歌舞伎の殿堂 歌舞伎座の120年展
先週 銀座・和光 和光ホールにて開催中の 「 歌舞伎の殿堂 歌舞伎座の120年展 」にいってきました。 こちらは無料。
高島屋と比べ、品数も少なく、空間も小さいのだけれども、上品でよかった。
第4期歌舞伎座が一時閉場。第1期の歌舞伎座から振り返る。第2期からは客席の写真がありました。日本髪をゆっている人がいっぱい。桟敷中。世話物がかかったときには、舞台の人と観ている人と同じような格好をしていたのですね。 第3期になると、着物で観劇している人が大半なのですが、髪型が現代風。 第4期になると、洋装が増えていました。 どちらも、男性が沢山。今のように、ほぼ女性の客席と全然違います。女はそんなに出歩くものではなかったのでしょうね。 第4期は、私の知っている歌舞伎座なのですが、男性が沢山いて また別な雰囲気。 2階横の席の前後桟敷の席のところに、沢山人がいて、立ち上がって花道を見つめている様子。どんな雰囲気なのでしょう。 いろいろと想像をかきたてる写真でした。 天覧歌舞伎のときのものも、じーっとみつめてきました。
隈取りや、名優の絵筆、筆跡を楽しみました。 教養があってあたりまえなのですね。 だからこそ、どんな役も演じることができるのだなぁ。
高島屋は、期待しすぎてギャップがありました。あれだけ、いろいろな種類の展示物の提供を受けることができたらば、仕方がないかな。確かに、懐かしの物たちとの再会は嬉しかった。じっくりみました。映像も。それでも、何かうーんと思った。
こちらは、品よく楽しかった。
デパートの展示に関して、いろいろと考えたりもしました。
歌舞伎座の歩み
1889年11月 第1期歌舞伎座開場
外観は洋風、内部は日本風の檜づくり
1911年 第2期歌舞伎座誕生
純日本式の宮殿風に大改築
1921年10月 漏電により焼失
1924年12月 第3期歌舞伎座落成
奈良朝の典雅と桃山風の豪華さを兼ね備えて再建
1945年05月 大空襲により、外郭を残して焼失
1951年01月 第4期歌舞伎座落成
第3期のデザインを再現しつつ近代的な設備を取入れ再建
2010年04月 建替えのため休館。
2013年春 第5期歌舞伎座が開場予定
待ち遠しい。
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