« 花柄祭 | トップページ | インターコンチで昼食を »

2010年6月30日 (水)

ロココ祭

6/8(火)④
今日は、こじんまりした個人邸宅の美術館を訪問第2弾。ウォレスコレクションへ。
上の階からくまなくみる。ここは、ロココの館♪ 胸を出し(半分ないし、全部)、バラ色のほほの女子しかいない世界は、甘くロマンチック。 フワフワしたドレスをきていないものは、人間じゃなくってよ。ホホホ。
美術史でロココといえば、必ずでてくるフラゴナールの『ブランコ"swing"』があるので有名な美術館。フラゴナールの絵は、きれい。ロココ ロココした中でも、表情のやさしいこと。ブランコをこぐお嬢さんの斜め下に、しゃがんでいる貴族が本当にいました。(そりゃいるけど。)のんきで優雅でちょっとはしたない。フラゴナールのふんわり感は抜きんでています。ブーシェの『ポンパドゥール夫人像』もきれいでした。こういう絵は、こういう部屋にいて幸せそう。「パンがなければケーキを食べればいいのに」と、言ってしまいそうになるお屋敷でした。 
お部屋には、壁いっぱいの絵画。家具も もちろん選び抜かれたもの。キラキラした小物たちは、ガラスケースに入れられ、光で退色しないようカバーがかかっていました。めくって観ていくというのが面白かった。他にも、ルーベンスとか、ベラスケスの作品も。もちろん、ターナーもありました。 ここでもまた、「本物?」ってお互いに聞きあいながら鑑賞。
サー・ジョン・ソーンの、すばらしいものを大切に集め、暮らしの中で毎日楽しめるように工夫した館の趣と全く異なるお屋敷でした。 お金持ちが、きまぐれに集めたもの、無理難題を押しつけ描かせたものとかありそう。「なんだか素敵なもの」「なにやら可愛らしいもの」でいっぱいにした館には、余裕がたっぷり。 のちに、ナショナルギャラリーで、教えていただいたのですが、ウォレスコレクションは、外へ持ち出すことを禁止しているそうです。 ここへ足を運ばないと、みることができないのですって。 信念をもって集めたのですね。お気楽と思ってすみません。 経済的余裕を感じるお屋敷でした。統一感があって、すばらしい。
満腹すぎて、胃袋にちょっとの余裕もないことが惜しまれるすてきなカフェがありました。人の楽しんでいるアフタヌーンティをじっとながめるだけにしておきました。
1階には、うってかわって甲冑コーナー。磨きあげられたそれらは、ピカピカしていました。甲冑どっさり、剣もどっさりの中を歩く。右胸に取っ手みたいなのがついているのはなぜだろう。きっと、あれをひねるとエールがでるのよ!泡のたたないアレが!と激しく妄想トークを繰り広げる。 甲冑によってはもうひとつ突起があるものも。 あれには、きっとポテトを刺しておくのね。「エールを飲みたまえ、ポテトをつまみたまえ。」と勇ましく歩くのよと妄想トークも、絶好調。ついには、戦に・・・「諸君エールの戦いだ」と勇ましく宣言。 もうね、エールは武器なのです。あまりグッとこないエール。エールを飲ますぞ!と、とりつかれたように盛り上がる。 次の小部屋には、馬にも鎧をきせ、甲冑に身をつつんだ騎士が。馬、重いだろうな。しかし、こんなものを、おうちの中にすっぽりと飾ってしまえるなんて。すごい。貴族ってすごい。 館の前で、貴族気分で優雅におじぎして写真をとってきました。
帰って調べたところ、ハートフォード侯爵家 三、四代目侯爵が築き上げた美術コレクションだそうです。生涯独身であった四代目ハートフォード侯爵は、非嫡出子を残して亡くなりました。リチャードは侯爵位を継承することを許されなかったため、母方の姓であるウォレスを名乗り、更にコレクションを増やしたそうです。妻を残しパリで亡くなったリチャード・ウォレスの遺言で、イギリス国家に寄贈し、これが現在のウォレスコレクションになったそうです。おのんきかと思ったのに。人に歴史ありでした。

|

« 花柄祭 | トップページ | インターコンチで昼食を »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/81962/35594625

この記事へのトラックバック一覧です: ロココ祭:

« 花柄祭 | トップページ | インターコンチで昼食を »