものが多い。
幼いころから、伝統という世界に身をおいた人は、全然ちがう。知り合いのすごさに驚くだけでなく、すごい知り合い達が、厳しい目を持って、作ってきた世界みたいなものをなんとなく感じた。作家となり、老舗旅館を継がなかったからこそ、外の目も持ち、また、どっぷりつかっていただけに、厳しいことをいわせたら、気持ちいい言葉がでてくる。
ご飯がおいしそう。QP教(キューピー3分間クッキングを愛し活用)のところが、なんかいい。石原都知事にもの申すところもなんかいい。
はぁ、住む世界が違うなと思うところと、わかるわかると思うところと、ひぇー甘くてすみませんと思うところがある。いいねぇ。私好みの種類の中のひとつ( one of my favorite type)の日記でした。あと3冊ある。うしし。

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コメント

ご無沙汰してまする。

「伊達の十役」は猿之助十八番ですけれど、初演は7代目團十郎さんだから、市川家所縁の演目ということなんじゃないでしょうかしらん。

確かに、今年は座頭公演が多かったですね。来年はもうちょっとバランスが取れるとよいのですが...

投稿: kirigirisu | 2009年10月30日 (金) 00時14分

kirigirisuさま
お仕事、お忙しそうですね。
「伊達の十役」の初演は7代目團十郎さんなのですね。なるほど。勉強になりました。ありがとうございます。
蜘蛛拍子舞で、玉三郎さんが踊るところを、両側から菊之助さんと松緑さんがじっとみつめる様子をみて、貴重な一か月なのだろうなと勝手に思い込みました。海老蔵さんもここにいたらいいのにと。余計な御世話ですね。贔屓なので勝手な思いいれはとめられませぬ。ね?

投稿: マイチィ☆ | 2009年10月31日 (土) 00時22分

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