« 川喜田半泥子のすべて | トップページ | 岡村桂三郎展 »

2010年3月22日 (月)

木田安彦の世界

パナソニック電工 汐留ミュージアムに、「木田安彦の世界」をみに行って来ました。いかしたポスターをみて気になっていました。しかも、招待券をいただいての鑑賞。 母娘ともども、御親切にしていただきました。 どうも、ありがとう。
今回の展示は、「西国三十三所」の版画と、「日本の心・名刹」というガラス絵の 一連の作品をずらーっと展示。木田作品これにあり、という格好いい展示。 しびれました。
「西国三十三所」
2004年~2009年の5年間をかけ作成された、木版画。これが、還暦をむかえた人間のパワーだろうか。とても力強く、若々しい。 圧倒される大胆な構図と、緻密な彫り。 色のなんともいえない魅力。センスというものは、残酷なほど人を選んで与えられたのだなぁ。 かっこいい。
展示には、下絵 と 彫り上がり と 主版 が紹介されている。 そして、木版画の作品が別に展示されている。 下絵や彫り上がり、主版も 迫力があり、それにも見入ってしまう。 これが、何なのか今ひとつわからなくて、展示の方に教えていただいた。 完成品ではなく、こういう過程の展示があること自体 珍しいことであることを知りました。 そこが ちょっと わかりにくく もったいないかもしれない。訳がわからなくても なんだか面白いのだけれども。 木版画をみて、また版木コーナーにもどったり。 知らなかった新しい世界は、面白かった。 木田安彦の千社札が壁に貼られていたのも、いかしてました。
十分満足したところで、次のガラス絵のコーナーへ。ここも、また 新しく 格好いい作品でした。
ガラス絵シリーズは、先ほどまでの 黒の美しさを全面に押し出した世界とは異なる。 金の美しさ。 仏像の あの金箔の 静かな美しさに 魅了された。 格好いい。 一緒に うっとりとみていた母が、「この中でもらえるとしたら、どれがいい? ママはこれ。」 と先に、ツバつけつつ質問してきました。 なんだ その質問?! この親をして この子ありだな。 いかにも、自分のしそうな質問に 「私は、これだなぁ」 と即答しておきました。 その後、2人とも、別の作品が もっと気に入り やっぱりこっちにすると 言い直しあいました。 架空の質問なのですがね。 家にあうサイズなので、そんな夢も膨らみました。 ちなみに、私は唐招提寺がよかったのですが、浄瑠璃寺に変更。 母は、高幡不動尊から三千院に変更。 仏像や寺の切り取り方が、とてつもなくすばらしい。

木田安彦は、木版画制作の細かく緻密な作業のため、眼を悪くし それは版画制作をやめるよう言われるほどだったそうです。 彼は、あきらめず、病を押し、この版画の大連作を完成させた。 版画制作はこれを最後とするそうだ。 気迫あふれるすばらしい作品でした。
単行本のような図録を購入。 編集装幀が木田安彦さんという素晴らしいもの。 本人による図録(本?)は、とても珍しいのではないだろうか。 大事に読もうと思う。 たのしみ。

|

« 川喜田半泥子のすべて | トップページ | 岡村桂三郎展 »

コメント

私は残念ながら、うかがえませんでした。友人が木田さんとお親しいのですわー。
ちょこっと、このブログ、彼女に伝えてもいいかしら。喜ぶと思います。

投稿: ginsuisen | 2010年3月23日 (火) 17時28分

こんばんは。
いろいろな お知り合いの方がいらっしゃるのですね。いいなぁ。
たいしたことを、書いていませんがぜひ。どうぞ。

投稿: マイチィ☆ | 2010年3月25日 (木) 00時07分

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/81962/33876075

この記事へのトラックバック一覧です: 木田安彦の世界:

« 川喜田半泥子のすべて | トップページ | 岡村桂三郎展 »