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2010年3月 3日 (水)

上海バンスキング

先週『上海バンスキング』を観てきました。
このお芝居は、私にとって特別なものです。こんなに何度も見た芝居はないし(20回近くみたと思う)、こんなに台詞が頭にはいっている芝居はない。なんなら代役ができるかと思うほど。無理でもプロンプならつけられると思う。
はじめてこの芝居を観た小娘のとき、驚愕しました。今のように芝居をみることなど、ほとんどないという生活環境もあったかもしれませんが。そして、上海バンスキングの世界にのめりこみ、オンシアター自由劇場の役者さんたちをこよなく愛しました。アングラ演劇ということばも知りました。 また、昭和のジャズマンたちの資料を夢中になって読みました。ジャズというものに出会い、本物のビッグバンドを聞きにいって、本物のバンドマンのうまさにびっくりしたり。NYに旅行したときにも、ビッグバンドを聞きにいったり。 「オンシアター自由劇場」と出会い、道楽の門をひらいてしまったようです。 
1994年シアターコクーンでラスト公演を行ってから16年たったそうです。 久し振りに集まるオンシアター自由劇場のメンバーが、舞台に現れるだけでジーンとしました。幕明けに、バクマツがトランペットを持って登場し、そこに四朗さんのクラリネットの音が流れるだけで、涙がでてきました。みんな、均等に年をとり、腕をあげたり変わらなかったり、格好よくなったり恰幅を増したりする姿をみて、胸がいっぱいになりました。年をとるのも悪くないと思った。ちょっとくたびれたりしている姿も、なんかいい。
16年も経つということは、あの時の全員が舞台にもどってくることではない。そんな寂しさもありました。
同行のおさるに、助六も沢山観たのじゃないかと言われて考えました。確かに、助六の台詞もわりと頭にはいっている。でも、「上海バンスキング」にはシーンごとに 舞台と関係ない自分たちの思い出にリンクするものがいっぱいある。あのシーンをみるとこんな出来事を思い出し、これをみるとこんな事も思い出す。あぁ楽しかったなぁ。ふがいない思い出までがいとおしい。
こんなに惚れ込む舞台は、もうあらわれないと思う。またこの舞台を観ることができ、その時に熱狂した相方が隣にいるということに、とても幸せな気持ちになりました。

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コメント

いいなー、あのころ何回も見たのですね。私はね、はずかしながら今回が初見。あのころ見たかったけど子育て真っ最中でいけませんでした。吉田日出子さんは大好きな大好きな女優さんだったので、ほんとうにあのころも見たかった。でも、今、自分が同じように年を重ねてみたとき、感慨深かったです。そのころ赤ん坊だった娘も一緒にみたのですが感激してました。見た後、ホテルにお泊り?お贅沢!母娘は本店のミカド珈琲に寄って帰りましたデス。

投稿: ginsuisen | 2010年3月 4日 (木) 23時43分

ハロー相棒
ほんとにほんとにアリガトウ!
ユーと一緒にあの頃観まくったこと、
そして変わらずユーと一緒に今回も観られたこと、
全部嬉しかったよ。
ふがいない思い出までも、ってとこにうなずいたよ。
また小雪バーでDVD観て復習もしましょうね。

でも無駄にムーディーなのはもうごめんだよ!

投稿: noppy | 2010年3月 5日 (金) 00時02分

こんばんは、ginsuisenさん
子育てでお忙しくなさっていたころのお芝居を、美しく成長されたお嬢さんとご覧になったのですね。それも、またジーンとしますね。
私も、吉田日出子さんが大好きです。あのかわいらしさには、メロメロです。残酷な面とか、孤独な顔とか、はっとする顔を沢山持つ、すごい方だと思います。
友人と、時々お贅沢ゴッコをします。楽しかったです。ミカド珈琲もいいですね。
次は両親とみにいく予定です。(まだまだ観ます!?)


投稿: ginsuisen

投稿: マイチィ☆ | 2010年3月 9日 (火) 00時09分

ハロー相棒
どれだけ「無駄にムーディー」にするかに、命をかけております。君のムーディ時間は、のこらずあたくしがいただきますよと、言わせていただきますよ。
ほんとにほんとに楽しかったね。
千穐楽でまた逢おう!


投稿: マイチィ☆ | 2010年3月 9日 (火) 00時11分

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