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2012年2月11日 (土)

今 和次郎 採集講義 展 ~ 時代のスケッチ。人のコレクション。~

本日は勘九郎襲名公演、奮発デーなり。うしし。その前に、パナソニック汐留ミュージアムに行ってきました。2012年1月1日付けで、「パナソニック電工汐留ミュージアム」から「パナソニック汐留ミュージアム」に名称変更したそうです。電工を取る意味はいかに。

「今 和次郎 採集講義 展 ~ 時代のスケッチ。人のコレクション。~」をみてきました。招待してくれた友人が「そんなのスケッチする?」という面白い展示よと言っていました。名キャッチコピーだなぁ。まさにそんな展示でした。
今和次郎(1888-1973)は、青森県弘前市に生まれ。昭和初期の急速に大都市化していく東京の街の様子や人々の生活の変化を採集(観察し、記録する)・分析した「考現学」の創始者として知られているそうです。結果、「考現学」という学問が始まったというだけだと思う。目の前のものをメモしだしたら、詳細にあれもこれも記録せずにいられない人。採集マニアから学問に極める没頭っぷりがすばらしい。好きでしていることと、それを人にうったえることになる境界線をみたような気がした。「とことん」するって素晴らしい。
スケッチは、細かい。そして旨い。とにかく細かい。しつこい。色味の美しいスケッチ。うまいなぁ。とにかく非常に面白い。ユニークでワクワクしました。
美術館の中なのに、うっかり声をあげて笑ってしまいました。すみません。山梨の記録があまりにもおもしろくて。まじめなのだけど、ちょこっとユーモラス。収穫物を列挙している中サツマイモ、カキ などにまざって「ほうとう」があったのがたまらなかくおもしろかった。井の頭公園での自殺者の様子といった肝が冷えるものも、今さんにかかってはちゃんと調査になっていた。
日常生活を考察する「生活学」や「服装研究」に発展する記録は、ひとつずつがすごかった。銀座の街角にたってどんな靴をはいているか、髪型がどうか記録する。化粧の具合も。もう化粧は必要ない年代と思われるといったような暴言も。全部許されるほど没頭する研究者の様子に圧倒。
"ひろい心でよくみる"。生活って面白い。

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