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2012年5月26日 (土)

平成中村座 立見席

桜席で観劇した日、そのまま夜の部を立見席からみてきました。志賀山三番叟というものが、とっても気になっていたので。運よく、当日立ち見が残っていたので購入。
まずは、歌舞伎十八番の内 毛抜。演目の並び的に、カラっと元気なものがぴったり。毛抜はちょうどいい。橋之助さんの粂寺弾正は大きく明るく快活だが、そんなにイヤらしくなく、客席にわびるところがあまり効いてこなかったのが意外。 腰元巻絹の扇雀さんが綺麗でした。
続いて、江戸随一 志賀山三番叟。中村座の定式幕が開くと、蝋燭の灯りにポーっと灯された舞台。この灯りの色だと、雰囲気がガラっと変わる。この世界で、何がはじまるのかとワクワクする。最初に上演口上というのがつきました。大きな角切銀杏の紋を背景に勘三郎さんの。下手寄りに小山三さん。中村座のお話や志賀山三番叟の由来を交えた口上。続いて小山三さん。この小屋にいる人みんなに愛され大事にされている役者さんです。小屋中から発する愛情を感じました。私も発しました。女形さんに年を聞くのは失礼ですがという前置きがかわいらしい。
続いて松羽目に変わり江戸随一 志賀山三番叟。奥には長唄連中。上手には、清元。まずは、千歳の鶴松が面箱をもっておごそかに登場。そして、三番叟の勘九郎さん登場。蝋燭の灯りの元、白塗りにすると真っ白というより少し人に近い綺麗な白にみえました。本当に本に書かれたようになるのだなと感心。灯りに加減で、よりおごそこかに神秘的なものに見えました。張り詰めた空気の中、緊張感を持った、きれいな三番叟でした。息をのんでじっとみました。千歳も、礼儀正しく清潔ですばらしかった。清らかな気持ちになる、すばらしい三番叟でした。よかった。
くたびれちゃったので、髪結新三をみずに 平成中村座の思い出を胸に帰路につきました。独特で特別の気分になるいい小屋でした。

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