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2011年4月13日 (水)

『もりだくさんすぎ yoshimotobanana.com 2010』

よしもとばなな『もりだくさんすぎ yoshimotobanana.com 2010』(新潮文庫)を読む。プロの物書きの日記。1~12月を1冊にまとめてくれているので区切りがよい。これからは、よしもとばななと板尾創路の日記(の本)を1年区切りで読むことができそうだ。文庫が出版されればであるが。 あといしいしんじのと松井今朝子のも。
道徳的な教えとして、みた目のきれいさよりも、心のきれいさが大切という。いやぁ、見た目がいい方が・・・と心のどこかで思う。でも、わりと美人で無表情でいじわるな美人さんよりも、つきあうならきだてのいいブスの方がいい。というくだりを読んで、その通りと思った。やっぱり道徳があってる。 人生全体 冷え性になりそうだという〆にうなる。 かわいこちゃんは大好きだけど、心が貧困なら 台無し。そのキレイさすらマイナス。人の本質の正義に厳しいし、身を削って仕事する職業についた自負がすごいし、いいにくいこともいっている。はっきり言うってことが苦手なので、まぶしい思いで読む。 親が年老いていくこと。それにおびえるところがある心と、受け入れようとするきっぱりとした心、してもらったことに気の付くところの描き方を読み、どきっとしつつ自分も自分の親に対して思う。
自分の周りの大事な人を描かなければ日記として成り立たないし、さらけ出すことで負うリスクの大きさも感じる。好きっと思って読んでいるわたしのような人には、ただどんな人かなぁという想像だけですむが、悪意のある考え方をする人は必ずいる。身をけずっていく職業なのだな、物書きさんは。すごいなとも思いつつ楽しむ。
今年の日記は、どうなるのであろう。被害のない所に住む一般の人にも、なんだかわからないものが巻きついてどんよりとしてしまっている今の時期をどういう言葉で書くのだろう。 自分の1年のことも思い出しつつ、読む。 出版され続ける限り、私も読み続けるであろう。
大人の中でもちゃんと対等に扱われることの多いちびちゃんの名言も楽しむ。
飛行機の中でみた映画「シャーロック・ホームズ」。好きすぎで何もいえないらしい。うーむ。みればよかった。ロンドンに行く機内でやっていたのに。画面の暗さにリタイアしたエーガだ。ホームズかワトソンくんかみわけがつかないほど暗い画面だったのだもの。

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