花競四季寿・嬢景清八嶋
覚書
今回は、3部曾根崎心中だけでなく、、1部もみてきました。
国立劇場の文楽公演は、人気がありこの日も大入り満員。「花競四季寿」は、万才・海女・関寺小町・鷺娘と、舞踏。 「海女」は、能楽の海人と違いユーモラス。片思いの娘のところにタコがでてきました。しかもタコと踊る。宇宙人みたいなタコでした。 「鷺娘」は、長唄舞踏の切ないものと違い、傘に乗ったりとかわいい。 三味線6人 太夫6人 ずらっと12人。どっしりとくる音量。鶴澤清治さんの存在感がすごかった。
「嬢景清八嶋」花菱屋の段は、十四・五の娘が父のために遊女奉公したいと、花菱屋にやってくるところ。温厚な主と、やかましい女房のやりとりが、面白かった。重たい前の、のんきでゆかいなやりとりは こう、軽く楽しい気持ちにしてほしい。 けなげなお糸に泣かされ、温厚な主のあったかさにじーんとし、最後にケチな女房の心いきに笑いながら、あったかくさせるところがよくできているなぁ。 日向嶋の段は、濃厚でした。ききなれていないので、ずっと”もう大変”っていう口調での語りに ぐったりしてしまいました。人形も、語りも、大変そうなので 雰囲気にのまれちゃった。ちょっと観ているこちらの緊張感がとぎれてしまった。もったいなかった。次回は、早寝して望もう。
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