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2011年3月22日 (火)

『板尾日記 1』『板尾日記 2』

避難の大行進のときに一晩中起きているならば、手持ちの本では足りないなと考えた。行進途中の田町で明るい書店をみつけ購入。『板尾日記 1』『板尾日記 2』(幻冬舎よしもと文庫)を読む。作者はもちろん板尾創路。
著者からの内容紹介。
「人の日記を読んだりするのは最低やと思います。」板尾創路。 
そんないかした本。
私は、プロの物かきの日記が好きである。かつ板尾創路が好きである。従ってこれは、相当嬉しい本である。
1月1日から12月31日まで、毎日かかさず 大学ノートに綴った日記。お笑いとか俳優という自分の定義がしっかりある人でした。プロの仕事をしない人には手厳しい。その切り捨て方にハッとしたり、当然と思ったりした。 本気で働いていないことは、本気の人にはみんなお見通しなんだな。 普通と特別が入りまじった暮らしは、興味深い。 人に自分をみせることを職業とした人の生き方って厳しい。 プロフェッショナルさを出しつつ、嫁のしてくれることに一喜一憂したりする。 嫁は桜が好き。嫁はフレンチが好き。そして創路は嫁が好き。
一億円当たるより、一億人を笑わす言葉が欲しいわ、マジで という一言にしびれた。

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