『絲的メイソウ』
引き続き 絲山秋子の『絲的メイソウ』(講談社文庫)を読む。名営業ぶりを読んで、働くのもいいじゃんと思う。確かに女性営業に言われて まんざらでもない顔をしている男性社員をというのをよくみる。 女力を使ってとは思わない。キャピキャピした娘ッ子ではないので。 世渡りできる腕を持つ人の技は面白い。 いい気分にさせる=商売につなげる という明確な図式をどうどうと言うところがいいなぁ。 薄毛好きとか、徹底的に否定しまくるところとか、変テコですてき。 みな、「自分好み」という癖をもっているのに、こんなに面白く自分を紹介することはできない。プロのエッセイ。恋して何も手につかなくなることを無駄と言いきるところがいい。翻弄されたくせに。かっこよく、たまにかわいい。あれ?最強じゃん。
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