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2010年4月21日 (水)

『告白』

しえー 驚いた。 どのくらいって宮部みゆきの『模倣犯』を読んだくらいの しえー。 それは、私のものさしだけど。
本屋大賞をとった 湊かなえの『告白』 (双葉文庫)を読んだ。 わーい、文庫された。 まってましたと読み出し、しえー と驚き、やめられず一気読み。 驚愕。 
「愛美は死にました。しかし事故ではありません。このクラスの生徒に殺されたのです」
これだけでも、衝撃。 展開のうまさにうなり、驚き、ゾーっとし、いろんなことを大量に考えた。
もし自分の子が殺されたら。いないけど。親が殺されたら。 許すことはできない。 事件の報道や、小説や、ドラマ。 その中で肉親を殺され 残されたものの気持ちを考えてみない人はいないだろう。自分だったら。 怒りを法で裁いてもらうことが我慢できるのか。 こういう手があるのかとか、誰かが何かをしたことで、巻き込まれた人のくるっていく人生とか、いじめにあったときの自分のとることができる態度とか。 ものすごくいろんな考えがうかび、グルグルした。 答えは出ない。 いいも悪いもない。 事件が起こると絶対に巻き込まれた人の人生は思わぬ方に曲がっていく。 なにをどうしても曲がることは避けられない。 真実の怖いこと。 どの語り手のいうことも、圧倒的に現実みがあって、強烈だった。すごい。こんな感情を味わうことができるとは。本ってすごい。(正確には、すごい本は、すごい。)
みんな読むべき。

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