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2012年3月 7日 (水)

平成中村座 勘九郎襲名初日 昼

120303_145359_cropひなまつりの日、浅草 平成中村座へ新勘九郎襲名披露公演に駆けつけました。初日は特別よねぇっと思っている歌舞伎好き・中村屋好きが大挙して平成中村座へ。満員の小屋は熱気でいっぱい。でも寒かった。
はじめて桜席に座りました。なるほど、これは変わった席です。舞台がよくみえなかったり、役者の声が通りにくかったり、花道が全然みえなかったりするのに・・・面白い。すこぶる楽しい。マイナス要因がちっとも気にならない。 お手洗いなんていっている暇はありません。静かに手際よく舞台を転換していく様や、念いりの上に念いりに舞台の上を掃き清める様、定位置につく長唄さんや義太夫さんの様子を、みせていただく。お行儀よくしていようという気持ちになる。 お客なのだけど、ちょっとだけ幕内気分で舞台が滞りなく進みますようになって想いながら(余計なお世話だが)みるというのが楽しい。この席に座ってみると義太夫に心が惹かれてならなくなる。
「暫」で、この小屋ならではの雰囲気に酔う。舞台いっぱいというより舞台からはみ出してしまっている。このスケールにワクワクする。我當さんの武衡は何があっても動じなさそうだった。声からして存在感がある。 男女蔵さんの成田五郎は頼りになるようなならないようなのどかさがあり、とにかく大きいというおおらかさがあり 以前の襲名の時よりも貫禄があっていいなと思う。
権五郎の海老蔵さんは声という面では大きさがでなかった。そこに居るという存在感の大きさは、よかった。桜席の私からは姿はおろか、たまーにお顔がちょっと見えるだけなのに、何やら「でっけえ」権五郎らしさがあった。何か考えがあってのことでしょうが声の大きさが出ないことがちょっと気になった。七之助さんの照葉は、美しく頼もしかった。照葉姉ねぇのおかげで一安心。そのかっこいい頼もしさは、真家みきのようでした。
暫は、襲名の幕あけにぴったりな派手で古風で気分のいい演目。どっしり構えた優雅な役者の後ろで、キビキビと無駄なく鋭く働く後見の動きも素敵でした。こっそり舞台をみつめ続ける勘三郎さんをこっそりみつめつづける。
「一條大蔵譚」。こんなにいいとは。ぐっとくました。つくり阿呆という設定はなかなか じっくりと見ることができない。何かひっかかってしまう。 けれども新勘九郎さんの大蔵卿の阿呆ぶりは愚かさが不幸そうでなかった 私はすごく好きでした。人の顔をじーっとみるところ。あそこも深くてよかった。 扇雀さんの常盤御前は 敵を惑わすにはまず味方からという覚悟がよくわかった。 ここでも七くんはかっこよくたのもしかった。 キリッといい女 七之助さんは、一日中大活躍でした。兄の襲名を支えるだけでなくひっぱっていました。一日中みていて、七くんの活躍ぶりも印象的でした。

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