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2011年8月24日 (水)

花形大歌舞伎 3部

花形大歌舞伎  3部
先週金曜日、仕事帰りに演舞場へダッシュ。両親と一緒に第三部を観てきました。納涼大歌舞伎かと思っていたら、今月は花形大歌舞伎でした。
今月、私の一番のお楽しみは怪談乳房榎。勘太郎ちゃんが船で登場したとき、声だけがきこえ姿がみえなかった。もう、これは勘三郎だなぁと思う。似てる。この芝居のみどころである早替りを、2人でやっていたら気がつかない部分もあったりして。
早替りは、替わる不思議さをみるのでなく そのきっかけを楽しませること。あのわくわく感。そして絶妙な間。そこを、勘太郎ちゃんはきちんと理解している。でも、お父さん(勘三郎さん)世代がするのとは何か違う。うまいし間もいい。肝もわかっている。 大人たちは魅せる間がある。ためがある。 若いのに、それをやったらイヤラしく思うかもしれないなとも思う。 余裕があるのが大きな違いなのであろう。若手だけでがんばっている必死さだけでなく、充分立派でした。
七くんのお関はきれいで、いいよられそうな奥方だった。 獅童さんがんばれ。特に連理引き。あれはないよ。 相手との台詞のやりとり感が もうひとつでない。磯貝さまに悪の色気がでないとね。せっかく目立つものがあるのだから。  勘太郎ちゃんは、下男正助がよかった。とにかく実直。周りがみえていないところもあるけど、主従にあつい。 田舎っぽさがよく研究されてる。しかし少々顔がうるさくなっちゃうのが若々しい。 その点、うわばみ三次の非道な悪は、強欲で形も力強い。きまってました。 滝壺での大立ち回り。がんばっていました。立派だなぁ。中村屋~。
花形らしい発展中の驀進ぶりを楽しみました。 一所懸命で清々しい。けれど、ちょっとくたびれる。 やっぱり大人の余裕のある歌舞伎ってすごい。
最初は、舞踏。宿の月。 踊りの初は、どうやら祝言を挙げたばかりの若夫婦。夫の橋之助に、妻の扇雀が甲斐甲斐しく初々しくつくす。赤児(扇でみせる)が生まれると急に強い母となる。夫をあどで使うコミカルな踊りに。扇雀さんは、いばった踊りがかわいい。 橋之助さんは装束の捌き方がきれい。袴の裾とか袖とか。
年を重ね、妻の興味はお金ばっかり。強欲扇雀さんが小判磨きに精を出すのが面白い。 賊に襲われた振りをし、妻に助けを求める橋之助さん。意地汚いはずの妻が、お金を放りだし夫を守る。うってかわって可愛い扇雀さんに。 現代ではすっかり忘れさられた?!ような 美しいハッピーエンド。手をとりあって美しい宿の月を眺めて幕。 楽しくていい踊りでした。 2人だけ、大袈裟な舞台装置もなし。 魅力的な大人の踊りでした。

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