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2011年11月15日 (火)

モーリス・ドニ展

週末に、東郷青児美術館にいってきました。『モーリス・ドニ  -いのちの輝き、子どものいる風景-』をみてきました。
国立近代美術館にあるドニの『雌鶏と少女』という作品がとても好きです。縦長の作品。掛け軸のような細長い作品の真中に少女と雌鶏。足元のレンガ色の道と一番上に描かれた小さな家を分断するように少女が立つ。色あいと、迫力が妙に気にいっています。制作年1890年。
今回の展覧会で、彼の生涯を 子どもの絵画を中心にして紹介。 彼の初期のころの作品が、私の好きなものだとわかりました。初期の作品の色合いがすごく好きです。
妻を愛し、崇拝し、子供達を慈しむ。敬虔なカトリックであることがよくわかった。 神を描くときに、大切な家族の姿をそこに写すということが、気をなった。 カトリック信者として神を実在の人物 しかも自分の妻や子供達の顔に近づけて描くということは、神に対して恐れ多いことにはならないのであろうかと強く不思議に思った。絶対的な存在であることが揺らがないので、失礼になるという考えもないのであろうか。いろいろと考えながら鑑賞。
はじめてうまれた小さな家族。その子のようすを描く。写真では、とうてい写すこのできない愛情あふれた想いがいっぱいの、みているだけで幸せになる絵画。そしてその命が、まだわずかのうちに失われる。歩きだすよりも早くこの世を去った愛しい我が子の亡骸も、花いっぱいに愛らしく描かれる。哀しみと愛情と、いろんなものがつまった絵。絵の力を感じた。
あんなに愛した妻が亡くなったあと(ドニ40歳後半)、2~3年して(ドニ51歳)再婚。勝手ではあるが、えっと思う。もう 別の人生を歩むのかと思う。
ドニの家は、裕福である。裕福に生まれ、最後まで裕福な画家もいるのだなと改めて思った。

東郷青児美術館は、新宿損保ジャパンのビル42Fにありました。42Fから見下ろす新宿の街なみ。新宿はちんぷんかんぷん。案の定迷いました。魔都新宿。左端にスカイツリー、右端に東京タワーがみえました。
ツレがこれなくなったというおばさまが、招待券を下さいました。御親切、うれしゅうございました。

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