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2010年4月 3日 (土)

狂言ござる乃座43rd

3月覚書シリーズ
国立能楽堂で、狂言ござる乃座43rd をみてきました。
まずは、小舞 2番。萬斎師の「海人」と、万作師の「鐡輪」。すばらしい。 うっとりする。
「海人」は長い小舞だが、余裕たっぷり。 なにもかも すっかり理解して、自分の中にとりこ込んだものを表現するっていうのは、こういうことかと感心した。 あたりまえのことなのだろうがプロはすごい。万作師の「鐡輪」は、静かなのだけれども、力強く怨念のようなものを 静かな強さで表現する。しびれます。 久し振りに正面席でみて、やっぱりいいなぁと思う。 小舞を、もっともっとみたい。
次に狂言「墨塗」。万之介師の のどかさと、遼太くんのきっちりきまじめさが、よい組み合わせで好きです。
続いて狂言「水汲」。水汲みにきた女(萬斎師)に、ちょっかいを出す男(万作)。単純な設定こそ、ひとつひとつの動作がひかる。
最後に、狂言「賽の目」 これは、長者が娘の婿を募集し、我こそはと駆け付けたものに、算術を問う(賽の目がいくつになるか)。勝ち抜いた男が対面した娘は、おへちゃだったという話。よくあるパターンだが、逃げようとした男を、娘がおぶって退場するのが変わってる。娘が、投げられて倒れた時、裾がひろがった。ああいうのは目立つなとと思った。
狂言のもつシンプルな美しさが映える演目だったように思う。女を主題にした演目を選んだそうです。なるほど。 見ごたえがありました。

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