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2010年1月21日 (木)

新春浅草歌舞伎

Photo_2覚書
浅草歌舞伎、今年は第2部をみることにしました。両親と一緒に。親孝行しているという自己満足。
3時30分開演の前に、ブラブラと。本所吾妻橋の駅で降りて歩いてみる。作りかけのスカイツリーがありました。
Photo_4 浅草寺へお参り。まだまだすごい人出。猿廻しがでていました。小梅ちゃんだったかな、おさるちゃんが 竹馬に乗り、超跳躍してました。べっ甲やら銀細工やら、あちこちのぞいて歩く。
浅草公会堂へ。こちらもなかなかの人出。お年玉の年始ご挨拶は鶴亀さんでした。あえてくだけるところが、手慣れてる。
まずは、「奥州安達原」袖萩祭文。これがみたくて2部にしました。まだキチガイのように歌舞伎をみる前のころ、猿之助さんの袖萩祭文をみました。スーパー歌舞伎の時代で、毎年12月には歌舞伎座で歌舞伎興行に出ていらしたころ。(12月歌舞伎座は、必ず 團さまと玉三郎さんと猿之助さんと勘九郎さんだったかと思う。) あぁ、猿之助さんってうまいんだ(失礼)と強く印象に残ってました。そして、猿之助さんの袖萩は、勘九郎さんによく似ているなと思った変な記憶があります。 お君ちゃんは、永田晃子ちゃんだったはず。けなげで泣かされました。子供なのに、ものすごいうまさ。 とても入り組んだ ややこしいお話なのに、よくあんなに感情移入し 記憶に残っていたなと改めて驚く。自分に!? とにかに、ものすごく記憶に残っている演目です。
勘太郎ちゃん、熱演でした。声のかすれ具合まで、声が 勘三郎さんそっくり。うまいのだけど、この役も難しさをしみじみ感じる。まだまだ伸びる要素があった。三味線の難しさは、残酷な程。勘太郎ちゃん、あんなにうまいのに。袖萩って難しい。そして、ものすごく面白い。この日も、ポロポロ泣きました。今日の子もうまかった。目の見えない母親と一緒に雪の中、駆け付けた館の門前で三味線を引いて語る。勘当された身で中には入れないのだ。目の見えない母が倒れる。ちっちゃい子なのに、寒かろうと 自分の着物を脱いで母にかけ、暖めようとする。エーンエーン。 屋外である下手の木戸の外は、白い。木戸をはさみ、上手は、柱や階段などの黒が目につくすっきりとした館内。あんな小さな木戸ひとつなのに乗り越えられない。こんなにも思いあう親子をはばむ。そんなに立場が大切なのか。大切なのだ。 切ない設定だ。
母親であった袖萩の勘太郎ちゃんは、後半 父親である安倍貞任で出てくる。公家を装っても隠しきれないギラギラとした思いが迫力あり、面白かった。弟の宗任には、愛之助さん。手堅くうまい。 八幡太郎義家の七くんは、気品があり頭脳明晰に本性を見抜くところがさすが。声のきれいさがいい。男女蔵さんの傔仗は、もう一つ肝が欲しい。老け役って難しい。歌女之丞さんの浜夕が舞台に重さを与えていました。難しいけれど、とても面白い舞台でした。環宮明御殿の義太夫は愛太夫と淳一郎さん。いい声。義太夫狂言が好きなのかもしれない。後半、幹太夫に変わりましたが三味線はかわりませんでした。気迫があった。
浅草歌舞伎なので、もう少し 詳しい説明があってもいいのではないだろうか。
Photo ずっしり重い演目のあとは、悪太郎。「悪太郎」は、私の中ではすっかり狂言の演目に定着しているので、あまりの歌舞伎舞踊っぷりにびっくり。亀治郎さんは、大酒のみで、飲むと暴れるので悪太郎と呼ばれるという男。長刀をもって暴れて登場。もう酔ってます。花道を登場し、最後まで突っぱしってました。メリハリとかじゃなく、メリメリ。そして乗り切っているところがすごい。踊りも難しければ、難しいほど、燃えるというかんじで 観ていておかしかった。うまいからいいね。まきまれる僧に亀鶴さん。あんなに張り切って踊る亀治郎さんの横で、しっとりとした動きで、なかなかの存在感。やるな。絵にかいたような腕白小僧ぶりの亀治郎さんをみて、楽しく帰宅。

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