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2011年8月 3日 (水)

わが心の歌舞伎座展 at 目黒雅叙園

先週末、目黒雅叙園に行ってきました。百段階段で開催の「わが心の歌舞伎座展」をみてきました。映画公開時に、高島屋でも開催されていた展覧会です。今度は豪華絢爛な場で再見。歌舞伎座ものなら何度でもみてみたい。
百段階段は、東京都指定有形文化財だそうです。まずは実際に使用していた花道が設置された展示室へ。1/10程とはいえ本物。鳥屋にかけれられたチャリンとなる揚げ幕も歌舞伎座のものだそうです。自由に歩いてみることができる。うれしくて行きつ戻りつする。舞台には暫の衣装。座席(19列目あたりでした)とか、座席表などを いとおしげにみる。ああ懐かしい。
ここからいよいよ百階段。勧進帳の衣装が飾られた「漁樵の間」に驚く。この歌舞伎好きが勧進帳の衣装よりも魅入っちゃうほど。柱がすごい。人が浮き出た彫り物満載となった2本の柱は、漁夫の柱と樵夫(きこり)の柱。それで漁樵(ぎょしょう)の間。漁樵問答からとられているそうです。学ぶべき教えも頭にはいらないほどスペクタクルな部屋でした。 この部屋に、義経・富樫・弁慶を置こうと思ったのは何故であろうか。 藤娘の衣装のある「静水の間」は、衣装とお部屋がしっくり似合っていました。
新しい歌舞伎座や、思い出の俳優を紹介したのは「清方の間」 その名の通り、鏑木清方のようです。豪華絢爛でなく、品よい室内。美人画の美人さがよくわかった。廊下のちょっと暑めのクラシックなガラス扉窓など、大切に大切に手をかけ保ってきた部屋でした。美しい部屋でした。
壁も天井も、何もかも手がこんでいました。寝違いの首には上をむくのがちょっと痛かった。
歌舞伎座売店にあった柱時計も懐かしかった。あの赤い漆塗の色の丸い柱も。絨毯をみると2階の大間のあの赤いものでした。扉をみても、あーこれこれと忙しく懐かしがる。
展示されていた着到板は、4月のさよなら公演のもの。あれやこれやと指さし、みていました。おさるのみつけた権一さんの名前をみて胸をあつくしたり。楽屋の様子の映像も見入る。衣装も床山さんの部屋も狭いところに効率よくおかれたものに驚く。綾大夫さんのお姿も懐かしくみる。しかし、本当に古い古い建物だったのですね。新しくなんてならなくてもいいからあのままがよかったなぁと無理な事を思う。何代もの人々が大切に使ってきた場所だったのだなぁ。 歌舞伎座万歳。

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