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2011年8月16日 (火)

花形大歌舞伎 2部

先々週末、演舞場でみてまいりました。第二部。G2の新作。G2の芝居は何度かみているし結構面白い。 歌舞伎で新作ねぇと期待もせずに(すみません)行く。これが、結構ちゃんと歌舞伎になっていて面白かった。
新作歌舞伎  東雲烏恋真似琴(あけがらすこいのまねごと)。真似琴でマネキンともかけているらしい。コッペリア風のお話でした。 歌舞伎役者の力量で、しっとりと歌舞伎味が出ているのがおみごと。 (獅童さんの人形彫り師は逆に演劇風になってしまいました。)  現代人の発想が活きた舞台展開装置がすごくよかった。花道の使い方は歌舞伎らしく、盆回しが凝っていてとてもよく似合っていました。ほぉと感心。丁寧でかつ説明じみていない展開も、テンポがいい。
堅物な御家人、藤川新左衛門(橋之助さん)が、殿の命で廓に足を踏み入れ 初対面の花魁小夜(福助さん)に一目ぼれする。典型的な一目ぼれ。 そこに、現代演劇らしい 初対面なのになぜか身請けすることになるというシチュエーションコメディ風味がまざる。 面白かった。
堅物な兄の橋之助さん。思い込んだら脇目も振らずという一身さがよく似合っていました。主役の力。 そんな兄を、家を想う弟に勘太郎さん。 そして橋之助さんに一目ぼれする裕福な町家の娘さんに七之助さん。 この2人が実にけなげに働く。縁の下の力持ちになり、とにかく尽くす。とことん尽くす。 この2人には ひきこまれました。うまかった。 家を守るためならと辛い犠牲を強いる母 萬次郎もよかったなぁ。 兄を、好きな人を、家を 守るためと 必死にけなげに立ち回る人々の中に小さく見えるエゴが出ているものうまいなぁと思う。
橘太郎さんの蕎麦屋のコミカルさがキュートでした。
休憩をはさみ、舞踏。 夏 魂まつり。なつたままつりと読むらしい。お化けものでなく、大文字の送り火をみる旦那と芸者衆という設定でした。
芝翫さんが若旦那。(旦那かと思っていたら、若旦那でした。) 芸者に福助さんと橋之助さん。そうそう、橋之助さんの芸者って綺麗です。このご兄弟は所作がきれい。 そこへ太鼓持ちと舞妓はん。おとうさんくらい大きい国生くんと、宜生ちゃん。お兄ちゃんが弟をちゃんと気にしていてほほえましかった。宜生くんは大物でした。 丁寧に丁寧に踊っているのをみるのは気持ちのいいものです。12分の踊りで涼しい気分になりました。

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