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2012年1月31日 (火)

映像をめぐる冒険vol.4 ~見えない世界のみつめ方~

先週、写真美術館に行き いくつか展示をみてきました。その中でもっとも訳のわからなかった展示。物理なんだか数学なんだかわからないけど、そういうものがあると頭の蓋が閉じてしまい物がわからなくなる。理解する気ゼロで眺める。 子供が動くものを喜ぶように、なんだこれーって不思議さを楽しんだ。なんだか面白かった。
「今でこそ私たちは、地球は丸く、太陽を中心に回っていることを理解しています。」 丸いらしいけど理解はしていないなぁと思う。 古代、世界は円盤状の大地でという時代に、地球は丸く周っていると唱えたようなすごい人(曖昧なコメント・・・)、ガリレオやコペルニクスの著した本が展示されていました。むやみとありがたい。『天文対話』ガリレオ・ガリレイ著 1632年 初版。これは、大阪市立科学館所蔵だそうです。 NASA の宇宙で作業する宇宙飛行士の写真やら、年代不詳の古い脚付き望遠鏡やら、わからずにほぉーっとみる。 宇宙の展示の中に、なぜか ウィリアム・ベンジャミン・カーター『ウニのとげの断面』1848-49年 がある。子供のにぎりこぶし大の大きさの断面。いったいどのくらいの倍率であろう。宇宙コーナーにおいておいてもいい 胃生物のような写真であったが、なぜ一緒に並べたのでしょう。胎内にいる3ヶ月の胎児の写真には驚愕。
丸い地球を何十何分割して 何とか四角形にして 広げたら世界地図になる。多分そんな感じ。見る人がみたら興味深いのであろうなぁ、そんな展示。 きれい。その一言ですみません。
国立天文台4次元デジタル宇宙プロジェクト(4D2U)に参画したという小阪淳さんの『VIT (Ver.1.5)』2009年。などをみる。 発生し 進化し 膨張し 破裂し 無になる。 そしてまた発生する。宇宙的規模を漠然と感じる。そういう連鎖のごく細かなひとつなんだな今はと思う。

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2012年1月30日 (月)

ストリート・ライフ ~ヨーロッパを見つめた7人の写真家たち~

先週、恵比寿の東京都写真美術館にいってきました。
「ストリート・ライフ ~ヨーロッパを見つめた7人の写真家たち~」 この展示のポスターになっているのが、アウグスト・ザンダー『若い農夫たち』1914年。スーツをきた青年3人。農夫だったのか。あらゆる階級・職業のドイツ人を記録することにより、社会構造を見ようとする壮大なプロジェクトを手がけたそうです。その壮大さはわからなかったけれど、誇らしげにレンズに向かういろんな職業の人に時代を感じた。1929年に『時代の顔』として刊行したそうだ。ナチスに押収されるが、幸運にも消失を免れたネガからのプリントというところにも時代を感じた。
同じドイツ生まれのハインリッヒ・ツィレ。ワイマール政権下の市民生活を風刺したリトグラフなどが高く評価された人だそうだ。 彼の作品は、とにかく女が木の枝を運ぶ。意味をもたせた何かいいたげな作品とは異なり、事実をドーンと写す。 『荷車一杯の木を運ぶ2人の女、シャルロッテンブルクを背景に』1898年というように とにかく木を運ぶ。 足首までの長いスカートを穿いた女達が、自らの生活のために木の枝を集めまくる。そしていつ壊れてもおかしくないような荷車に、考えられない程詰め込み、ひたすら押して帰路につく。社会の弱者であるのかもしれないが、悲惨という視点でなく撮っている気がした。女は強い。きっと男も。人は強い。負けないという優しさがあるような気がした。とにかく、どれもこれも木の枝を運んでいる写真の繰り返しに興味をひかれた。
もう一人の同じドイツ生まれは、 ビル・ブラント。マン・レイ の助手をつとめたいうシュルレアリスムの影響があるそうです。芸術感が強いのかな。映画のワンシーンのようにかっこいい。でもよくみると普通の人達。『若い主婦、ベスナル・グリーン』1934年というように。 イギリス人の社会生活の記録。『イングリッシュ・アット・ホーム』は、普通の暮らしを撮っている。なのにきりとったシーンのようにみえる。プロってすごい。
イギリス生まれのジョン・トムソンの撮るロンドン市民の暮らし。『ストリート・ライフ・イン・ロンドン』としてまとめられたものは、社会へのメッセージ性があるような『ロンドンの流浪者』1877-78 というタイトルのものがならぶ。タイトルは重くても深刻さを前面におさず 淡々としていた。
同じく イギリス生まれのトーマス・アナン。グラスゴーの街の様子を写す。再開発計画の一環として壊される前の建築物や街頭の風景の記録を、市から委託されたものだそうだ。壁ははがれおち 街並みに人のいないものも多い。貧しい居住者がいるものもある。 『袋小路 118番、ハイ・ストリート』1868年 というようなシンプルな作品名でつづられる。再開発にあたり、市が現状の写真を残しておこうと考えるのはなぜだろう。 現実をきちんと写しだした写真達は、かつて人々が賑わい 栄えたことのある空気がちゃんと残っていた。
写真作品に関する知識が少なくても知っていたのが、ブラッサイ。ハンガリー生まれだそうです。1932年に発表された写真集 『夜のパリ』。単純な感想だが、ポストカードはあくまでもポストカードだと思った。 こうやって展示されていると ただのお洒落なシーンではない。 パリの生活の光と闇。 この時代のパリはどうだったのだろう。 想像しながらじっくりみる。 前述のビル・ブラントは、このシリーズに触発され「ナイト・イン・ロンドン」を制作したそうだ。その解説を読み、またもどって見直してみたりした。
同じパリの街並みや人々の暮らしの作品は、ウジェーヌ・アジェのもの。フランス生まれ。建築物の内部の装飾の詳細部分などを撮影し、画家たちのための資料として販売したそうだ。なるほど。とにかく手すりばっかりとか、とにかく連続して残すことで何か効果が出てくるような気がする。これら生計のために記録した約8000枚もの写真は、晩年、マン・レイに認められ、ベレニス・アボットによって世に広められたそうです。 なるほど。
会場とぐるっと周ってみて、「ストリート・ライフ」という言葉の効果を感じた。 個性を強烈に押し出し 俺の作品! とアピールするものと異なり、 地道な積み重ねの先に ジワジワとしみてくる各人の個性が面白かった。  取り出してみると、お洒落な写真だなと思うだけかもしれない。 それを 固めてみると奥深さが面白かった。押しつけ感がないのに面白い。
ヨーロッパの都市が近代化のため急速な変化を遂げる。そこで消えていった街角や生活の様子は素敵でもったいない気がした。反面、ちゃんと今でも残っているものも多く、日本のバカみたいに高いビルばっかりの風景より ずっと素敵だとも思った。住みやすい暮らしも必要。風景を守ることも必要。今のビルが100年後に残っていたしても、その美しさを愛でる気持ちになるのであろうかと考えた。

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2012年1月29日 (日)

『絲的メイソウ』

引き続き 絲山秋子の『絲的メイソウ』(講談社文庫)を読む。名営業ぶりを読んで、働くのもいいじゃんと思う。確かに女性営業に言われて まんざらでもない顔をしている男性社員をというのをよくみる。 女力を使ってとは思わない。キャピキャピした娘ッ子ではないので。 世渡りできる腕を持つ人の技は面白い。 いい気分にさせる=商売につなげる という明確な図式をどうどうと言うところがいいなぁ。 薄毛好きとか、徹底的に否定しまくるところとか、変テコですてき。 みな、「自分好み」という癖をもっているのに、こんなに面白く自分を紹介することはできない。プロのエッセイ。恋して何も手につかなくなることを無駄と言いきるところがいい。翻弄されたくせに。かっこよく、たまにかわいい。あれ?最強じゃん。

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2012年1月28日 (土)

『絲的炊事記 -豚キムチにジンクスはあるのか-』

今日は俳優祭でした。どうだったのかなぁ。 

絲山秋子の『絲的炊事記 -豚キムチにジンクスはあるのか-』(講談社文庫)を読む。
『逃亡くそたわけ』の人だから、そうとう過激なのではと思えば過剰でかつまっとうだった。きちんと料理できるうえでの斬新さ。突飛なことをしようとせず、自分の思い付きを、きちんと試行錯誤し、徹底的に料理する。かっこいい。 努力することが根底にあるのは当然という生活の上で、破壊的なアイデアがある。 筋が通ったところにほれぼれする。
お口は、悪いんだけど きちんとしてる。料理の材料を買うときにも、メモを持参する。いつもメモ持ってるんですかという問いに、「いつもだよ。買い忘れたらどうしてくれるんだよ。」と答える。めんどくさりつつ、真摯に向き合う。ものすごく面白い。絲山秋子さんは文筆業の前に、まず社会人を経験。営業だったらしい。営業で身に着けたものもそこかしこに感じる。毎日通う会社からも、何か自分の礎的なものを築いているものなのかもしれない。
ド迫力の料理。「カパスタ」からはじまる料理。のっけからすごい。食べ物なのに黒い。産業廃棄物的なみた目とは。 寒い日に夏のものを食べるとか。 自分で行うのにあえて修行のようなキビシイことを思いつくのも男らしい。男じゃないけど。 私の中で、愛すべき作家となりました。 
最後の料理は、父親に教わっていた。キッシュ・ロレーヌ 。父上は、ブルギニヨン、ポトフ、ストロガノフなどもお得意とされるそう。ピザは台からとか。おいしそう。 この料理のくだりのハートウォーミングぶりは、短編のようですらあった。ああ。おみごと。

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2012年1月27日 (金)

新春浅草歌舞伎・第2部

20121これで、1月の歌舞伎覚書終了。いっぱい観ました。
新春浅草歌舞伎。第1部・第2部と通しでみるのでちょっと疲れてきました。 第2部のお年玉の年始ご挨拶は、薪車さん。ああ、大人。丁寧。 そういえば、竹三郎さんと薪車さん、揃ってお江戸で初芝居になったのですね。
2部は、「通し狂言 敵討天下茶屋聚」。最初にみたのは吉右衛門さんの国立劇場での公演。最近 演舞場で幸四郎さんの通しを見た記憶があります。 今回は、猿之助四十八撰の内。市川猿之助演出というのを楽しみました。 1部をしのぐ亀治郎さんの楽しそうに演じる様も楽しむ。いやぁ、楽しそうだったなぁ。
序幕 四天王寺の場。とにかく、登場人物が多くこんがらがる。演舞場の時は、段四郎さんが強くて面白かったなぁと思い出す。
歌舞伎をみると、どうして主従の関係がこんなにも重いものなのだろうと 現代と比べて思ってしまう。 我々現代人に、亀治郎さん演じる安達元右衛門はわかりやすい。 父を騙し討ちされ、お家の重宝を奪われた早瀬伊織・源次郎兄弟。お供を連れ、仇討の旅に出る。 早瀬伊織・源次郎 兄弟には、亀鶴さん・巳之助くん。想いはは強いが、今ひとつ本懐を無得ることができなさそう。 それだからこそ、忠義にあつい安達弥助・元右衛門 兄弟がしっかりとお供につく。弟 亀治郎さんは、ちょっと違ったけど。 兄の男女蔵さんは 実直で頼りになる いい弥助でした。なんだか、いいじゃん男女蔵さん。 亀鶴さん・巳之助くん 兄弟の不憫そうな感じが同情をひいていい。亀鶴さんはやさぐれ上手だ。
早瀬伊織の妻 染の井の春猿さんと弟 源次郎許嫁葉末の壱太郎くんの姉妹も、その仇討の旅に出ている。同じ目的のため、苦難に耐え 仇を探す。 ちょっとしか登場しない割に、今ひとつよわっちい男連中よりキリっとしてみえる。
忠義にあつい安達弥助・元右衛門 兄弟。 誠実な家来っぷりを見せるが、弟 元右衛門の亀ちゃんだけ、だまされ酒乱となり破門される。 反省するかとおもいきや仇側に寝返える。 主人どころか兄へも残忍な振る舞い。小心でかつ残忍。それを滑稽にみせる。滑稽にしてくれないと、とてもじゃないけどみていられない話。 調子よく渡りあるこうとする小心もの元右衛門の亀ちゃんがみどころってすごい設定。でも、確かにみどころになっていた。
これでもか、これでもか と観る人を楽しませる努力と技を持つ男。 それを観て、この人が猿之助になることを納得した。 猿之助になるには、猿之助のようにできるだけではない。 猿之助のように 充分な自信を持って 皆が「自分を」観るために来ていると思える人でなければならない。かつ そのためには、過剰とも思える程のサービスを提供しようとすることができなくてはならない。 時代を読み、伝統を守り伝統を壊す。 歌舞伎となるべく技があっての話だが。 いや~ 亀治郎ショーはすごかった。

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2012年1月26日 (木)

新春浅草歌舞伎・第1部

20122新春浅草歌舞伎。今年は、一気に第1部・第2部と通しで みてきました。先週末のこと。
浅草公会堂に向かう途中、出勤中の種之助くんとすれ違う。育ちのよさそうな少年でした。
第1部のお年玉の年始ご挨拶は、種之助くん。父 又五郎さんとよく似ているいと言われる。演舞場に確認においでくださいと。10代の子が親の舞台を宣伝ってとおかしい。浅草の夜の部もお願い致します。勘太郎にいさん・亀治郎にいさんの襲名もお願い致します。父と兄の襲名も、まだ残っておりますのでお願い致します。とにかくいろんな舞台をお願いしまっくっていて微笑ましかった。 確かに又五郎さんにそっくりだなぁ。こんなに似ていたかしら。
1部は、「南総里見八犬伝」から。八犬伝って、この場の組み合わせの上演ってよくあるものなのでしょうか。いい塩梅に流れがあり 奇想天外さがあり 人を飽きさせない。富山山中の場。伏姫に春猿さん。若手にこの人がいると場が締まるというポジションになっていました。懐妊中に傷を受け、命果てる前にと自ら腹を裂く。ひえーーー。それを綺麗にみせる。ぎょえーー。 お腹から 八つの玉が出てくる。光ってきれい。
大塚村庄屋蟇六内の場。亀治郎さんが楽しそうで。それをみているだけでよかったねと思う。 亀ちゃんの庄屋蟇六じいさんと一緒に出てくるのが 竹三郎さんの女房 亀篠。大御所の2人って貫禄。 強欲っぷりがものすごい。うまいねぇ。 いたぶられるのは 犬塚信乃の歌昇君。けなげに耐えるが、若君はちょっと抜けて大切な足利家の宝剣、村雨丸を床の間においてっちゃう。 あー。蟇六娘浜路には壱太郎くん。 けっこうグイグイ 歌昇君にせまる。みまもる薪車さん。亀鶴さんの裏ぶれたひっかきまわし役っぷりもいい。 若手公演とは思えない 舞台がスカスカにならずしっかりしていました。男女蔵さんも中堅どころの手堅い働きっぷり。歌舞伎界の未来は明るいと思った。
円塚山の場。ここで突然八犬士が勢ぞろい。この人誰という人が突然いっぱいでてくる。愛之助さんなんて、迫力ありすぎて最初は悪い人かと思った。有無を言わさない勢ぞろいっぷり。犬山道節・亀ちゃん、犬塚信乃・歌昇くん、犬田小文吾・種之助くん、犬坂毛野・米吉くん、犬江親兵衛・隼人くん、犬飼現八・愛之助さん。力士姿の種之助くんはりりしくて、お父さんを一周り小さくしてツルンと若くした感じ。おお、いいじゃん。犬江親兵衛・隼人くんにもびっくり。結構 キッとした力強さがありました。 一番のびっくりは、米吉くんの犬坂毛野。これ、米吉くん?かわいい。あのムックだかガチャピンだかっぽい キャラクターを思わせるあのお目々が少々トロンとした色気のようなものさえあるような。 すごい。こりゃ、これからも楽しみです。 若手は芝居をしっかりみせてくれ、超若手もきっちりがんばる。楽しかった。こういうよさが浅草歌舞伎なのだなぁ。
最後に「吉田屋」。愛之助さんの藤屋伊左衛門。首をかしげる角度といい、甘ったれぶり すねっぷりと 仁左衛門さんをよく研究している。 にくめないボンボンの風情がでていました。最後になぜだか親に勘当を許される。こんなボンボンを許したら、店の身台が傾くなぁ。まぁ、いいか と思わせる雰囲気がありました。夕霧に壱太郎くん。えー壱太郎くんがとおどろいたが、けっこうしっとりと奮闘していました。 昼も夜も フューチャリング壱太郎くんです。 奮闘といえば太鼓持ち、吉太郎くん。 御立派。 おませで生意気で調子のいいけど、憎めない太鼓持ち。太鼓持ち魂を感じました。丁寧ですし、よく伊左衛門をみて動いていて あっぱれでした。
吉田屋喜左衛門夫婦には、竹三郎さんと春猿さん。こういう方がいると舞台がしまる。しまるし、春猿さん自身 充分華やか。伊左衛門ののどかさが活きる受けこたえでした。
この演目の組み合わせは、歌舞伎見始めの若い人にむいていそう。場面場面に楽しませる工夫が多く 筋がわかりづらくても気にならない。何より若い人がいっぱい活躍しているし。3階席にいたお若い方々がキャッキャッいいながら筋書きをみていました。楽しそうでこちらもにっこり。

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2012年1月25日 (水)

『魏志痴人伝』

昨晩、おさるのお友達の新年会におよばれしてきました。なにやら緊張する。いつも話を聞いていて、他人とは思っていないのにもかかわらず。 人と会う前には、何も提供する話題のない人間だと、自らを卑下してしまう。なぜだか。 そして、話をしだすと みるみる緩和。楽ちい。 お酒の力も加速させる。 結果、すこぶる楽しかった。うふ。

古田新太の『魏志痴人伝』(MF文庫)を読む。 帯に「なぜ古田新太の周りにはあほうばかりが集うのだ!?」と書かれていた。 そんな生易しい奴らではなかった。うへー 濃いよ。
新太ちんの『柳に風』は、読み直したりするけど、これは無理かも。 キスでヤクザを倒す男、知っていますか?学ラン着たまま水浴びする人、知っていますか? 新太ちんの話なら濃いなりにも、驚きつつ やっぱり常人とは違うぜと そのすごさを気分よく読める。が、その知り合いとなると濃すぎる。なんせ、新太ちんが驚く人だから。
とはいえ、古田新太による読み物が出たらまた読んじゃうのであろうな。文庫に限るけど。
一重で鋭い目の男の知り合いは濃い。

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2012年1月23日 (月)

坂東玉三郎初春特別公演

Photo昨年1月に引き続き、今年の1月も ル テアトル銀座では『坂東玉三郎初春特別公演』を開催。去年の1月のことをちょっと思い出す。すみませんとなぜか謝る。
松竹から、三島由紀夫が 昭和45年 二十歳の玉三郎が初めて勤めた『妹背山婦女庭訓』のお三輪を「奇蹟」と絶賛したというニュースが送られてきて、気になるなぁと思っていたところ、三等席を譲ってもらうことができたので、ホクホクと出かける。 玉三郎さんが楽しみなのはいわずもがな。天才 尾上右近ちゃんの橘姫を楽しみに出かけてきました。
まずは、お年賀  口上。玉三郎さんおひとりでの口上。
続いて、「妹背山婦女庭訓 」まずは、道行恋苧環から。玉三郎さんが苧環を持つと、本当に 出ている糸に惹かれて苧環が動いているようにしかみえない。苧環を廻していない。一つ一つに特殊な技能が必要なものを 大変さをみじんも見せず美しく演じる。 烏帽子折求女の笑三郎さんも、苧環の扱いに研究の後を感じられ 美しかった。尾上右近さんの橘姫は、堂々と 私は姫ですとと存在していた。伸びしろがあるのはわかっているが、完全に場を理解して動いている。どんな型へもすっとうごく。玉三郎さんと踊っていて、必死にくらいつくという感じでなく 一緒に踊っていた。すごい。 風情という点での違いはおおいに感じるが  お三輪の横でも入鹿妹という格をもった橘姫でした。すごいなぁ。そういえばチャリティ公演で踊る 右近ちゃんと梅枝君をみて、テアトルで2人が舞踏公演をしたら1等奮発してみにいっちゃうかもと妄想したことを思い出す。お三輪・橘姫・求女 3人の踊りは、安定感があって雰囲気がよくて これから大きな展開の前にあでやかで楽しかった。 お三輪ちゃんの凛気もかわいらしかった。
最後に、三笠山御殿。ここのお三輪ちゃんがいじめられるところは苦手。玉さまをいじめている人の方を心配したくなっちゃうし 女子のいじめは陰険だから。なかなかそういう場面として見にくい。 蘇我入鹿は、もうどなたがなさってもすごい顔になっちゃって声を聞くまで誰だかわからない。豆腐買おむらも、猿弥さん。まんまるで白くてかわいらしかった。 鱶七とに、松緑さん。思ったよりもずっと大きな鱶七っぷりに驚く。 大きさがないと 対峙という雰囲気も出ないから。 のどかさもあって これからお三輪ちゃんの悲しい恋が始まるまえに救われる。 また対比の妙もでていました。
大人で良質な歌舞伎でした。
しかし、お手軽な席が最後列 1列のみというのはきびしい設定ではないですかな 松竹さん。こんなに いいものなのに。 中村座と違い お手軽な値段の席があることに感謝すべきなのか・・・  こんなにあちこちで歌舞伎公演をかけている月は、いろんな等級の設定がないと困ります、本当に。 義太夫軍団で、勝手に心の中で思っているエース組み合わせの 長一郎さん・愛大夫さん組を久々にみることができて幸せ。蔵大夫さんも出てました。ああ、よかった。

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2012年1月20日 (金)

壽 初春大歌舞伎・夜の部

ひき続き、新橋演舞場にて壽 初春大歌舞伎・夜の部の覚書。平和だった頃の覚書。

夜の部は、「歌舞伎十八番の内 矢の根」から。 曽我五郎に三津五郎さん。はっきり きびきびとしていて気分がいい。後見の活躍もみどころでした。後見という役があってもいいくらいの働きっぷり。 三津五郎さんの矢の根は、精巧にできたお人形のからくりをみるような 掛け軸の中の世界をのぞいたような気持ちになった。人じゃない世界。あんな大きな矢を あんな風に研いだり、あんな格好で寝ようとしたり、絵本にありそうな世界。 年始の挨拶に宝船の絵をいただく五郎、よい夢をみようとさっそく宝船の絵を枕の下に引きうたた寝を始める。単純明快な設定なのでけど、現実離れしていて とにかく めでたく 明るい気分になれる。 最後は馬子から馬を取り上げ 意気揚々と花道へ。馬子よ我慢せい。 これ、毎年1月に観たいなぁと思う。1月なのに、唯一の曾我もの。楽しかった。気に入りました。
続いて、「連獅子」 五世中村富十郎一周忌追善狂言。1年経ちました。子獅子の鷹之資君からは、親獅子の吉右衛門さんに対してみせる感情と 富十郎さんに見てもらおうという気持ち 両方を感じました。 歌舞伎座で観た 一日だけの特別公演、富十郎さんとの『連獅子』を思い出す。あの時よりも ずっと落ち着いていました。緊張を感じさせない程 踊りこんでいるようにみえた。 丁寧に丁寧に、そして動きの意味を踏まえて動いていた。まだ ちびっこなのに、背負っているものの大きさにも負けず 精一杯演じている様子に ジーンとした。 吉右衛門さんよりも背筋が伸びてみえた。 獅子になってもどってきてからも 立派だった。 精一杯頑張るってこういうことかと教えられました。新年にふさわしい演目だった。ありがとうございまPhotoす。
最後は、 め組の喧嘩。
これは、わたくしの携帯電話。 渋さ、おじいちゃんのごとく。 →
さて、「神明恵和合取組 め組の喧嘩」。そんなことぐらいで街中で喧嘩しなくても思う。覚悟を決める程の揉め事か なんて冷静になってはいけません。 そういうのを吹き飛ばす 粋な「め組」の鳶連中を楽しむ。 男寅ちゃんは、おそらく子供と大人の間の微妙な時期だからだと思うが なんだかえらく目立ってしまう。がんばれ。 萬次郎さんのおたくの光君がすーっと細く高くなっていておどろく。私は月初にみたので口に含んだ水で威勢よく足をぬらすところが 若い2人はダバーっとなっていてかわいい。かっこいいお兄さん・おじさま方にあこがれて 徐々にうまくなっていくのだろうなあ。 亀三郎・亀寿の兄弟の出す鳶仲間の雰囲気や、松也くんが頭の坊っちゃんをかわいがる様なども よかった。 粋でいいのだけれども、今火事がおこったらどうするんだいといいたくなるほど、必死に喧嘩してました。 舞台からあふれそうな程と 鳶連中と相撲連中が喧嘩をする。 さっきまで、江戸座で働いてたじゃんという人が鳶になって喧嘩してました。すみからすみまでみどころいっぱい。 喧嘩の原因は、どうなのと思うのだけれども、最初に相撲連中の宴に飛び込んでいって喧嘩した菊之助さんがかっこよかった。そんなに怒るほどの事じゃないじゃんとおもいつつも、その怒りっぷりが素敵と思う。 江戸時代はこんなに喧嘩していたのかしらん。 め組の辰五郎の家、気をもむ女房のお仲に時蔵さん。菊五郎さんとの夫婦っぷりは最高。倅又八には藤間大河くん。いちいち大人の真似をして裾をぱっとはねてから座ろうとするのが、可愛くって仕方ない。お父さんと別の劇場でも、立派に一人でがんばっていました。 纏を手に登場する菊之助さん。これがやりたいって年少の子はあこがれるんだろうなぁ。
目の前に目標がいて、どうにも乗り越えられない壁を感じて奮闘する。 自分が受けた何かを若い人へ伝えるべく、いろんな世代と演じる。 上から得たものを下に伝える。 こうやって歌舞伎は歌舞伎として確立し続けていく。 そんな流れも感じた。 自分の努力はさておき、できる人をひがんだり、運のいい人をねたんだりという今よくあるドロドロした現実と違う。 あこがれの人は歯が立たない程すごく、うんざりするのは できない自分の方。必死にがんばる。そういう世界はいいなぁ。

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2012年1月19日 (木)

壽 初春大歌舞伎・昼の部

201201もう半月程経ってしまいました。まだ正月休みとボケッとしていたころの覚書。ああ、あのころは平和だったなぁ。新橋演舞場にて壽 初春大歌舞伎・昼の部をみてまいりました。その覚書。

魁春さん、芝雀さん 2人の姫による「相生獅子」。最初はなよなよした姫だったのに、花道を勇壮に戻ってきて毛振り。石橋物の中で最古の作品らしい。昼は姫獅子が、夜親子獅子が、毛振り。 
毛振り。金閣寺。鳶祭。  そして、矢の根。毛振り。鳶祭。そんな一日。
続いて、「祇園祭礼信仰記 金閣寺」。菊ちゃんが雪姫に挑戦、これがお楽しみ。松永大膳の三津五郎さんが大きくみえて驚く。よかれ悪かれおおきい事しか考えなさそうでした。菊之助さんの雪姫は、初々しさいところと、落ち着いて堂々としたところとそれぞれあった。 落ち着いた美しい妻女だった。足先で集めた桜の花びらでネズミを描くと 本当のネズミになり縛られた縄を切ってくれる。その奇跡の部分より 心中の葛藤 が前面に出ていた。雀右衛門さんも葛藤がきれいだったなと思い出す。もっと緊張感に満ちたものになるかと思ったら もう落ち着いてみることができました。雪姫の夫 狩野之介直信には歌六さん。白塗りの優男の歌六さんに ハッとする。三津五郎さんの松永Photo_2大膳と、梅玉さんの実は 真柴久吉の対決は、品がありました。
最後に、「盲長屋梅加賀鳶  加賀鳶」。加賀鳶って、最初の本郷木戸前勢揃いが威勢よくすこぶるかっこいい。花道にずらっと並んで、3階席からは2~3鳶くらいしかみえません。なのに、あっという間に終了。残りは汚い装いの按摩さんの話になっちゃう。通しでみたことがないので(多分)、なんでこれ続けて演じられるのといつも思ってしまう。吉右衛門さん演じる日蔭町松蔵が両方にでてくるぐらいの共通点しかわからない。いつかわかるかな。今回も 別々の話のように楽しむ。勢揃いでアンコールと心の中で声をかける。繰り返しでいいからもう一回と。 盲長屋は、菊五郎さんの道玄と時蔵さんのお兼の組み合わせがいい。汚くて、卑怯で、ひどいのにいい。 難癖、最高とも思う。 赤門捕物は「こりゃドリフだね」と独り言。ドリフの方が影響を受けているのだけどね。ドリフで育ったから、つい。 最後、御機嫌にしてくれた菊五郎さん。汚いだけの按摩でなくなるのは、菊五郎さんの愛嬌のおかげ。何度観ても愉快。

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2012年1月18日 (水)

第57回野村狂言座

先週、宝生能楽堂へ行ってきました。第57回野村狂言座。能楽堂には〆縄が貼られ、樽酒の上に鏡餅が飾られていました。新春。
素囃子「神舞」。中川家 弟のことを考える。気合の入る音で気持ちがよかった。
「夷大黒」。長者(月崎師)が神仏をお迎えするからと(たぶん)、注連縄を掛ける。目付柱に巻いたとたん注連縄がプツリと切れました。脇正面全員がハラハラと見守る。後見がシテ柱でなく欄干に結ぶことで解決。ああよかった。後見って大変。
橋がかりを竹山師の夷が登場。続いて深田師の大黒も。大黒だけが小さいのはなぜだろう。ヒョコヒョコと歩む様は大変そうでした。(後で教えていただきました。大黒は俵に乗ってちょうど人間くらいの大きさということになっているそうです。) 一年の無病息災を祈ってもらえたのではないかと思う。寿ぎ祝うということを伝える雰囲気 その重厚さがよかった。一旦空気が断たれてしまったが惜しい。(注連縄騒動で)。 夷様は鯛のついた釣り針とを、大黒様は宝の袋と小槌を、長者にふるまっていました。果報者すぎる。夷大黒の拵えがありがたくてよかった。
続いて「空腕」。新年らしい「夷大黒」に続き「空腕」。高野師の太郎冠者は、木の枝にも風にもおびえる。そこにおかしみが出るのは、石田師の主が普段太郎冠者が口にする強がりぶりを揶揄する言い方が効いていたからだと思う。ものすごくなるほどと思ったのに何と言ったか忘れた・・(戦で馬のくつわを曳きたいと言っていたではないか というような事だったかな・・・)
夜、淀に使いにだされた太郎冠者が森の中を通る。杭に怯え、やぶに謝る。景気よく怯え、いさぎよく謝る。高野師パワー炸裂でした。全てお見通しの石田師の主を前に、夜道から逃げ帰った太郎冠者は自分の武勇伝を語る。あんなにも堂々と自分の猛者ぶりをひけらかすとは。怖がりは妄想力がたくましいのだよと自分のことのようによくわかる。40分近くあったかと思うがあっという間でした。
休憩をはさみ最後に「若菜」。橋がかりで大原女が勢ぞろいし雪山の謡を。新年だなと思う。(そして異様に丁寧で緊張感がありすぎるとも思う。)大原女は、もう若手だけで成立するのだなと思う。万作師の海阿弥は、軽やかに動く。あちらにおいでなさいませとすすめ、大原女をみつけたら 呼んで酒宴にしてはと勧める。 さっさっと軽やかに動く。無駄なく、美しく、すすっと動く。美しい。果報者の萬斎師は、床几に腰かけ、おおらかにのんびりと楽しむ。そこにいるということを美しくできるのがすごいなぁ。  若菜は、少し長く感じました。
次回の狂言座も楽しみです。

近くの神社では「15日、どんど焼き」と書かれていました。 能楽堂では いつまでを新年として祝うのでしょう。

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2012年1月17日 (火)

壽初春大歌舞伎・夜の部~新春大阪プチ旅行~

076この旅行の大目玉。大阪松竹座にて昼の部に引き続き、夜の部も観てきました。壽初春大歌舞伎、万歳。夜の部は1階最前列にて。近かった!
夜の部は、「通し狂言 雷神不動北山櫻(なるかみふどうきたやまざくら)」市川海老蔵五役相勤め申し候。最初に口上があり、御自身で物語を解説。自身で、裁き裁かれ 殺し殺され 五役を奮闘し相勤めますので、普段よりより一層の声援をお願いしますと言っていました。次から次へと出てくる出てくる。出ずっぱり。よく働くなぁ。 あーそういえばそうだったなぁと、以前演舞場で観た公演を思い出しながらみる。あれから何年経ったのかしら。2008年でした。4年経って、海老蔵さんは大人になっていました。私はどうでしょう・・・
安倍清行となって、舞台から降り、通路を芝居しながらトコトコと歩いていきました。衣装がぶつかるくらい 目の前を歩いていくのでドキリとしました。あーそうだっだ。おなごの匂いとか言っていたなぁ。これじゃおバカさんにみえるよと思ったことも思い出す。 そこも憎めないのですがね。早雲王子は、より悪人に。人々(農民ら)の心をうまいこと掴んで、にやりと笑う様が迫力。 粂寺弾正は、少々イヤらしい。これある程度大人(おじさまぐらいの)がしないと生々しさがあります。キセルは踊る。小柄は踊らん。とか大袈裟に不思議がるのところはいい。 鳴神上人は短縮版でなく、ちゃんとみたいと思った。細かい心の襞を略してしまうと いま一つもったいない気がする。 けれども、なぜあんなにも鳴神上人が怒りくるのかはよくわかった。雲の絶間姫が必死になるのもわかった。特に、鳴神上人の怒りが沸点に達する訳がよくわかり、よくできているなと思う。 あんなに手のつけられない程怒り狂った上人様が 劇中であっさりと「鳴神上人は始末した」という台詞の中で殺されていてびっくり。人の手では無理そうだったのに。
038人と人のつながりがよくわかり 通し狂言のよさがあった。 でも有名な演目を少し略して演じるもったいなさも感じた。通し狂言にしては、全体にテンポがあって飽きさせなかった。こういう点を随分検討したのだろうなと感じた。
大詰の、早雲王子の大立ち回りが、絶品。朱雀門王子最期の場。朱雀門がよく似合う。派手なものよりも、より派手な早雲王子。天の声(不動明王の声)が聞こえても 改心の心が芽生えず 高らかに笑って あの世に引き落とされていく様が すごくよかった。道徳感とかそういうのを超えて面白かった。
海老蔵さんは大の贔屓です。贔屓だからこそ、座長公演のような一人活躍するものはしばらく保留して じっくりと相手役者と取り組む演目が観たいです。 出ずっぱりだとうれしいし、大阪まで観にいっちゃうのだけれどもね。 それでも本当にそう思う。いい役者になって欲しい。

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2012年1月16日 (月)

壽初春大歌舞伎・昼の部~新春大阪プチ旅行~

024京都国立博物館も、本場 大阪の文楽劇場も、十日戎も楽しかった。そして、松竹座の壽初春大歌舞伎も、このうえなく楽しゅうございました。

この旅行の大目玉。大阪松竹座にて壽初春大歌舞伎を観てまいりました。昼も夜も、市川海老蔵 全演目総出演。本当に、朝から晩まで全部の演目に出てきました。夜の部なんて5役も演じてかつ出ずっぱり。よく働くなぁ。今日も、はりきって活躍していることでしょう。
壽初春大歌舞伎、まずは昼の部。3階から観劇。
昼の部は3演目。翫雀さん、秀太郎さんによる吃又。我當さんに、吉弥さん、扇雀さんの修禅寺物語。團十郎さん、藤十郎さんの関扉。豪華な顔合わせ。
「傾城反魂香」
すっかりご贔屓になった翫雀さん。その女房おとくの秀太郎さんのかわいいこと。あの方、私生活も おじさまではなくておばさまだと思う程かわいらしかった。うちの人の吃りと、私のしゃべりを こうこうこう~あわせるとよい夫婦が1組できるのにというくだりが実にいい。 絶望した又平が自害するという決意をちゃんと受け止め、かいがいしく世話をやく。働きながらも内面で泣いている悲しさがでていて流石と思う。翫雀さんの又平は、素直に怒ったり焦ったり泣いたり喜んだりとかわいらしかった。あのくらいの必死な思いなら絵も手水鉢を抜けるやもしれません。  「かか、ぬけた」というあの台詞。やはり、そんなに突出して響いてこなかった。冨十郎さんのあの一言はすごかった。年寄りのいいそうなことを思ったりした。 又平が途方にくれた様は、本当にみていて気の毒になる。気持ちを寄せることのできる又平でした。
修理之助は笑也さん。お行儀よくて似合っていました。市蔵さんが土佐将監。絵が抜けた手水鉢の表面を斬ったのでびっくり。一斤の食パンから1枚を斬りとるようにるように(?!)手水鉢を前面をエイっと斬る。その面にも又平の自画像が。 断ち切ることで吃りが治る。なおびっくり。これは、上方式なのでしょうか。 チラシに、「吃り」を 「生来言葉が不自由なため」と書いてあった。吃りの又平、通称“どもまた”。台詞には”吃り”という言葉がどんどんでてくるのに、表記はしないのだなあ。
海老蔵さんは雅楽之助。途中で花道から傷だらけでよろよろしつつも、さっそうと?!登場し、パーッと華やかに活躍し、さーっと戦場へ(花道へ)去っていきました。似合うね。
「修禅寺物語」
お正月からなぜ、修善寺物語なのかなと疑問に思った。暗い話という印象だったから。我當さんの夜叉王の毅然とした職人ぶり。妹、楓の吉弥さんの謙虚さ。姉、桂の扇雀の気丈で気位の高い様子。人には自らの生きたい道というのがあって、家族内でもそれは様々で、お互い道を貫こうとしたら相まみえぬものなのだなぁと なんだかなるほどと思った。悲劇なんだけど、それぞれの人がしたいように生きて、見方を変えたら ああこれはこれで幸せなのかもと思った。そういう眼でみせてくれる顔合わせでした。
春彦は進之介さん。大きく(ふっくらと?)なっていました。我當さんぽくなってきて、ちょいびっくり。
海老蔵さんは、源の頼家。家柄も権力も持つ、若く短気な頼家。自らの顔を名人に彫らせ、美しいおなごがいれば、自らに仕えさせる。思うままを行う。その後、悲劇が待っていることを知って観ているので、その若くして散る男のもつ勢いというものがあって、それがよく似合っていた。
「積恋雪関扉」
最後に、関扉。團さまの関兵衛実は大伴黒主に、藤十郎はんの墨染実は小町桜の精。おおらかで、理屈を超えた大きさがあって、気迫もあり、歌舞伎らしくてよかった。今回も大意はわかるのだけれど、やはりそんなによく理解はできていない。が、そういうものを超えて、風情を楽しませてもらった。見応えがあった。不思議なことに。
團さまは、関兵衛の隈がとてもよく似合う。この拵えが1番似合うのではないかと思う程 よく似合う。(あとは茨木もお似合いです。) 美しかった。あごのあたりの薄い水色の具合が美しい。青いあごがきれいなんて、字面では美く感じないけど。 大伴黒主になってからのでっかさもいい。桜の樹の下でまどろむ様子なんて現代人ではないようにしっくりとしていました。 藤十郎はんは、小野小町姫も傾城墨染も小町桜の精までも、”生きてる”って感じの艶めかしい迫力。 たおやかで、可憐な姫も美しくていいけれど、有無を言わせぬ「我こそは姫なり」という立派な姫も、歌舞伎にはよく似合う。大袈裟なセットにも負けない。 こういう大きいところが別世界感があっていい。
海老蔵さんは宗貞。そりゃもう、貴公子でした。3人で踊るところは優雅で、観飽きなかった。
あー歌舞伎を観たという、演目が並びました。初めて鑑賞という人には、別世界すぎたかもしれません。さよなら歌舞伎座公演で、少々燃え尽きぎみの歌舞伎フリークには、ひさしぶりの感覚かもなぁ なんて思いました。出費がかさむので3階からの鑑賞でした。3階からでも充分ドラマチックでした。(とてもよかった。が、3階からで充分とも思う・・・)
感想は、夜の部に続く。

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2012年1月15日 (日)

文楽 義経千本桜~新春大阪プチ旅行~

074新春大阪プチ旅行の〆に初春文楽公演を観てきました。本当は、しっかりと鑑賞したかったのですが思うところあって1幕だけ鑑賞。国立文楽劇場というのは、豪華でした。舞台上には、干支の「辰」と書かれた大凧が飾られていました。舞台も広い!義太夫の場所もたっぷり。幕見は、最後列とはいえ、横向きの1段高いところ。舞台でけでなく劇場全体をしっかりみることができました。第2部は、義経千本桜。道行初音の旅と、河連法眼館の段。河連法眼館を我慢。道行を食い入るように鑑賞。勘十郎さんの狐忠信に、清十郎さんの静御前。景清の語りのところもよかった。見台抜けとか、びっくりの趣向まである。あー面白いとブルブル震える。いつの日か、この劇場でたっぷりみよう。
呂勢大夫さんに清治さん。手にしているのは三味線なのに殺気かと思うくらいピリっと鋭くかっこいい。道行は、三味線軍団がちょっとロックっぽい動きにみえるところがあって、しびれました。よくわからないけど、ググっとくる。
ロビーには、鏡餅の横に、にらみ鯛も。文字通り2匹の鯛がにらみあってる。本物かなぁ?
いろんな趣向があるのですね。あちこち気になって面白かった。脳が活性化されました。

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2012年1月14日 (土)

十日戎~新春大阪プチ旅行~

十日戎というのは、何かしら。ちょっと大阪に行ってきました。

大阪・今宮戎神社の行事だそうです。江戸時代 商業の町として繁栄を遂げた大阪。今宮戎神社は大阪の商業を護る神様として篤く崇敬されるようになったそうです。江戸時代に描かれた状景に十日戎が描かれているとか。
083壽初春大歌舞伎で賑わう、大阪松竹座のすぐそばの橋がえびすばしでした。グリコの看板のそば。そこから行列が繰り出しました。皆、口ぐちに「ほぉえーほぉえー」と言っています。ものすごい人出。平日なのに。宝恵駕行列といものだそうです。ホエカゴホエカゴ、エライヤッチャエライヤッチャ。 間寛平ちゃんや、糸ちゃん(尾野真千子さん)、市川右近も駕籠に乗っていました。文楽からも清十郎さんが静御前のお人形と一緒に乗っていました。くす玉をわったり、橋で挨拶したり。その都度、手締めをしていました。あちこちで大阪締めというのをしてきました。もう、ものすごく縁起がよさそうです。芸妓蓮台駕上げというのが、ものすごかった。蓮台にのせた佳世子様を男衆が駕籠を頭上へ。ホイホイ持ち上げていました。駕籠ごと! 朝ドラ好きなので、糸ちゃんをみたのがうれしかった。かわいらしかった。
今宮戎神社にもいってきました。しくみがよくわからないのですが、どうやら最初に笹をいただき、その笹に何やら縁起物をつけてもらっていました。 小判とか米俵とか、とにかく金色の飾りもの。吉兆(金色の飾り物)を笹につけて、その笹を捧げ上げて歩いている人がいっぱい。
「十日戎のうりものは、はぜ袋に取鉢、銭かます、小判に金箱、立烏帽子、米箱、小槌、たばね熨斗、笹をかたげて千鳥足」
笑い袋のような笑い声がするところにも人がいっぱいいました。そして壁をバチバチと叩いています。何のことやらわかりませんでした。むやみに縁起がよさそうでした。
今宮戎神社から南海なんばの駅までの1駅近く、ずーっと出店が出て大にぎわい。混んだ中でも大事そうに笹をかかげ歩く人達。活気がありました。出店のものが何か食べたいなぁと思ったのですが、1人だとなぜやら買えなかった。変なところが意気地なしだなぁ。
_crop_2今宮戎神社にお参りした後、文楽劇場へ。こちらでは、十日戎の鏡開きというのを行うそうなので行ってみました。福娘さん達が、文楽の人間国宝の方々へ福笹を授与。鏡開きの後、福娘さんから樽酒を升でいただきました。福満載です。1幕だけ、幕見をして帰ってきました。
十日戎というのは、ものすごく活気のある行事です。大阪の人はパワーがあるなぁ。面白い体験でした。

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2012年1月13日 (金)

中国近代絵画と日本~新春大阪プチ旅行~

ちょっと遠出してきました。最初に京都へ行き、京都国立博物館を見学。大阪松竹座で壽初春大歌舞伎を鑑賞し、十日戎の賑わいを体感して帰ってきました。

017京都国立博物館にて、1月7日より「中国近代絵画と日本」という特別展覧会開催というチラシをみて、平常展示館の建替工事完了記念に是非行かねばと駆けつけました。ところが・・・平常展示館は、現在もまだ建替工事中でした。現地入口でびっくりです。自分の思いこみにもびっくりです。新平常展示館は2013年秋の完成予定だそうです。あぁ。
特別展「中国近代絵画と日本」をみてきました。東京国立博物館のパスポートでも鑑賞可能。招待気分で(入館料金不要というだけですが)鑑賞。 中国近代絵画か・・・とよくわからないので期待せずにみたのですが(失礼)、面白かったです。
中国の近現代に活躍したのが、呉昌碩(ごしょうせき)、斉白石(せいはくせき)、高剣父(こうけんぷ)、徐悲鴻(じょひこう)、劉海粟(りゅうかいぞく)、黄賓虹(こうひんこう)等だそうです。
山水画ばかりかなと思ったら、金魚や菊など親しみやすいもので筆跡もよく面白かった。タイトルも『弱肉強食』とか興味深い。花の絵が力づよく勢いがあっていいなと思うものが沢山あった。 高剣父の『烏賊』は、画面をほぼ烏賊墨が占めていて新鮮でした。食卓で自らの耳を箸でつまんでいる男の図、斉白石の『耳食図』。これは、人の説を鵜呑みにして、自らで考えることなく物事を判断するという図。辛口が染みる。うまい絵というよりも、アイデアが勝ったような作品。簡単なラインで奇抜なアイデア。仙厓を思い出す。面白かった。 蘇仁山の『吹簫引鳳図』は、大きな作品でドラマチックでした。中国の伝説が描かれていました。黒の墨だけで描かれているのですが動きがあってかっこいい。
018_2この展示は、ガラスケースの手前に半透明の作品解説が貼られていました。 読みやすく、なかなかいい。作品の横で読むことができるので、正面で鑑賞する人・横で解説を読む人と混雑を和らげるのにもいいアイデアだと思った。(あまり人はいませんでしたが。)
近代のセザンヌに影響を受けた王済遠の『抗州湖畔』に、なるほどと思う。なかなか、面白い展示で楽しかった。
京都国立博物館は、古めかしくて大袈裟な建物がいいです。

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2012年1月12日 (木)

『手みやげを買いに【関西篇】』~新春大阪プチ旅行~

MeetsのシPhotoリース゛を、愛読。このシリース゛はむやみに信用しています。 いつか買おうと思っていた京阪神エルマカ゛シ゛ン社の『手みやげを買いに【関西篇】』を購入。熟読。
手みやげを買うために、わざわざ行きたくなっちゃう銘品揃い。京都・大阪・神戸のおいしものがたんまり。新春大阪プチ旅行をするので、あれもこれもとシュミレーションする。

そして、ちょっくら関西へ行ってきました。新春独り旅。
最初に京都に入り。東福寺の駅からテクテク歩いて、京都国立博物館へ。地図を持っていると迷ってもいないのにおじちゃんが道を教えてくれました。ついてってあげようかと きさくで親切でした。近くのお寺の由来までも教えてくれました。
021京都国立博物館鑑賞後、七条から四条までテクテク歩く。この本に載っていた茶香房 長竹に行ってみました。茶粥をいただく。香ばしくておいしい。菜の花のお浸しもたっぷり。お漬物もおいしかった。ランチ用のデザートも追加注文。濃厚のお茶風味のアイスと寒天とわらび餅。プリプリのうまうま。おいしかった。お店には、大きなお芋さんが飾られていました。 ここでも親切に相手をしてもらいました。お店の方も、お客さんもきさくで親切。食べるお薄茶とかかれた絶品の抹茶大福はお持ち帰りにしました。 満腹のまま、三条まで歩き、父の大好きなたわしを購入。京都に後ろ髪ひかれつつ一路大阪へ。松竹座で海老蔵さんが待ってるからね。
大阪まで京阪で小1時間でした。大阪でも、この本に載っていた「たこ梅」で お持ち帰りのたこ甘露煮を買ったり、この本に載っていた手作業の写真にぐっときた旭亭の山椒ちりめんを入手したり。朝ごはんは、この本に載っていたアメリカンでホットケーキ。Photo_2
松竹座で壽初春大歌舞伎を鑑賞。偶然、隣の席に友人が。偶然、独り旅同志でした。ではと一緒に、おでんやさんに繰り出す。おでんやさんでも、お客さんがつめて席をあけてくれたり、お店の方もよく相手をしてくれました。お年始にと昆布をいただき、すごくうれしかった。普段は、こういうふれあいの経験がない。関東の人よりも関西の人の方があたたかいのかな。こういうところがいいなぁと思う。
十日戎というお祭に、街中が浮かれていて面白かった。
もう食べたり買ったりするお腹とお財布の余裕は ないけど、この本に載っていた かやくご飯の大黒のお店を確認したり、おはぎのお店の行列をみたり。今後のためにいろいろ確認して参りました。すっかり、この本にメロメロです。
この本に魅せられ、十日戎に乗せられ、最近愛用の万歩計も景気よく歩数を刻みました。新春大阪プチ旅行 最終日は、23141歩。初日は、16711歩。よく食べ、よく歩き、よく遊びました。満喫。

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2012年1月 5日 (木)

『三人目の幽霊』

落語ものを読みかえそうかなと、本棚にあった 大倉崇裕『三人目の幽霊』(創元推理文庫)を読む。ああ、いい本だ!
落語家を父に持つ少年が、「落語って面白いんだけど、最後がよく判らないんだ。」と言うのが面白かった。そうなのである。落ちというのが案外難しい。そこまでは面白かったのに、最後は んん?と思うことがある。 そんな感じに慣れてきた。
熊さん八つぁんが暮らしと、現代は暮らしぶりが全然違うから常識もおのずと違ってくる。 それでも落ちは変えられない。変える必要もないと思う。
私には、古典芸能と言われるものをみるときには、「さて 今日はどの部分を感じることができるかな」と思って臨む癖がついている。これは能をみて身に付いた。基本的に、わからないから。眠たくなってしまうし、全て起きていたのに、何の話だか分らなかったことも、十分下調べしたのによくわからなかったこともある。ちょっとわかったところがあったら、「やるな私」「成長したわ私」と思う。この 隅から隅まで、全部はわかるはずがないという 現代の感覚とは一風変わった見方が気に行っている。
完結に向けて話は進む。完結に重きを置き、そこまでの展開をみて楽しむ。これが現代の常識のように思う。 そうじゃない世界も、楽しみたい。風情とかね。それもまた一興である。 今は、歌舞伎ならだいたい内容はわかる。と思う。でも、舞踏はなんだかわからない。うまいなあとか感覚はわかるけれど設定はよくわからない。いずれ おいおいわかってくるでしょう。のんびり楽しむ予定。

さて、本題。主人公は間宮緑。あこがれの出版業界に職を得る。配属されたのは「季刊落語」。衝撃の辞令に泣く泣く仕事をしていくうちに、落語に魅力を感じる。落語に熱愛という語り口調でなく、仕事だからと渋々係わっていたら、渋々でもなくなってきた具合がいい。 上司の牧編集長は、すばらしい洞察力を持つ。人をよく観察している。落語家をめぐる事件を解決ていく。
落語家を巡る事件から唯一離れた、緑の祖母の話も とても好きだ。苦さとか人の幸せとか想い出とか。大切なものというのは、そりゃあった方がいいが、それにしがみつくとまた色あいがかわってくる。これがなきゃ死んでしまうというヒステリックな愛情になりがちの自分に気がついた。そんなことを考えたりしながら大切に読む。
解説は佳多山大地。祖母の下りで なにをあんなに意気込んで解説しているのか不可思議であった。鬼の首でもとったつもりかと独り言ちる。
落語もききたいなあ。時間は限られているから欲張りには楽しめないけど。
師弟関係のとか、特殊な世界ならではの話は面白い。

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2012年1月 4日 (水)

あけましておめでとうございます4

201201お正月休み最終日。
本日は、演舞場へ繰り出しました。終日観劇。 ポットにお茶をつめ、昼の部用と夜の部用と2つお弁当をもってでかける(我が家のおせちをいただいていく)。 手弁当で、カジュアルな格好で、そして3階席から観ているということで、あたかも節約しているような気分に!歌舞伎マジック!
3階席は熱気であたたかでした。観客もよくはPhotoいっていました。不景気じゃないの?世間。
楽しみにしていた菊之助さんの雪姫は、もう安定しているかのよう。富十郎さん一周忌を偲び鷹之助くんが挑んだ連獅子(吉右衛門さんと)に、ジーンとしました。今日のピカいちは、X(三津五郎さん)の矢の根。矢の根ってこんなに楽しかったかしら。三津五郎さんの力だと思うけど。おおらかで突拍子もなく、かつおめでたい。1月にはいつもかかればいいのにと思う。曽我ものですし。加賀鳶とめ組の喧嘩もあり、威勢のいい連中が山ほど出ていて楽しかった。生の舞台は面白い。テレビの10倍面白い。初芝居を堪能しました。
ありがとう、お正月休み。明日からがんばってお仕事します。

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2012年1月 3日 (火)

あけましておめでとうございます3

Photo_2お正月満喫中。
相棒の傑作集の再放送をみたり、録画しておいた相棒のお正月スペシャルをみたり。そんなに相棒が好きだったかしら、私。よくできたドラマでした。
お正月といえば、かるた。いただいた「紋かるた」というものを楽しんでみました。古風なもの最高。
いつまでも終わらないで、お正月休み。

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2012年1月 2日 (月)

あけましておめでとうございます2

_cropお正月満喫中。Photo
初売りをのぞきに行って、スカート買ったり、スカート買ったりしました。いいお買い物をしました。
お正月休みにと奮発したシャンパンを飲んだり、いただいたお酒(まーちゃん♪)を飲んだり。 テレビみたり、本を読んだり。 初芝居はテレビ鑑賞から。劇場へは、おいおいと。
あー いつまでも続いて欲しいわ、お正月休み。

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2012年1月 1日 (日)

あけましておめでとうございます

Photoあけましておめでとうございます。

近所の氏神様に初詣に行って、届いた年賀状をみて、本をながめたりテレビをみたり。のんびり、シアワセなお正月を楽しんでいます。

←これは、歌舞伎座にあった達磨。 歌舞伎座が建つのは、来年の春。 新しい歌舞伎座が出来上がった時には、なんだかもっと幸せな私生活になっているだろうと思ったのに。伴侶を得るとか、伴侶を得るとか。おかしいわ、何の予定もないわ。いそがないと間に合わないわ。こんなはずでは・・・ のんびりしたお正月に幸せをかんじているのだけれどもね。だから、オールOKです。

今年も、歌舞伎を沢山観よう。
本も、沢山読もう。
狂言も文楽も、しっかり観よう。時には演劇も観たい。
美術館で、本物を沢山みたい。
地道で、普通の毎日 万歳!!

今日は、ヤン・ファン・エイクの「ゲントの祭壇画」が載った美術誌を眺めていました。細かくて、ただただすごい。理解できていることは少しだけれど きちんとわかったらどんなに興味深いことでしょう。いつの日か、ベルギーの聖バーフ大聖堂で本物を見てみたい。

今年もよろしくお願い致します。

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