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2011年8月25日 (木)

花形大歌舞伎 1部

先週末、おさると一緒に演舞場へ。第一部を観て参りました。
花魁草(おいらんそう)から。江戸の大地震・それによる火事から逃げのびた中に大部屋役者の幸太郎(獅童さん)と吉原のお蝶(福助さん)がいる。というところからはじまる。
安政大地震をのことのようです。復興という状態のお芝居なので、あえて地震のある演目を出したでありましょうか。北條秀司作品。
押しが強く 妬きもちやきの福助さんと、気弱な獅童さんという2人の組み合わせは、バランスがよかった。 意外といい。
勘太郎ちゃんが船で登場したとき、私の席からは声だけがきこえ姿がみえなかった。もう、これは勘三郎だなぁと思う。似すぎ。毎回思うけど本当に似てきました。これからの活躍が楽しみでなりません。 勘太郎ちゃんとしのぶちゃんの夫婦が非常によかった。ちょっとずれると演劇になってしまいそうなところ(花形なので若いから)、この2人の夫婦が出てくると どっぷりと歌舞伎の芝居味が出ます。 ちょんまげの時代の人にしかみえない。 芝居町の大物 勘左衛門さんには、彌十郎さん。うるさく キャーキャー喜ぶ後家さんに扇雀さん。 高麗蔵さんと3人が出てきて、大部屋役者の行方を追うところで 話がぐっと面白くなった。 立派な看板役者になってもどってくる獅童さん。きっちりと身をひく福助さん。しっとり幕。設定がいいな。
めで鯛焼を楽しんだ休憩後、楽しみにしていた櫓のお七。勘太郎ちゃんがこんなにもがんばってる花形、こんどは七くんの大活躍することろもみたいと期待。この御兄弟、うまいんですもの。
わくわくした気持ちを満足させていただきました。伊達娘恋緋鹿子 櫓のお七。八百屋久兵衛の娘、お七。最初は人で、途中 人形になり、最後 櫓にのったあとまた人になる。 文楽からもってきたこの作品は、文楽に敬意を示すところもあり そこが儀式のようでまた面白い。 ここから人。ここから人形と 約束事も面白い。 人のように操ってみせる、文楽人形のように踊ってみせる人。 人形振りが、とても印象的だった。 人にみせるためどれほどの努力をするのだろうと考えた。 人として美しさ、たとえばなめらかさとか優雅さとか。そういうものをおしこめて、人形として踊る。 美しさを残す型もあるであろう。とことん人形でみせる型もあるであろう。 北島マヤのこととこか頭によぎりながらみた。(マヤ、人形が自分をかばいますかとか月影先生に怒られて習得してそうと思って。)細いせいもあって、魂がないみたいだった。重心を感じなかった。すごかったなぁ。真剣さ、余裕のない必死さも また美しかった。 あと10年20年したら、真剣かつ余裕をもって踊っちゃうのだろうな。それもみてみたい。 雪がハラハラと散る中、きれいだった。雪の降り方もきれい。波が打ち寄せるようにリズムのある落ち方をしていました。人力で落としているからですリズムであろうか。確かな技術力をみるのは楽しい。

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