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2011年1月17日 (月)

新春浅草歌舞伎 2部

今月は、歌舞伎が沢山かかっていてうれしい。あとは、浅草1部と国立が残っています。昨日 両親と一緒に、ほくほくと浅草1部を観にいってきました。先週、おさると発見し、驚いたスカイツリーの大きさにまた驚く。浅草は、まだまだ大賑わいでした。
浅草公会堂の前のスターの手形。富十郎さんと高峰秀子さんの手形の上には、献花がありました。あぁ。
冒頭のお年玉ご挨拶は、愛之助さん。休演ときいていたのにうれしい驚き。インフルエンザだったとのこと。2~3日で復帰とは。大丈夫なのでしょうか。大熱演でした。(挨拶がでなく、舞台が。)
最初は、三人吉三巴白浪。ずいぶん昔、。大川端だけ浅草歌舞伎でかかったとのをみました。あのときは寝ました。うつらうつらして、席の横の壁に音がするほど頭をぶつけたことをよく覚えています。翌月歌舞伎座でみたらうまいなあと思ったのに。有名な台詞もあり、みばえのする場面なのに 若手だけだと、どうしてぼんやりしてしまうのだろうと印象深く覚えている演目でした。 時は流れました。なんと立派になられたこと。もう寝ません!お嬢・お坊・和尚は、七之助・亀治郎・愛之助。七くんのお嬢は貫禄がありました。(かわいこちゃんではないところで)。 亀治郎さんのお坊は、いいとこの子が悪事の道に走ったというどこか鷹揚さがあった。愛之助さんの和尚は、3人の吉三のなかで、兄貴というなら、もう絶対に和尚という 大きさがありました。何の因果か、同じ呼び名の悪党が三人というめぐりあわせを感じました。(大歌舞伎だと、ご本人の個性が強すぎて そういえば同じ名前だった・・・程度になります。)
序幕の大川端から、巣鴨吉祥院本堂、裏手墓地、元の本堂。最後に大詰の本郷火の見櫓まで。吉祥院もよかったです。愛之助さんの和尚の、事情を全てのみこみ、俺にまかせろという腹づもりがすばらしかった。 たのもしい。 お嬢とお坊、仁左衛門・玉三郎によるお嬢とお坊は怪しさがあった。その色気もよかった。 七之助・亀治郎の2人は怪しさはないが俺とおめぇの2人の死で、大事な兄貴の恩に報いようという純粋な思いがでていて、これはこれでいいものだなと思った。 おとせの新悟くん。ずいぶん娘さんらしさが出るようになていてびっくり。十三の亀鶴さんのやさおとこぶりもよく似合っていました。 観客に、ものすごい集中力をもたすまでではないが、この組み合わせもなかなかいいなという色の出ていた面白い三人吉三巴白浪でした。
休憩後、猿翁十種の内 独楽。明るい踊りでぱっと幕開け。いいねぇ。独楽売萬作に亀治郎さん。おひとりで登場。独楽売のこしらえをすると従兄弟さんにそっくりでした。
なめらかな動きがうまいねぇ。うまい人がとことん努力して、それをさらっとみせてくれる。(以前は、とても御上手なのですが 自分のうまさを前面にだしすぎていたのが少し気になっていました。) 吉三の芝居の台詞のたっぷりさ、この踊りのようにきちっと踊っているのにどこか余裕があるように感じる ゆったりさ。これがいい。 こういう鷹揚な空気が好きなので、歌舞伎が好きなのだろうなぁと、そんなことを考えた。
江戸時代の物売りの風俗を写した踊りだそうです。独楽売が独楽を回す。独楽を回していますよという工夫がニクイ。最後に自分が独楽になり回るというその発想。楽しかった。
そういえば、浅草のチラシって、名字から書いてある。珍しい。 ここも、若い人に門戸を広く開く工夫なのでしょうね。300人以上歌舞伎役者がいても、名字って15個くらいなのでは。同じすぎて書かないものね。 ( TVで 釣瓶が、松也くんのことを「尾上」って呼んでたけどね・・・)

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