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2010年3月18日 (木)

没後400年特別展「長谷川等伯」

覚書
東京国立博物館にて没後400年特別展「長谷川等伯」を見る。
はじまってすぐでしたが、すでに結構な人出でした。 
長谷川等伯って何人いたの?と思うほど様々な画風。年代を追って、住む地を変え、画家としての価値を変えていった等伯自身の歴史とともに変わってゆく、その作品の変化も面白かった。
国宝「松林図屏風」の印象が強かったが、こんなにもいろんなものがあるとは。 ダイナミックな屏風絵が気に入りました。金に金の薄を描くところがすごい。派手なんだが、抑えているんだか。 一番気に入ったのは、あの大きな仏涅槃図。 そして、「枯木猿猴図」のやわらかい線にメロメロになりました。売店で猿を買い求めるはめに。かわいい罪なヤツです、枯木猿猴図。
能登の絵仏師・長谷川信春 これも、等伯か(信春時代)と驚く。こんでいたので、ちょっと斜め見をしてしまった。
上洛し、等伯という画人が誕生。のちの水墨画の感じもでてきた時代。敬虔な法華宗徒であった等伯が描く、その関係の肖像画の時代。
それを経て、桃山謳歌-金壁画-の時代。ここ、おもしろかった。 屏風や障壁画がたっぷり。楓や、秋草。波濤など自分の知っていいるものを、こう描くのかという驚き。面白かった。
信仰のあかし-本法寺と等伯-の時代。高さ10メートル、横6メートルにも及ぶという「仏涅槃図」。大きい。想像を超える大きさ。東京国立博物館平成館の あの高い天井から下げているのに、作品の一番下は 折れ曲がって床につくほど大きい。 わたくしの夢のひとつに、歌舞伎座に緞帳を贈呈するというのがあるのだが(←夢をみるのは、自由ですもの!) それも、このくらい大きいのであろうかと考えた。 
墨の魔術師-水墨画への傾倒-の時代。一緒に、息子久蔵亡き後の時代。一緒に、能登から京都にでてきたのに。墨の魔術師というネーミングは、どうであろうかと思う。魔術じゃないよ。 ここに、龍泉庵の「枯木猿猴図」がある。
最後に、松林図の世界。 国宝「松林図屏風」がありました。本館で、展示していたときには、人が少なく ゆっくりみることができたのにな などと思い返す。 出口近くなので、ちょっとバタバタ感があります。人も多く、遠くから鑑賞。 それでも山の中の静けさのようなものがあるのが、さすが。
もう一回、みにいこうと思っていたのですが、ちょっと無理そう。会期1ヵ月と短めなので混雑もものすごいらしいです。

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