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2010年11月 2日 (火)

雷桜

映画の日。地元でおさると邦非映非連活動。「雷桜」をみる。顔がベタベタになる。泣かされたー。蒼井優ちゃんに泣かされたー。
宇江佐真理さんは、函館出身。小学校の終わりごろ3年ほどくらしたことがあるので地元愛も加算され好きです。女性の強さをよく描いています。この雷(遊)の強さはものすごかった。蒼井優はすごい女優です。里の者とすら話すことのない山の暮らしだからこそ、殿のすごさが今ひとつわかっていない。俺が山を案内してやる。そのまっすぐさに参った。
岡田将生くんの殿は、退屈しているのとは違うイライラが結構よかった。そして思ったよりたくましかった。 命がけの殿につくすものすごい忠義の心を柄本明にみせつけられ、上に立つものの苦労をも感じました。息子さんもちょろっと出ていました。ならば公方さまの三津五郎さんと一緒に巳之助くんも出たらいいのにと、おさるといいながら帰る。
盛り上がった場面での音楽の使い方が、唯一気になった。急に雰囲気の異なるメロディラインを大きな音で流し盛り上げようとしていた。あれは不要。俳優の力で、画面だけでぐっときたのに。逆にこれはtoo muchと余計なことを思った。泣きながらだけど。
幼馴染の2人の夫婦をみて、ふといいなと思ったり、自分をもてあまして山の家に帰ったり、どの場面をみても 雷(遊)は必死に生きている。怒る顔も、ふとみせる優しい顔も、寂しそうな顔も、みとれた。蒼井優ちゃんはすごい。観てよかった。

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