『陽気なギャングが地球を回す』
『陽気なギャングの日常と襲撃』を購入。読む前に前編である『陽気なギャングが地球を回す』伊坂幸太郎(祥伝社文庫)を読みなおす。いと かっこいい。
ギャングって犯罪者なのだけど、何か思い入れがある。幼少時につちかった、ギャングに対してもっている「かっこよさ」が、みごとにここにある。
普通なのだけど、何かが備わっていない登場人物たち。でも、体裁を整えるための「まっとさ」なんて、どこか欠けているぐらいの方がいいのだ。一応 ほぼ整えているということより、これはってものを持っているほうがいい。正しいことを、あきらめない強さ。
成瀬に響野、久遠、雪子が、発する言葉にグッときた。祥子も慎一もタダシもね。章立ての仕方や、キャプションのいいこと。やるねっと思うフレーズに、ニヤっとした。
銀行強盗を通じて、ロマンと人としての在り方にハッとする大層面白い読み物です。
ロマンはどこだ。
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コメント
今年は一緒にロマンをさがそう☆
リアルに!
映画版の蝶野は京都の男だったんだよねえ...
だから蝶野が結構好きでした。うふ
投稿: noppy | 2010年1月10日 (日) 20時55分
合言葉は「ロマンはどこだ」にしようぜ。
あっ 公表しちゃった・・・
今回も京都の男を思い浮かべて読んだよ。
アマルフィに出ている時でも、京都の男とは これいかに。
投稿: マイチィ☆ | 2010年1月12日 (火) 23時18分