« APA AWARD 2012/全国学校図工・美術写真公募展 | トップページ | 三月大歌舞伎 夜の部 佐倉義民伝 »

2012年3月17日 (土)

「フェルメール 光の王国展」

フェルメール全37点のリ・クリエイト作品を一堂に展示したというフェルメールセンターに行ってきました。福岡伸一 監修『フェルメール 光の王国展』です。
「re-create」(リ・クリエイト)とは、通常の複製画と異なり、現存している本物の絵をそのまま複製するのではなく、フェルメールが描いた直後の絵の色合いを復元することを目標として再現した複製画dそうです。
本物のフェルメールをみたときに感じた光の感じが違う。 以前、上野でみたのきに本当に光があたっているようで、ああ作品がやけると思ってしまった。そういう感じを受けませんでした。正確に再現をすることが可能になっても、作品のかもし出す雰囲気というものは再現できないということがわかった。本物のすごさを感じる。図録の中に入って、じっくり眺める感じがして、それはそれで面白かった。全37点が一同にかいすると作品のサイズなどもよくわかりました。
会場の一角で、「フェルメールのアトリエ」を再現。記念写真をどうぞというコーナーがある。この体験コーナーは今までみた中で一番本格的なコーナー。フェルメールが描いた“あのアングル”で、記念写真をとうたったコーナーは、机や床や窓の再現だけでなく、窓から入る日差しや、立ち位置の指定、ここでカメラを構えるという目線の指定までされていました。なりきり心に火がつくすばらしい設定でした。
会期が長いのに、雨の日なのに、けっこう盛況で驚きました。福岡伸一さんは、以前 世田谷パブリックシアターで狂言の野村萬斎・文楽の桐竹勘十郎・ 生物学者の福岡伸一という取り合わせの MANSAI◎解体新書 で話を聞いたことがあります。文楽の変形的な実演の後、花粉症と身体の闘いについてという話をし始めたことが興味深かった。本を読んでみようかしら。

福岡伸一監修「フェルメール 光の王国展」
於:フェルメール・センター銀座

|

« APA AWARD 2012/全国学校図工・美術写真公募展 | トップページ | 三月大歌舞伎 夜の部 佐倉義民伝 »

コメント

この記事へのコメントは終了しました。

トラックバック


この記事へのトラックバック一覧です: 「フェルメール 光の王国展」:

« APA AWARD 2012/全国学校図工・美術写真公募展 | トップページ | 三月大歌舞伎 夜の部 佐倉義民伝 »