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2011年6月22日 (水)

『図書館内乱』

続いて、有川浩の『図書館内乱』(角川文庫)を読む。2冊いっぺんに文庫化とはうれしい限りである。
職場で、手順が代わり面倒だなぁと思っているところに 変更した側が「こっちも大変なんですよ」とぬけぬけという。それを言ってはダメでしょうと思う。 自分もしているかも。自分に甘いから。気をつけよう 。そんな身近なこととかも考えつつ、ぐんぐんひきこまれながら読みました。
仕方ないという言葉で片づけられるようになるのは、大人になった寂しい部分である。 折り合いをつけるという言葉で納得できるようになったのかもしれない。違うとわかっていながらも、すしなくてはならない。そういうことは、いくらでもころがっている。
それでもがんばる。しなくてはならない自分達というのを黙って背負ってしている。 言い訳されるのが一番ゲンナリする。こっちも大変なんだ、辛いんだと。 わかって欲しいと思う気持ちは口にすべきでない。  なので、この一冊では、ここに鋭くうなづきながら読んだ。
 ” 「わたしたちも辛いんです」などとは利用者にはいえない。傷つける側が言う権利はない。利用者にとって図書館は図書館として一絡げで、図書館員だけど私は違うんですなどという理屈は通用しない。ただひたすら傷ついた人々に向けて、憤る人々に向けて謝るだけだ。  ”
戦っているのは防衛部だけではないということを実感して、またまたがんばるところが印象的だった。 この覚悟。ここまで愛するものがあり、本当に命がけで戦っている。 こうやって好きな本を読んで、好きな感想を書くことができるってなんて幸せなんだろう。大袈裟だけど、本当に感謝する。
恋愛模様も、どんどん発展。もっと照れさせて。

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