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2010年1月26日 (火)

壽初春大歌舞伎・夜の部

97 日曜日の覚書
ああ、とうとう2ケタになってしまいました。カウントダウン時計
押戻し付きの道成寺。3階左袖からみる。演目と顔ぶれを考え、席をとる。正面席とどちがよかったかなと直前までアレコレ思ったけれど、今回は花道七三がたっぷりみえてよかった。上手は、みえないので聞いて想像。3階の安い席の中で、今回のベストな席を模索するというのも、お楽しみのひとつなのかもしれない。 あと、田中傳左衛門・傳次郎兄弟の歌舞伎座・演舞場のかけもちぶりに驚く。こっちに出たかと思えばあっちへ。
勘三郎さんの道成寺が好きなので楽しみに。團さまの押戻しつき。くしくも今月は、成田屋親子で押し戻し。おとっちゃんの方が大きくみえました。勘三郎さんのぶんぶん踊る花子は可愛らしくて好き。玉三郎さんの涼やかで美しいものもいい。お二人とも情念の出し方が、すごい。今回も鐘をみるキッとしたところがゾクっとした。本物の鐘を見るのでなく鐘をみる。そのまなざしがすごい。 踊りは可愛くて楽しかった。 若い所家さんたちが、とにかく3階にてぬぐいを投げようと張り切っているのが面白かった。ぎゅうぎゅうに固くしばっちゃって 遠投に命をかけているようにはりきってました。本当に、2コくらい3階まで届きました。蝶十郎さんのかな。 
夜の部最初は、「春の寿」 雀右衛門さんのためにかかれた踊りなのだなと感じさせるものでした。王朝風で気品があって。残念ながら、雀右衛門さんは休演されていました。代役の魁春さんは、京や結びの紋の扇をつかっていました。短くて優雅でいいおどりでした。久々に米吉くんの姿をみました。ガチャピンだかムックだかに似ててかわいい。
続いて「菅原伝授手習鑑」 車引。芝翫さんの桜丸のいでたちに驚く。ああこうなるのかと。もう芝翫さんから目が離せない。あのバランス。そして隣の吉右衛門の梅王丸のおおきさ。どこかの劇場の入口に飾られていそうな大きさ。おふたりとも歩くときにはちょっとダラっとゆっくりぎみで あれと思ったのですが、動きを止めた形がいちいちきれい。止まると型になるってすごい。松王は幸四郎さん。梅と松が対決しているような感じがなかった。芝翫さんの桜丸に気をとられていたせいか。最後に、藤原時平の富十郎さんが登場。空気がかわりました。やっと物語が始まった。妖力でなく、威力で 相手を恐れ入らさせる。ものすごい力がありました。富十郎さんの顔の拵えは、隈をとらないもので、公家眉がかかれたもの。今回の顔ぶれにとても合っていました。富十郎さんの時平と、芝翫さんの桜丸にもっていかれました。こんなに桜丸をみた車引はない。
続いて「京鹿子娘道成寺」道行より押戻しまで 勘三郎さんの花子のかわいらしさと、團さまの押し戻しにほれぼれ。昼の勧進帳の義経と弁慶といい、今月は このお二人の顔あわせを楽しみました。前日、演舞場で終日観劇していたので、歌舞伎座の広さも実感。音がいい。1階よりも、3階で聞く音が好きです。そこも楽しむ。鱗四天の花道勢ぞろいもあったしね。先頭は左十次郎さんでした。
最後に、「与話情浮名横櫛」見染と源氏店。与三郎の染五郎さんが意外と(失礼)よかった。ぼっちゃんぽさが似合ってた。蝙蝠安の彌十郎さんとの相性もよく、おもしろかった。羽織落としのところで、海老蔵さんの与三を思い出す。すすすと落ちてました。 彌十郎さんの蝙蝠安は、背が高く迫力があるのに卑屈でもあるというなんともいえないバランスがいいあ。上手がよくみえないので福助さんのお富があまりみえませんでした。あまり高い声でなくよかった。安に、今日のところはお断りしますよと言うところは迫力あった。多左衛門が歌六さんだったので にっこり。
一月の観劇はこれぎり。芝翫さんの桜丸、あの拵えは驚いたなぁ。こうなるのか。

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