『陽気なギャングの日常と襲撃』
伊坂幸太郎『陽気なギャングの日常と襲撃』(祥伝社文庫)を読む。いと かっこいい。
ひとつひとつの章が、とても好きで終わっちゃうのがイヤで毎日ちょびっとづつ読んだ。最後は我慢できすに読んじゃったけど。ああ。すばらしい。変わっているようで、生き方がきちんと定まっている人間の口から出ることって、いかしてるなぁ。心がフラフラしないのって、一番かっこいいことだ。
わが道をいく彼らが、頼まれもしない周りの人たちに手を貸す様子が、とても面白かった。手を貸すなんてレベルの協力じゃないほどのことを、サラっとおこなう。 私の特技ってなんだろう。 おかしな言い方で非常に深い哲学的なタイトルがじわじわとしみてくる。章の冒頭の、広辞苑的語句解説がいい。特に例文には毎回クスっとさせられる。大変な時も洒落のめすぐらいの彼らのどっしりとした自分がステキでした。
最後の最後までかっこよかった。
ロマンはどこだ。
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