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2010年9月28日 (火)

晩夏漫画祭

いつものようにおさるのおかげで、またもや漫画祭開催。いつも太っ腹にいいものを、たんまりと貸してくださる。おおきに。
デビッド・宮原&たなか亜希夫の『かぶく者(7)』(講談社モーニングKC) 伊右衛門さん観劇後に、ぐいぐい読む。舞台の描き方が細かくてすばらしい。ありすぎるほどの勢いがあり、かつ緻密。 本身の刀ってあなた・・・ この漫画は、ものすごいことになってる。 本物の歌舞伎は軽ーく毎月すごいことをやっている。そこまでもすごいと思った。
椎野鳥子の『CLOVER』(7~10巻・集英社文庫) OL社内恋愛漫画。なのに他人事に感じるのはなぜ?嫁修行みたいなのにいたっては、もう想像すらついていかなくなった。なぜ?おきばりやす。
東村アキコの『海月姫(05)』(講談社コミックスKiss) これを読むと、なぜか つる姫じゃ~ を思い出す。社内恋愛OLよりも尼~ずの方が溶け込めそう。夢のすてきなお洋服みたいな感じも好き。
黒娜さかき『青春♂ソバット(3)』(小学館IKKICOMIX) 学生思春期のめんどうくささでも、男子のはめんどうくさくないかも。アツいんだか冷めてるんだか、もどろこっしいところもなんかいいね。
西炯子の『娚の一生 第三巻』(小学館) ああ完結しちゃった。こういう、本人はちっとも色っぽいつもりがない人の色っぽさに、かなりひかれて読んでいました。年上のヒトがみんな、こういう海江田先生のようなくせがあって色っぽい人なら、毎日あちこちでドキドキできるのかも。急に親戚連中にまっとうなコトをズバっというとか。ツボな行動がいっぱいでしたよ。もう。いいなぁ。
羽海野チカの『3月のライオン(4)』(白泉社) 将棋って全くわからないけど、その勝負の世界に真剣に向き合うつらさはよくわかる。孤独とか、こういう人が感じるものなのだ。簡単にさびしいとかぬかすなよと、自分を含め言い聞かせたくなる。じーん。人のあったかさがしみるぜ。
心にしみてくるものもう一冊、杉本亜未『ファンタジウム(5)』(講談社モーニングKC) 自分のことを細かく説明して納得してもらっても、そればなんだ。自分は自分。それをしずかに背負っていく格好よさを子供に教わる。 恋だけでなく、いとしく思う存在がいるってことが生きる糧なのね。あたりまえすぎて、忘れちゃう。いかんいかん。

☆中村光の『聖☆おにいさん(5)』(講談社モーニングKC)
もうこれね、すごいね。この漫画をもっと楽しむためだけに聖書とかきちんと学んでいいと思うほどいいね。日本人みたいに宗教におおらかな国でしか愛読できないのが、もったいないわ。すごいよ。ええ!ええ!といいながら笑って楽しむ。 
『臨死!江古田ちゃん(5)』(瀧波ユカリ/講談社アフタヌーンKC)
江古田ちゃんラブ。江古田ちゃんに言われると猛禽ちゃんもプロ意識のある仕事してるのだなと思うよ。なんであれ、すご腕には違いない。ぉねえちゃんは、またすごい。江古田ちゃんのおっしゃることは深い。ははぁと感心することも。もはや教祖さまの域に!?
清水玲子の『秘密(8)』(白泉社ジェッツコミックス) 最後にとっておいて、じっくりと読みました。丁寧に向きあうないとヤケドするぜ。正義のために身を削る。本当に心も身体もすりへらして、なお立ち向かう。正義って言葉にするとウソくさかったりするけど、彼らの守ろうとしているものは、なんだかそういう言葉にできないとても大切なものだ。そして、だれと一緒に戦うかなのかも知れない。人の恐ろしいほどの想い。ぞーっとする怖さにも、あたたかさにも、心がぐらぐら揺れた。怖い。でもすごい。知るって怖い。知ったことにより引き受けざるを得ないものに押しつぶされそうになるけど、やっぱりどうしても読みたい。そんな一冊。(の8冊め。)

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