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2011年6月17日 (金)

映画『プリンセス トヨトミ』

14日はTOHOシネマズデー。 ということで、みてきました。邦画『プリンセス トヨトミ』。
うむ。「これでいいのか万城目」と心の中で呼びかけた。 とてもびっくりした本であったし、キャストも豪華なのですが。うむむ。微妙にに変化させた部分が百発百中 空周りしてしまったところが惜しかった。
この話のとても大切なところ、父子の繋がり。 本では、男だけの社会であるようでいて 女には女の筋の通し方というか見守り方があるという最後の落ち着かせ部分もじんわり心に染みてきました。 自分のページで楽しむ本と同じように、展開の妙というのを映画に求めるのは難しいかもしれません。映画には映画の展開のよさがあるのはわかるけれど、トヨトミと豊臣を、最初から強く押し出したり、最後に無理やりのように父子の絆をこれでもかと畳かけたり。せっかくジワジワしみてくる主題が・・・ともったいないもったいないと思いつつみる。
大阪のガヤガヤ感とか、建物の迫力とか、茶子ちゃんの普通子のようでその中であきらかにキラリと光る眼の力とか、おいしそうなお好み焼きとか、映像ならでは世界は面白かった。綾瀬はるかのとぼけた感じはとびっきりかわいいし、岡田くんのツンとしたところもかわいいし、堤真一の動じない男っぷりもいい。なのになのに。みながらずっと、心のどこかで「もったいないなぁ」と思ってました。 ミラクル鳥居のミラクルぶりの表現が消化しきれないなら、ミラクル設定もカットしちゃえばどうだろう。 お好み焼き屋「太閤」主人真田 幸一さんは、弁が立ちすぎるなぁ。和久井映見のおかみさんは、肝があってよかったなぁ。 宇梶が大統領のスピーチ中ずっとうちわをパタパタしているのがうっとおしかった(そんな細かいコトを思う自分がイヤだった)。 玉木宏のタコ焼きやっぷりは、短くていかしてた。TV力もこういう風なら洒落てていい。
一応時代ものの場面もあるのだから、梨園枠 (←時代ものの映画には必ず一人梨園からキャスティングすべしという空想の枠) から一人出してほしかった。 大輔は、壱太郎くんでお願いしたい。ぴったりなのになぁ。
縁というと大袈裟だけど、国会議事堂見学してきたので「あそこね♪」と 楽しみ倍増したり、ちょど大河ドラマで大阪城の時代なのでわかりやすかったり、ああこのグリコの角の映らない側に松竹座があるのにと思ったり。自分と繋がりがあるみたいでちょっとワクワクした。先日奮発した小倉充子さんの染めの夏の着物の背中(肩)には大きな ひょうたん の柄があることも、「ご縁ね」と思う。
そうそう。ひょうたん・ひょうたん をサラウンド効果にしてたのには笑いました。そこですか。無駄に豪華。 全編、そこをそうしちゃうの?と思うとこばっかりですが、この映画を見たことをこの先楽しめそう。9月の松竹座遠征の折には、大阪城もここもあそこも行くわよと思いつつみてました。市中引き回しよ、おさる。大阪を満喫するぞぉ。おー。

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