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2011年12月 8日 (木)

『キネマの神様』

本日は、健康診断也。あー。  でも、午後はお休みして日生劇場也。うふふ♪ 幸せです。
お昼間に 久しぶりに国立能楽堂の図書閲覧室で舞台の映像を視聴してきました。個人ブースでみることができます。好きな番組を途中でとめて同じ場所を何回も鑑賞することもできます。利用料は、30分50円。ありがたい。

おさるが激しくススメてくれた一冊。偶然、本屋で表紙にひかれて買っていました。 原田 マハのキネマの神様 (文春文庫)を読みました。これも、夏の頃のこと。また読み直してみる。
シビレました。
物事が流れるタイミングっていうのがあると思う。なんだかうまいこといっちゃう時もあれば、何もかも悪い方向にしか向かわなくなってしまう事も。
この本の最初、主人公の歩は、突然会社を辞める。自分で道を切り替えるという前向きさ。でも人生そうはいかない。父は、多額の借金を背負うことになれてしまっているから。 八方塞がり感とか、いろんなものに押しつぶされそうになる。 年をとると、どうして人の意見に耳を貸すことができなくなるのか。もういやになる。
そんな父が、勝手に歩の文章を投稿した縁で映画雑誌「映友」の編集部にひろわれる。「縁」がある。いいことにも、悪いことにも。とにかく必死にがむしゃらにがんばる。がんばる人には必ず神様がいてくれといいのだけれど、現実はそううまくはいかない。苦いものを含めて、「神様」に救われる。ここでは、“映画の神様”。なにもかもうまくいくわけではないところがいい。それでも信じることができるのは、“映画の神様”のおかげ。 号泣。 もう、とにかくいい。 大絶賛。
おせっかいでも、これを読みたまえと人に勧めたくなる。いや、この本で救いたくなる。そんな一冊。

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