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2011年9月 7日 (水)

「博物館できもだめし-妖怪、化け物 大集合-」

8月末、東京国立博物館に行ってきました。「空海と密教美術」展で展示替えで登場の血曼陀羅がみたかったのと、本館での展示 親と子のギャラリー「博物館できもだめし-妖怪、化け物 大集合-」 がみたかったため。
空海と密教美術展は、上々の人気ぶり。閉館近くに入ったので、最初の展示室はゆっくりみることができました。国宝「密教法具」。五鈷杵を置く盤の上にも、細かな彫刻で五鈷杵が描かれていました。繊細。力強く繊細。美しい。 展示替のため、上巻がでていたものが下巻になっていたりした。言われても違いがわからない。国宝なのに。 和歌山・金剛峯寺の両界曼荼羅図(血曼荼羅) 金剛界の方が展示されていました。高雄曼荼羅と比べると、色彩鮮やか。清盛の血がまぜてあるという言い伝えがすごい。胎蔵界の曼陀羅がみたかったのですが、そう うまくはいきませんでした。儀式の折に蝋燭の灯りでこれをみたらさぞ神秘的にみえるであろうと想像。
「博物館できもだめし-妖怪、化け物 大集合-」  小さなスペースでしたが、これがすばらしかった。本館 特別2室での展示。本館正面のすてきな階段を昇り、左手の部屋。階段の途中にも妖怪が。 大理石に似合うとは。
妖怪や化け物を表した浮世絵だけでなく、根付・彫刻も展示。 妖怪というイメージを見てわかるように表した絵師 鳥山石燕や、民俗学として研究した柳田國男など人もパネルで紹介。 河童はこういうものという姿だけでなく、食べ物を紹介した図や、水の中に引き込まれた子供の証言を載せた新聞記事など。 ワクワクするラインナップ。
なんでも科学で証明する現代でも、もしかしたらいるかもしれないと思う存在。(いて欲しいと思う存在。) 人を化かす狸も、ろくろっくびも、天狗も河童もいて欲しい。(いや、きっといる。特に河童はいます!?)  実際にみんなの目の前に現れてくれるものではないものを、作品として表現する人もつ独創性ってすごい。
人間が飲み喰いし浮かれている宴の最中、目に見えない妖怪たちに蝕まれている図なんてシュールなものも大白かった。子供ももちろん、大人をもわくわくさせる展示でした。
子供だけでなく大人もワクワクします。 こういう風にみると同じくくりとして集合することのできる作品は沢山あると思う。もっともっとみたい。売店でもほんの少し特集してました。 この展示は、7月20日~ 8月28日まででした。期間限定にするのがもったいない。 訪れるたびに寄りたくなる そんな一室でした。

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