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2012年1月19日 (木)

壽 初春大歌舞伎・昼の部

201201もう半月程経ってしまいました。まだ正月休みとボケッとしていたころの覚書。ああ、あのころは平和だったなぁ。新橋演舞場にて壽 初春大歌舞伎・昼の部をみてまいりました。その覚書。

魁春さん、芝雀さん 2人の姫による「相生獅子」。最初はなよなよした姫だったのに、花道を勇壮に戻ってきて毛振り。石橋物の中で最古の作品らしい。昼は姫獅子が、夜親子獅子が、毛振り。 
毛振り。金閣寺。鳶祭。  そして、矢の根。毛振り。鳶祭。そんな一日。
続いて、「祇園祭礼信仰記 金閣寺」。菊ちゃんが雪姫に挑戦、これがお楽しみ。松永大膳の三津五郎さんが大きくみえて驚く。よかれ悪かれおおきい事しか考えなさそうでした。菊之助さんの雪姫は、初々しさいところと、落ち着いて堂々としたところとそれぞれあった。 落ち着いた美しい妻女だった。足先で集めた桜の花びらでネズミを描くと 本当のネズミになり縛られた縄を切ってくれる。その奇跡の部分より 心中の葛藤 が前面に出ていた。雀右衛門さんも葛藤がきれいだったなと思い出す。もっと緊張感に満ちたものになるかと思ったら もう落ち着いてみることができました。雪姫の夫 狩野之介直信には歌六さん。白塗りの優男の歌六さんに ハッとする。三津五郎さんの松永Photo_2大膳と、梅玉さんの実は 真柴久吉の対決は、品がありました。
最後に、「盲長屋梅加賀鳶  加賀鳶」。加賀鳶って、最初の本郷木戸前勢揃いが威勢よくすこぶるかっこいい。花道にずらっと並んで、3階席からは2~3鳶くらいしかみえません。なのに、あっという間に終了。残りは汚い装いの按摩さんの話になっちゃう。通しでみたことがないので(多分)、なんでこれ続けて演じられるのといつも思ってしまう。吉右衛門さん演じる日蔭町松蔵が両方にでてくるぐらいの共通点しかわからない。いつかわかるかな。今回も 別々の話のように楽しむ。勢揃いでアンコールと心の中で声をかける。繰り返しでいいからもう一回と。 盲長屋は、菊五郎さんの道玄と時蔵さんのお兼の組み合わせがいい。汚くて、卑怯で、ひどいのにいい。 難癖、最高とも思う。 赤門捕物は「こりゃドリフだね」と独り言。ドリフの方が影響を受けているのだけどね。ドリフで育ったから、つい。 最後、御機嫌にしてくれた菊五郎さん。汚いだけの按摩でなくなるのは、菊五郎さんの愛嬌のおかげ。何度観ても愉快。

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