« 山本冬彦コレクション展 ~サラリーマンコレクター30年の軌跡~ | トップページ | 没後400年特別展「長谷川等伯」 »

2010年3月18日 (木)

おもてなしの美 宴のしつらい

覚書
サントリー美術館で、「おもてなしの美 宴のしつらい」をみてきました。招待券をいただき、ホクホクと足を運ぶ。(ありがとうございました。)
所蔵品展だけあってみたことのある作品が多かった。テーマに沿った展示をすると また面白い見方ができるものだなと思った。
季節がら、雛人形・雛道具。 犬張子のおおきさには、毎度驚く。東博の本館にもあったな。戌の日との関係を調べてみようと思って忘れていたことを思い出した(やってない)。
酒宴の宴の正しい姿の記録のようなものがおもしろかった。食膳具の置き方見取り図のようなもの。 酒器や、茶道具もおもてなし。 遊楽図もおもてなし。 浮世絵も、そのような様子を描いたものが飾られる。無理に、テーマにあわせた感もあるけど。
おもてなしの茶道具に、江戸時代の猿猴捉月図野溝釜がありました。茶道具は、全くわからにのですが、これは惹かれました。茶釜の胴の部分に猿がいる。はっきりは、わからないのですが 右足を持ちあげ、水にうつる自分の姿に対して挑みかかっているようにみえた。月が水に落ちてしまった。大変だ。月を救い出そうとして自らが水に落ち命をおとしてしまった。という注釈があったのは、ここだったかしら。 
『猿猴捉月図』の謂れ。 猿が、池に写っている月を本当の月と間違えて その長い手足を伸ばし 取ろうとしている情景を描いたもの。 実現不可能なことをして 身を滅ぼすたとえのように書かれている。 が、本物の月かと思って 手をのばすことを、愚か ととらえるか はたまた 純真 ととらえるのか。 (私は、純真派。) どこかで読んだ解説は、この世に月がなくなっては大変と、身をていして救う猿 と表現されていました。猿よ、ありがとう。 
江戸時代の楓流水蒔絵車文透香枕という、飾り窓のついた、陶器の枕があった。香を炊きしめて、寝るという趣向なのであろう。風流だけど、首が痛そうだ。
室町時代の、西行物語絵巻は、愛嬌のある表情ですてきでした。
狩野元信の酒天童子 中巻。細かくて面白い。源頼光らと 酒天童子ら が お互いに、酒で相手を油断させ、寝首をかこうとする 火花散る 緊迫の場面らしい。が、酒天童子らが すすめられるまま 酒をくらい、グデングデンになっているようにみえる。もどしてしまっているものまでいるし。吐いたものまで、細かく描かれていて、それを後生大切に鑑賞するっていうのも おかしい。
鼠草紙絵巻の横には、放屁合戦絵巻。放屁の合戦に備え、放屁しやすい食材を食べる図が展示されていました。栗を食べてました。栗って、屁の材料になるのね。
そんなに、新鮮さはなかったけど おもしろかった。

|

« 山本冬彦コレクション展 ~サラリーマンコレクター30年の軌跡~ | トップページ | 没後400年特別展「長谷川等伯」 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/81962/33821537

この記事へのトラックバック一覧です: おもてなしの美 宴のしつらい:

« 山本冬彦コレクション展 ~サラリーマンコレクター30年の軌跡~ | トップページ | 没後400年特別展「長谷川等伯」 »