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2010年5月31日 (月)

座頭市 THE LAST

昨日、旅行支度の合間に、わが町の映画館へいってきました。座頭市THE LASTを鑑賞。5月1日にいったときと この違い。あんなに人がいて、どこも行列だったのに。チケットもポップコーンも全然並んでいません。大丈夫かしらん。がんばれ映画館。
人を斬るという手段で、解決するものはないのだなというのが私の解釈。 それでも、その道を通ってきた市の生涯を否定するわけではない。影を引き受けて進む男の道は、やっぱりこれしかなかったのかもしれない。 とりあえず、今 儲かればいいという悪人。ここで巻き上げつくしたら、他へ行けばいいという浅はかだけれども止めようのない悪の力の、残酷さがすごかった。仲代達矢の悪は不気味で恐ろしかった。 無力で、悲惨で、ものすごく貧乏な農民。それでも、真っ当に生きる方がやっぱりいいと思わせる空気か、あったのがいい。賠償千恵子に言われると説得力がある。自然の美しさといい 残酷さといい、映画らしい作品であった。
もう、どうにもならなくなった状態になった人が、わけのわからないことをする。そういう状況のつくりかたがうまい。宇梶の行動もすごかった。子供店長もでてました。
やくざもの仲代達矢の組に、豊原功補とARATAが出ていて、どちがどっちかわからなくなった。あれ、さっき死んだじゃんって思ったら別の方だった。
勘三郎さんが壷振りで登場。ものすごくちょっとのところがいい。むっちりとした背中だけど、動きがいいなぁと思ったら中村屋さんでした。香取 座頭市には、華があった。 勝新 座頭市をみたくなった。

気が荒くなったせいなのか、上演中に喧嘩しているおじちゃんとおばちゃんがいました。斬り合いにならなくてよかったです。

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眼福 「花形歌舞伎」祭

いやぁ、素晴らしかった。
眼福眼福。大満足。堪能しました。
最後の週末、花道近くの最前列でじーっとみてきました。同行の友人と、それは興奮しましたことよ。魅せる男達だねぇと。 そして千穐楽にも。助六だけでもと3階を押さえておいてよかった。みおさめしてきました。観にいって、こうウキウキした気分になるのっていいなぁ。
一谷嫩軍記 熊谷陣屋。すばらしかった。もう、4月の思い出などよぎることなく集中して観劇。 それが若さなのか、とにかく わかりやすい。感情がむき出し。 実は わが子に手をかけたんだという悲しさ満点で、染五郎 熊谷登場。 七之助 相模も、松也 藤の御方も、隠していないくらい悲しがってた。 そこがよかった。 特に、相模の七くんのすばらしいこと。 本当は子供がいるんじゃないかと思うほど、いとおしそうに首だけになってしまった我が子を抱きしめる。その姿にもらい泣きしました。 海老蔵 義経も、わかりやすかった。そこがどんな苦境にも、凛として立ち向かうようでよかった。 熊谷にかけた「健吾で暮せよ」という言葉に、たっぷり愛情がつまっていて これにもまたじーんとした。 最後の、渡し言葉 「武士を捨て」の亀三郎さんの言い方もよかったなぁ。全てわかって何も言わず見守る家臣の姿でした。 妻のなげくのをじっとみる熊谷の顔がよかった。 妻がぐっとこらえて藤の方へお知らせしたら、まっすぐと前をむいて妻のことを見ようともせず 武士としての務めを果たそうとする厳しい顔つきも。 隠しごとが丸見えなのだけど、あのあつさがよかった。 16歳の子を持つ彼らは、このぐらいの年の人達なのかもなと思いながらみる。 もっともっと成長していかれるのでしょうが、今のこの気迫はすごかった。義太夫(谷太夫 宏太郎コンビ)もよかったなぁ。特に三味線。 舞台をしめたのは、弥陀六の歌六さん。うまいなぁ。幼子の頼朝・義経を助けたから、今 この 平家の衰退をみなくてはならなくなったと、わが身を責めるところが、素晴らしかった。
うかれ坊主の松緑さんで、明るい気分になる。
最後に助六。福助さん、気持ちよさそうだった。歌六さんの髭の意休は、台詞がはっきりと届く。えぇそんなことを言っていたのと改めて驚く。 揚巻に「ど傾城」と悪態をついてました。紙子を着てじっと我慢の助六に 3人兄弟、力をあわせればと香炉を斬ってみせる。3人兄弟なの?? 言葉をきちんと聞きとらせるものの言い方をする方なのだなぁ。だから、心に響くのかも。歌六さん。
「水入り」まで上演すると、吉原仲之町の若いものがいっぱい登場します。いせいのよい男衆がステキ。福助揚巻がタンカをきると、そこまでおっしゃるなら間違いはないのだろうと、あきらかに目の前にいる助六を見逃す。他をあたれと去っていくところが格好よかった。揚巻さんじゃなくて、お弟子さんたちいっぱいのそっちをみちゃった。
助六さんは、でずっぱりで見放題。新十郎さんの後見ぶりも楽しみました。理屈じゃなく、スカッとする芝居。華やかで豪華で粋で楽しかった。

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2010年5月27日 (木)

『地獄のババぬき 』

上甲宣之の『地獄のババぬき 』 (宝島社文庫)を読む。
このミステリーがすごい!』大賞で入選だか何位だかに選ばれた人のようで、抱腹絶倒というような大げさな帯がついていました。 本著は、『そのケータイはXXで』の続編のようです。つまらなくはないけれど、ぜひ1作目を読みたいと思うほどではなかった。いかんせん、帯が大げさすぎる。
卒業旅行のため、夜行バスで東京へと出発した女の子が、バスジャック事件に巻き込まれる。この時点で、大学の卒業旅行にバス?東京?いつの時代よとひっかかってしまった。バスの見取り図が めくったページにまたがって描かれていた。そういう、つまんないところで  もうちょっと工夫できないものか とひっかかった。 軽い面白い読み物でした。

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2010年5月26日 (水)

『下妻物語 ヤンキーちゃんとロリータちゃん』 『下妻物語・完  ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件 』

嶽本野ばらちゃんの 下妻物語・完 の文庫を発見。購入。 まずは、嶽本野ばらの『下妻物語 ― ヤンキーちゃんとロリータちゃん 』(小学館文庫)から読み直し。
先に映画をみたので、頭の中は『下妻物語 ― 土屋アンナちゃんと深田恭子ちゃん 』深キョンちゃんは、足のサイズが大きいらしいので 勝手に親近感を持つ。冷たさ具合がスキ。茨城県下妻だろうと、おフランスだろうとロココを貫く 心の強さが好き。ヤンキー娘の間違ったアツさのかわいらしさと。気持ちいいくらい、世間とづれていて読んでいて楽しい。つまらない で人生すごしていないところがいかしている。
中島哲也監督が映画をとったのね。パコの映画の人よね。 映画で、告白を どう料理するのだろう。
続いて、嶽本野ばら 『下妻物語・完  ヤンキーちゃんとロリータちゃんと殺人事件 』 (小学館文庫)を読む。文庫化を待ってました。
この2人の周りで殺人事件が。事件の方は、あんまり興味ない。主役の2人同様に。 今回は、ヤンキーちゃん恋愛模様もあって さらに笑えました。 イチゴの心の声の辛辣さもさえてます。 あといちいちブランド名をフルでいうところも好き。なんでも略せばいいってもんじゃない。  笑ってよんでいるのだけど、前作同様 やっぱりウルっときた。 ビバ友情。

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2010年5月24日 (月)

『生きるコント』

大宮エリーの『生きるコント』(文春文庫)を読む。
時の人 大宮エリーは、すごい。ものすごい。
人を惹きつける人は、やはり違う。突っ走り方もコケかたも、豪快。一般人とは全然違う。私何もしていないんですよという美人女優とは、全く違う。もうすごく生きている人だ。
エピソードは、桁違いに面白い。おかあさまもすごい。犬を飼いたいとせがむ娘をギブアップさせる方法には目を剥いた。さすが・・・
とびっきり面白く、面白いだけでなくあったかいエピソード。 ぐちゃぐちゃ悩んでいる人はコレを読むといい。ここまでやってから、悩んでみろと。ここまでやったら、別な悩みが生まれるかもしれないけど、つまんない毎日はなくなるはず。
あっぱれな一冊。

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2010年5月22日 (土)

『お嬢さん』

三島 由紀夫の『お嬢さん』(角川文庫)を読む。初文庫化の作品だそうです。
大手企業重役のお嬢さんが、花婿候補の中からお相手を考え、結婚を考え という手順をぐちゃぐちゃに進む。刃向っても 所詮お嬢様のすることという雰囲気がいい。ドラマにしたら くだらなくなりそうなところを三島が描くと 文体の美しさが頭に残る。さすが。
婚活とか、今しかわからない言葉でなく 美しい言葉はいつまでも美しい。主人公 かすみお嬢様が、友達 智恵子のことを お智恵と読んだり、プレイボーイという言葉を使ったり、いい意味の古くささは、上品な印象になった。
こんなに読み易くていいの?という筋立て。疑惑や、駆け引きといったものはどの時代にもあるものだけれども、この落ち着き方はすごい。単純さと繊細さが美しい。
なんともいえない余韻が残る。

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2010年5月21日 (金)

『孤宿の人(上)(下)』

宮部 みゆきの『孤宿の人(上)(下)』 (新潮文庫)を読む。
スケールの大きな時代小説。これ、大河ドラマにすればいいのにと思った。 一年くらいかけて演じることのできる大きな物語。 物語冒頭の海の描き方の影響か、色を感じる壮大な物語だった。
宮部みゆきという人は、すごい。
物語は、讃岐国・丸海藩。江戸から遠く離れ、金比羅参りの人が必ず通る そこそこ栄えた藩。 
江戸から、勘定奉行加賀様がこの藩にお預けになることになる。 この事実で、2人も藩も、何もかも 方向が傾いていく。 民衆の怖さもうまく描いている。野田秀樹の描く大衆の怖さの訴え方と少し共通するところがあるかもしれない。 加賀様の扱いを読んで、ゾーっとした。 加賀様自身の心の強くならざるを得ないことに背筋がのびる思いがした。 事実を知ることは必要なのではないだろうか。 真実を知らず 文句ばかりいう民衆。自分が守られていることも知らなければ、守った人の心根もしらない。 それでいいのだろうか。 知ることは、責任を伴い 覚悟を背負わされる。 その重さを 民衆も引き受けるべきではないだろうか。
丸海藩に置き去りにされた九歳の「ほう」。 引き手見習いの少女「宇佐」。 藩医を勤める井上家のつながりで2人は出会う。 ひとつもいいことがないように見える厳しい生活だが、2人には暮らしを気に病む様子はない。 毎日毎日、することを一生懸命する。今、目の前にあるものを一心になんとかしようとする。 少し、明るい光がさしたかと思うと、必ず人の手によって影がさされることとなる。 それでも、2人は それぞれ 毎日を懸命に生きる。 私のような暮らしで文句なんか言ったらいったら、バチがあたると思った。 これが、苦労ということすらしらない2人。2人自身は、ちっともみじめなんかじゃない。 一生懸命戦っている。 たたかうのは、なにも武士だけでないのだなと思った。 
これ、読むべし。

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2010年5月20日 (木)

市井の山居 細川護熙展

展覧会覚書
メゾンエルメスにいってきました。「市井の山居 細川護熙展」。8階はとても賑わっていました。無料ですし、銀座ですし、エルメスですし。いつものモダンの作品と異なり、茶室を再現という企画や、細川護熙というネームバリューからでしょうか。
東京国立博物館で、細川家の至宝展をみてきた後 おとずれました。あんなにすごいお宝をおもちなのに、市井の山居として自分の作品を展示。 この方は、とても素直な方かもしれないと思いました。 自分の家の宝を全部把握していないような、ざっくりといいものが沢山 城のどこかにあるという感じ。 家の宝を背負って生きているのではなく、宝がある家にうまれてきて、いいものに囲まれて育ったからいいものがわかるという感じ。収集に目くじら立てたりしていない。 自分のつくったものを、自分の家のお宝と 比べる必要など何もない。 自分のつかうものを自分でつくってみたというような作品ではない作品をみて、素直な人だなと思った。 守るのは、宝ではなく、人民なのだ。そんな殿様のようなものを感じた。 
ちょっこんとした信楽童子像が、素敵でした。 油絵の白隠のような達磨はとても格好よかった。

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細川家の至宝-珠玉の永青文庫コレクション-

展覧会覚書
東京国立博物館で、「細川家の至宝-珠玉の永青文庫コレクション-」をみてきました。護熙さんちの歴史、お宝はものすごい!そうかそうかの連続でした。
細川家の初代、細川藤孝(幽斎)は、将軍足利義輝の側近。その後、織田信長、豊臣秀吉に仕える。『古今和歌集』の解釈等についての秘事を三条西実枝から伝授され(古今伝授)、藤孝から皇族や公家等に伝授したそうです。本能寺の変に際し剃髪して幽斎玄旨と号す。
家督を譲られたのは、忠興。二代目は千利休の茶を忠実に受け継ぐ当代随一の茶人。その妻は玉(ガラシャ)。
信長・秀吉・家康ら時の権力者と絶妙の関係を築き、細川家は後に肥後熊本54万石の藩主として明治維新を迎える。剣豪として名高い宮本武蔵は、細川忠利に招かれて熊本に移る。
こういう歴史の背景で、関ヶ原の合戦で用いた甲冑、細川ガラシャ遺愛の品をはじめ、信長に秀吉に家康の書状やら、伝宮本武蔵筆のものや五輪書の写しやら、智仁親王書写やら、もうおかしくなるほど豪華。展示ガラスにはべりついてみる。もう当代の細川護熙のお宝なんて出る幕ないほど。
16代当主・細川護立によって、永青文庫が設立。細川家に伝来する歴史資料や美術品等の文化財を後世に伝える目的の財団法人。白洲正子に古美術鑑賞の手ほどきをし、白樺派同人達のよきパトロンでもあったそうです。美の保護者だそうです。お金持ちの正しいお金の使い方ですね。ありあまるお金で、芸術を庇護する。格好いいこと。  白隠慧鶴や、仙厓義梵のコレクションのすばらしいこと。 能面もすばらしかった。江戸時代の狂言面に魅了された。とくに「狐」。木とは思えない表情。人でないものの表情がすごかった。般若とは面打ちの名前であったことを知りました。永青文庫に、是非 おとずれてみたい。
今展覧会で、一番気にいったもの二つのうち一つは鐔。「田毎の月図鐔」江戸時代18世紀のもの 銘 西垣永久 七十歳作之。文字通り、田毎の月が描かれたもの。鐔(つば)に魅入る日がくるとは。 重文の伝林又七作「桜に破扇図鐔」からはじまり、ガラスケースに ずらっと鐔を 縦に展示。図柄をみて、名前を考えながらみるのはとても楽しかった。
そして、もうひとつは「毛介綺煥」江戸時代18世紀のもの。もうかいきかんと読むその品は、動物図譜。 五代目の細川重賢は、藩政改革を推し進めて肥後の鳳凰と讃えられた名君だそうです。その細川重賢がかかせた写生帖「毛介綺煥」に書き写された蟹のインパクトにやられました。でっけぇ。繊細に描かれているのですが荒ごとのようなインパクト。
丁寧に描かれたものを貼り合わせてできた写生帖は、そのレイアウトもかっこいい。すごい。蟹の爪部分が左右に飛びでて、空いた隙間には隣の動物の尻尾が飛び出てきて貼り合わされています。 名君なだけでなく博物学的にも重要なものを残した方だそうです。
こういうのを〈道楽〉というらしい。道楽は、殿様たちのするものだそうだ。参りました。

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妖の園

展覧会覚書
博多にいったときに、念のため博多座にいってきました。歌舞伎公演がないことを確かめ?!6月の歌舞伎公演のポスターをしばし眺める。
隣にある福岡アジア美術館で開催中の、妖怪展『妖の園』にいってきました。
招かれざる妖怪たちよ、此処へ集え と書かれたポスターは格好よかったのですが、展示は心に残るものがなかったです。もう少しで気になりそうなおしいものはありました。(ポスターの作品)
妖怪をテーマに、水墨画・水彩画・イラスト・PG&CG・墨彩クラフトなどの作品のグループ展。グループ展のよさが裏目にでたのが全体のまとまりがなかった。これも、妖怪というくくり?というものもあった。テーマをはみ出した気概もあまり感じなかった。 無料の催事。

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片岡鶴太郎展・艶葉樹

展覧会覚書
京急百貨店催事場で開催されていた「片岡鶴太郎展・艶葉樹」をみる。
画業15周年記念だそうだ。椿が多いなと思っていたら、艶葉樹(つやばき)という趣向だったようだ。統一制があって、よかった。 俺はお笑いじゃない、画家なんだとか言うんじゃないのと少しうがった気持ちで出向いてすみません。やっぱりきれい。

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2010年5月18日 (火)

よっ 花形!

風邪をぶりかえしちゃった。自分の弱っちさを自覚。つらつらと覚書。

3階から舞台をみて、ああ 歌舞伎座は広かったなぁと思う。
あと、若手をみると大人ってうまいんだなぁと思う。 うますぎちゃって感情表現が汲み取れないときもあるけど。 それが、繰り返しみるとわかってくる。味わい。
年配にならないとでない味っていうのがいいなぁ。年を重ねることってマイナス面ばかり感じる毎日だから。 40・50は鼻たれ小僧って世界はすばらしい。もちろん、ただ年を経ただけではおはなしにならないのだけど。
先々週 昼・夜 通しでみたものの覚書再びと、先週 夜の部をみたもの まぜこぜで。

昼 3階Bより鑑賞
「菅原伝授手習鑑 寺子屋」
武部源蔵・戸浪は、染五郎・七之助。松王丸・千代は、海老蔵・勘太郎。どちらの夫婦も、妻のかいがいしさがよかった。
こうやってみると、源蔵の骨太感を出すのが一番難しいのだなと思う。松王は拵えも立派ですし。 ところが、立派さは力感だけでは、でない。うーむ難しい。でも理屈を超えたい悲しさがあった。4人の中では、勘太郎ちゃんの千代の毅然とした姿が一番芯があったように思った。
松王の衣装はかっこいい。黒地に雪持ち松。あんなコート、いいかも。 
「義経千本桜 吉野山」
福助さんの静御前に、勘太郎さんの狐忠信。若手を感じさせないゆったりとした吉野山。福助さんの動きは、しなやかでいい。形がきれいな人だ。 勘太郎ちゃんの景清の語りは、秀逸。とてもかっこいい。 花道をしっかりつかうので、姿が見えないときは音をきいて想像。演舞場は、左側の席にスクリーンがあり、花道の様子が映る。それはそれで便利ではある。が、安いから見えないといういさぎよさや、音をきいて位置を考える趣向も粋だなぁと思ったりした。新しい歌舞伎座では、どうするのだろう。
「魚屋宗五郎」
宗五郎・おはまは、松緑・芝雀。芝雀さんと会話すると松緑さん 落ち着いてみえる。三吉の亀寿さんの小奴ぶりは気持ちよく、七くんのおなぎちゃんはけなげだった。うまくまとまってるけど、もう少し厚みがでるといいなぁ。余力がありそう。磯部の殿さまの野郎は、海老蔵さん。
「お祭り」
鳶頭、染五郎さんが一人で。そりゃかっこいいよ。でも、舞台に空間を感じた。(全部うまっていないような感じがした)
夜 最初は、1階最前列より鑑賞  次に、2階右前列より鑑賞
「熊谷陣屋」
熊谷と相模、そして弥陀六が芯になって魅せる芝居なのだなと、先月強く思った。藤の方、義経、それぞれが登場することにより流れが変わる。違う顔合わせでみているのに記憶を呼び覚ます程の印象を与えるのはすごいことだ。
とても丁寧に丁寧に演じていることを、感じました。染五郎さんの熊谷、七くんの相模は、細すぎるかなと思いましたが なかなかしっかりしていました。 でも、深みをだすって難しいことだと思った。 歌六さんの弥陀六はさすが。舞台がしまる。 弥陀六に声をかける海老蔵 義経、それにこたえる歌六 弥陀六のところもよかった。しまる大人がでてくると、よりやりとりが より よくなる。 松也くんの藤の方、がんばっていました。 義経の海老蔵さん、首のことはわかっているのが筒抜けにわかっちゃうほど、まっすぐな義経でした。 苦しい立場に立たされても凛々しく清々しい若武者さんでした。 
「うかれ坊主」
お祭りと同じ、15分の踊り。一人でみせるところも同じ。でも鳶頭の染五郎さんのように、もう こしらえから格好いいのと異なり、願人坊主。その挑戦心をかおう。 ただ、これは難しい。軽妙って難解。現代っこなのか、腰の高さを感じる。 身体にブレはなく、余計なことなしにきっちり踊っているのはすごいと思うのだけれども、もっとすごくなる余力がある気がする。 少し表情がつきすぎるのかなぁ。年配になったときに、また見たい。 名チョボクレをみたいなぁ。
「助六由縁江戸桜」 三浦屋格子先より水入りまで
水入りって、資料でしか読んだことがありませんでした。コレだったのか・・・ わざわざ水に入るところが趣向だったのね。 江戸時代、天水桶が街角にある風景が普通だった時代を感じる。 これは体力をつかいますねぇ。珍しいものをみることができました。 あまり、すてきな拵えじゃないのね。死人にような。 最初の出端の衣装があまりにも格好いいから、着替えてしまうともったいない気がする。
吉原仲之町。傾城が並び、花魁道中があって、華やか。なのだけど・・・ やっぱり、4月はってつい考えちゃう。舞台の幅も出ている人数も全然違うのだもの。 それでも揚巻登場のあと、白玉・意休まで舞台に揃うと賑やかに。 七くんの白玉がとてもとても似合っていて、かわいらしかった。細さが逆にいい。売れっ子の花魁にみえた。 歌六さんが思ったより小さくて驚いた。声の存在感はあるのに。 あれれ・・という小ささ。なぜ。歌六さん、うまくて渋くて、とても好きなのだけど。なんでかなぁ。 (富十郎さんは小さいのに、なぜでっかくみえたのだろう。) 左團次さんって大きい男なのだなぁ。 福助さんは口の動きがちょっと派手すぎ。悪態の初音のところは叫んでいるようでした。でも気の強さはよくでていました。動きがきれい。歩いたり止まったり、動いたり人をみたりする動きがきれい。
ついつい、4月はもっと沢山いたなぁと考えちゃう。うーん。がんばれー。と思ってみていると、尺八の音が。虚無僧か、いえ助六さんです。まってましたー。
私の生涯の目標 河東節 ( ←どうやったら、お稽古に加わることができるのでしょうか・・・ 紹介してほしい。 )にのって、ガッガッガッと下駄の音。助六の出端のかっこういいこと。動く形も、止まる形も、決まる決まる。うっとり。まってましたー
松緑さんの力いっぱいのくわんぺら門兵衛は、案外よかった。亀三郎さんの福山かつぎは威勢良くいかしてる。きっぷのいい男ってこういうのをいうのね。亀寿さんの朝顔仙平の気弱なまぬけさは意外と面白かった。 白酒売の染五郎さんの優男ぶりは、海老蔵助六とよく似合っていました。 いい組み合わせだなぁ。曽我満江の秀太郎さんはごちそう。 秀逸なのは、猿弥さんの通人。こんなにいい感じでなさるとは。すごい!ふざけ具合といい、うまいことのいい具合といい、とてもよかった。気に入りました。猿弥さんは、寺子屋の涎くり、吉野山の早見藤太、助六の通人とがんばったって味のでるもんじゃない、風情を必要とするものを手堅く演じていらっしゃいました。やるなぁ。うまいですし、なによりキュートです。 
助六さんは、出端だけでなく名乗りも、喧嘩のお稽古も、ずーっと男伊達で格好よかった。決まる男だねぇ。 よっ 成田や!

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2010年5月12日 (水)

五月花形大歌舞伎

覚書

御名残歌舞伎に、燃え尽きてしまったのかしら。

あまりに 豪華な役者連中の大舞台を、あまりにも 集中して観たせいからかしら。 大満足してしまい落ちついちゃいました。燃え尽き症候群。 余韻にひたって静かに暮したい気分。
私がスケジュールをたてるならば・・・ 4月御名残祭のあと、半月ほどみんなお休み。ゆっくり休養。 そして、残り半月には 若者が、踊りに挑戦。いっそもう素踊りで。大御所の厳しい目が光るなか、基本に立ち返り踊りばかり。朝から晩まで、一日中踊り というお財布にやさしい公演を開催。 そして、6月からぱーっと心機一転、大歌舞伎公演再開! どうでしょう。 そんな妄想をしつつ静かに暮らしておりました。

と、言いつつも 先週 いってまいりました。 新橋演舞場。 五月花形大歌舞伎。
寺子屋に、熊谷陣屋に、助六。 四月にあんなにも素晴らしい配役で、大人の骨太の、熱のこもった名舞台を見せつけたあと、若手に「ほら、やってごらん」というのは、まったくもって酷なこと。 もう少し大人が力を貸してあげてもいいのに。 魚屋宗五郎では、おはまの芝雀さんのおかげで、松緑さんが少しおちついてみえたもの。 大人とかけあうと、呼吸がよくなる。
今月の問題は、よそうと思っても、どうしても4月と比べてしまうこと。 素直に楽しもうと思うのだけれども、あまりにも4月がすばらしくて。特に熊谷陣屋。 あのやりとりが、ふっと瞼に浮かんできちゃう。
みているうちに、この挑戦をみることも見どころの一つなのだなと思った。 比べる意味でなく、体当たりしてぶつかっているところ。 力がはいりすぎているところがよくわかる。 感情は逆にわかりやすいところも面白い。物語がわかりやくなっている。現代に近づくのかな。 燃え尽きぎみでなければ、もっと夢中になってみただろうなぁ。楽しかったです。文句はひとつもない。 この人たちは、大人になれば絶対にうまくなる。この過程をみることができたのは自慢になるかも。 熱演と力が入りすぎることの差について考えた。
なぁんて、クールなことを思っていましたが 助六の出端のところからはぐっと夢中になりました。ここは、團さまは團さま。海老蔵さんは海老蔵さんのよさがある。この人は助六役者だなぁと思った。きまるねぇ。 つがぁーも ねぇー。

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第11回よこはま「万作・萬斎の会」

覚書
先週末、横浜能楽堂にいってきました。 5月になったので、かつお縞の着物で。 近くて楽ちん。 今年 初 日傘をさして出かけてきました。
よこはま「万作・萬斎の会」。これは、万作師の芸話を拝聴することができる貴重な公演。
狂言芸話(11)。今回は、父親と、長男・次男の接し方の違いという観点がとても面白かった。 伝統芸能の世界では、父は父であって師匠である。 長男は早く父から巣立とうとし、次男は 父のやりかたが一番という時期が長いというような持論。 近くに祖父がいるとまたバランスが変わる。 その考えは、とても面白かった。 師匠から教えを受けた「型(表現方法)」と、異なる場合がある。 今では、時代を含めて変化があるとか 昔からのやり方にもどるとか、解釈により幅が出ることを理解できるが、昔はそれができなかったという。 父の通りが一番と。 そして、そのような狭い考えは恥ずかしいことであったとおっしゃいました。
通ってくるべき全うな美しい道だなぁと、背筋を伸ばしてお話をききました。 面白おかしくお話されていないのに、ちょっとした表現がとても面白く、愛情にあふれていました。 ふざけたり、軽口をきいたりしなくても、人をにっこりとさせるお話ができるのですね。 そして、親という存在についてのお話がとてもよかった。 しんみりしたモードではないのにじわっと涙がうかんできてしまって、自分でも不思議だった。何がわたしの心にふれたのであろう。 淡々と正しい道を歩いていらっしゃる師の姿はとてもりりしく、直にお話をきくことができて幸せでした。
演目は、法師ヶ母。そして萬斎師の太郎冠者の咲嘩。 楽しかった。

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2010年5月 6日 (木)

九州 プチ巡業

GWに九州へいってきました。
大分へ飛びたち、 お稽古ごとで緊張し、飲み会で仲間と楽しく盛り上がりました。終わりよければすべてよし。 でなく、間違えちゃったりしたことも、次にはきっとがんばるぞと決意。 元気にがんばった。こんどは、元気+アルファーを出したい。難しくて、面白い。あたりまえだけれども、プロってすごい。頭ではわかっている、そのすごさを強く実感しました。 
大分の人は親切だなぁと思いました。タクシーにの運ちゃんも愉快な人が多かった。
大分で2日すごし、最後 子供の日、特急ソニックで福岡へ移動。 電車の旅もまた楽し。 お昼は、博多で「だるま」という人気店らしいところで濃厚なラーメンを食す。 念のため、博多座へ。今月は歌舞伎をやっていないことを確認。 住吉神社で「ふくおか市民能」を開催していることを、偶然発見。しかも、狂言「寝音曲」が かかっているので、喜んでみてきました。大蔵流のものでした。流派が異なると、こんなにも違うものなのだなぁとびっくり。 仕舞や一調、舞拍子などを楽しみました。有形文化財の指定をうけているという能楽堂は、クラシカルですてきでした。
GW最終日の混雑の中、横浜へ帰ってきました。 2泊3日だけど、濃かった。 日帰り?と思うくらい、あっという間でした。

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2010年5月 2日 (日)

『勘三郎、荒ぶる』

小松成美の『勘三郎、荒ぶる』(幻冬舎文庫)を読む。
勘三郎さんの「舞台に命を燃やす疾風怒涛の日々」。 この表現が 全く大袈裟に感じない人だ。 好江奥様のすばらしさにも驚く。控え目っていうのとは違う 細くて強くて 厳しい女性だなと思っていましたが、そこに+天才とかわいらしさも追加。 久里子ちゃんと勘三郎さん兄弟の芝居好きのすごさもおもしろかった。
小松成美さんは、どう取材していくのかなと興味を持って読む。 関容子さんのすばらしいものを読みなれているので、つい比べてします。 ちょっと甘いなぁ なんてやや辛口に読んでいたのだが、いい意味で素直なところがいいなと思う。 伝統芸能とはみたいな ありがたがるところが いい意味でない。すごさとかちゃんと踏まえて でもそこに重きをおかず書いている。 気に入られるのがわかる聞きっぷり。 七之助くんが捕まってしまったところを、きちんと書いているとこに芯を感じた。 こんな風に真摯に描けるのは あなただけです とまで思った。 涙がでました。
勘三郎さんのあつさは、尋常じゃない。 怒ったくだりは、自分が怒られたほど怖かった。 誰がなんといおうと新作も古典も あれもこれもみんなやるよ。 文句があるヤツは おれのところへこい。 100%本気で思っている人だな。 歌舞伎界の人は、いろいろ細かい しきたりがあるようで、一番世の中に しばられていない人達かもしれない。 目上の人、仲間が 本当にすごいし、尊敬に値する。 やりたいこと、するべき姿を 常に考えている。 そしてものすごく働きモノだから。
解説はクドカン。おさるが、小松成美さんのことに全くふれず 勘三郎さんのことばかり書いていると言ってました。 あまりに そのとおり。おかしくなった。いかした解説です。 「大江戸りびんぐでっど」をみたので、いっていることがわかりやすくって、本当にそうだよねと あいづちをうちながら読む。 匙かげんがうまいね。
勘三郎さんの魅力を堪能。 中村屋!

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2010年5月 1日 (土)

アリス・イン・ワンダーランド

ただいま、ミニミニぎっくり中。
ん? 何やらちょっと腰が痛いかも。
接骨院にいってみたら、軽い軽いぎっくり腰のようなものといわれました。えぇ。
重いものを、持っやわけじゃなにのに。(道楽しすぎくらいしか思い当たらないわ。)

映画の日。わが街にできた映画館にいってみました。本当にやってるの?といぶかしく思っていましたが、本当に上映してました。しかも、3Dも。
冥土の土産に一度はみてみたい3D。アリス・イン・ワンダーランドをみてきました。
本当にとびだしていました。技術の進歩ってすごいわ。不思議の国のアリスを読んでいる人には、どう映像化・実写化するのかって面白さがある。知らない人でも楽しいと思う。 歌舞伎三昧の日々を送っていたので3Dは刺激的でした。 いろんな世界があるのね。

腰が ミニミニ痛い。困ったなぁ。

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閉場式

Photo_5 閉場式に行ってきました。
職場にも感謝。GWあけたら、頑張って働きます。
フレックスで駆けつけましたが、到着したらもう都風流というのは終わっていました。次の道成寺がはじまったところ。花子の福助さんが七三に登場したあたりでした。玉三郎花子がすっぽんから上がり2人になったり3人になったり。最後、蛇になった時には、5人の花子が!(玉三郎さん、時蔵さん、芝雀さん、魁春さん、福助さん)さすが、この場に立つ人だけあってそれぞれ面白かった。これ、若手が5人でなんて活用できないかしらと思う。 踊り方の違いが、面白かった。とにかく豪華。
休憩10分があって、芝翫さん・藤十郎はん・富十郎さんの口上。ちいさくて大きい。
また休憩45分。ごったがえす売店から引き上げ、早めに席に。懐かしの名優の映像。ときどき拍手がおこったり。映像でも、すごさはわかる。それぞれ、自分のみた時代の名優を自慢したくなる気持ちがわかるかも。 最後ご挨拶・手締め。 常識幕があくと、ズラーっと紋付袴の役者が勢揃い。わぁー。感無量。手打ち式みたいでした。最後に、舞台と観客一緒に手締め。松竹の会長が、一生懸命 いい劇場を作りますとあつく挨拶されました。待ってます。
Photo_7 空っぽになちゃった。抜け殻じゃなくて、満喫し終えました。 すがすがしい気持ちで歌舞伎座を後にしました。


新しい歌舞伎座ができるまで、2年と11ヶ月だそうです。 それまでに、私個人は 何をなしえようかと考えた。

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御禮本日千穐楽

Photo_3 御禮(おんれい)本日千穐楽という垂れ幕の下がる4月28日の千穐楽に行ってきました。一番お世話になった3階で終日じっくり観てきました。
寂しさが強いかなと思っていたのですが、大いに満足しました。真剣にみて、沢山の愛情を感じ、大満喫。
1部の幕があがったときの拍手のすごさ。今日は、気合はいってますよーという感じで面白いほど。團蔵さんの登場に、みかわやーの大向こうが一斉にかかり、すごい。おかしくなっちゃった。團蔵さんが何言っているのかわからないほど。 そして、舞台の気合もすごい。曽我五郎の海老蔵さんの声のまた大きいこと。とにかく役者さんの気合もすごい。180%で全員突っ走ってました。 演じるほうも、観るほうも、気合合戦。オレの方が愛してる。オレだってまけないぜ。って感じ。巳太郎さんの大薩摩も大迫力。ピーンと格好よかった。 連獅子の中村屋親子の気合もすごい。4代目歌舞伎座の歳の数だけ振ります!というような、止める気のない毛振りに、こっちも拍手をやめる気はありませんぜと応える。 愛情のコール&レスポンス。 助六まで、どれもこれもすばらしかった。寂しさなんて、寄ってくる隙がない程、濃厚 といいますか もう沸騰! ああ、楽しかった。 
Photo_4 一部のときに、隣あわせた方が、とても気持ちのいい方で 一緒にときどき スゴイワネとウフッと笑いあったり。中村やさんのご贔屓らしいです。また、隣合わせたい女性でした。 一部と二部の間、二部と三部の間も、外に出ず歌舞伎座の中ですごしました。3階のカレーコーナーでコーヒーを。常連のおばさまがたが、カレーのマスターとお話しているのを、近くで御相伴にあずかりました。寡黙な方かと思っていましたが、おちゃめな紳士でした。マスター。 また3年経ったら、会いましょう。それまで元気に体を鍛えてって。しんみりせず、ニコニコしてました。おばさまがたも好き勝手に話かけたり、勝手に人の質問に答えちゃったり。すごく面白かった。 売店の方がたと、お礼を言っていただり、お礼を言ったり。 本当に、愛情あふれる空間でした。
新しい歌舞伎座ができたら、また元気に観にいこう。あの歌舞伎座の音は、最高だったなぁ。時に3階がね。なんて言っちゃおう。きっと年月を重ねてこんなに素晴らしい場所になったのでしょう。 この歌舞伎座で、こんなに夢中になることができて楽しかった。いいお仲間もできました。楽しかった。 
どうもありがとうございました。

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