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2010年10月 7日 (木)

『シー・ラブズ・ユー-東京バンドワゴン-』

先日、歌舞伎座前をとおりかかったら 工事中の幕の向こうの歌舞伎座がなくなっていました。あぁ。

小路幸也の『シー・ラブズ・ユー-東京バンドワゴン-』 (集英社文庫) を読む。東京バンドワゴンの第2弾。愛すべき、「お茶の間」の世界の第2弾。 
今回も大家族 堀田家では、いろいろな事がおこる。親子も恋もままならない関係になるのは仕方のないこと。それを何とかしようと奮闘。家族のことも近所の人のことも、できる限り、いとおしむ。うまくいかないことの受け入れ方もいい。ほろ苦いのも人生だ。大勢の人間が出入りし、ちょっかいを出す。それは面倒くさいようで、その存在が生きる力になる。 「よかれと思ってしてあげた」的な、おしつけがない。おせっかいは百も承知、ここの登場人物には無償の愛がある。父親 我南人の言う「LOVEだねぇ」は、大袈裟なようですが、ごく普通にみなの心にあるもの。この小説の世界にはいっぱい転がっている気持ち。 甘えず、頼らず、コツコツ生きる。まっとうな彼らはいいなぁ。基本的なコトをちゃんとしなくっちゃと思うワタクシなのであります。

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