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2011年4月 1日 (金)

2011年3月

大変な月であった。来月になっても引き続き ふんばりが必要です。
人の優しさが身にしみた。毅然として働く人々を心から尊敬した。普通に暮らすということがこんなにもありがったいことであったのか知った。
余暇を楽しむことにためらいがある。出かけることが不安だからなのであろうか。家に大人しくいると、何か協力しているような気になるのであろうか。申し訳ない気持になる。 自分の気持ちがよくわからなくなった。 被害にあっていないのにどうして混乱するのであろう。安全な所でこういうことを考えることすら贅沢な気もする。 直接被災し、必死に毎日がんばっている人でなくても、その心は混乱する。今、そう思うようになった。
大震災のため、公演を中止(もしくは延期)と決めた公演が沢山ある。
国立劇場での『絵本合法衢』が中止になった。
神奈川芸術劇場(KAAA) での『杉本文楽曾根崎心中』が中止になった。
国立能楽堂でのござる乃座が延期になった。
上演を中止という決断。私は、その決断に同意した。
一方、がんばって公演を続けている新橋演舞場の3月大歌舞伎もある。こういう時だからこそと上演を続ける公演もある。
私は、その決断にも同意する。
どちらも、いろいろな立場で 深く考えて出した結論。正解というものはない。出した結論にそれぞれの団体が真摯に対応するしかない。真剣な決定であればいい。
歌舞伎に狂言に文楽。普段なら、何をおいてでも観に行きたいと思う。 どうしても心が浮き浮きしない。誰でもそうであろう。 自分が楽しみたいかどうかすら わからなくなってしまっている。中止と主催側に決めてもらい、ほっとした。 がんばって上演を続ける演舞場は、遠方からの友人といくはずだった。悩んだ末 諦めた友人。一緒に観劇をやめた。やめたかった。電車運行が不安定という要素も大きい。楽しみで出かけて帰宅できなくなるというやっかい者になることを恐れる気持ちも大きい。 なによりも、家にいたいと思った。家族といたい。 楽しむことに申し訳ない気持ちもあった。
あの惨状に驚き、TVの前で見続けた。画像を見続けることしかできない人の心も、くたびれさせてしまっていたのだと気づく。
明日から4月が始まる。
ちゃんと自分で決めて、どんどん行動しはじめてみよう。今までのように楽しいことに浮かれてみよう。 どこかでがんばっている人のことをちゃんとわかった上、私の毎日をちゃんと過ごそう。働いたり、楽しんだり、のんびりしたりして、ちゃんと暮らす。無駄に生きない。 沢山考えたこと大切なことを忘れない。
いろいろな機関が、それぞれいろいろな結論を出す。どういう結論がでても、それに対して文句ばかり言う人には、絶対にならない。 このことも忘れないでいよう。

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コメント

公演が中止になったことはやむを得ないことと思いますが、神奈川芸術劇場のチケット払戻しの対応がひどすぎます。連絡して半月以上経つのに、払戻し用の書類を送ってきません。3月29日と4月1日に再度請求しましたが
なしの礫です。あわよくば期限切れにしようとしているとしか思えません。

投稿: 正ちゃん | 2011年4月 2日 (土) 13時55分

正ちゃん様
確かに・・・
KAAAは、手続きの返信用の輸送が遅かったですね。4月1日に届きました。 もうじき届くのではないでしょうか。対応が遅いことをKAAAが自覚しているようですので、期限切れはしないのではないでしょうか。
こちらからKAAAへメールで連絡する形をとっています。返信対応に時間がかかうrのならば、せめてメールを受信したことだけでも確認の返信をしたらどうだろうかと、勝手に対策案を考えてみたりしていました。中止のときにこそ、より丁寧な対応が必要ですね。
国立劇場の方は、返金を受け取った後 立ち上がって頭を下げてくれました。

投稿: マイチィ☆ | 2011年4月 2日 (土) 22時03分

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