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2012年5月20日 (日)

平成中村座と三社祭

平成中村座 昼の部をみてきました。 三社祭の日にあわせてがんばって切符をとってみました。幸運な日になりました。とびっきり楽しかった。
三社祭に、大好きな三社祭の踊り。これ、大好き。ほれぼれしました。善玉悪玉をかぶって踊るあのセンス、かっこいい。しかも山東京伝のアイデア。(だったはず)。朝から晩までみていたい踊り。踊り手がくたびれ死んじゃうなぁ。通人と田舎侍とか変化もの。獅子頭は花道そばの人をたたいていました。そういえば開演前に非常に具体的に臨場感がありますので、そこも楽しんでいただければと言っていました。そのとおり!
最後に、神明恵和合取組。め組の喧嘩です。勘三郎さんは、辰五郎初役だそうです。まだ、初役ってあるのですね。勘三郎さんの辰五郎は、すごく目立つわけではない。気がつくといるみたいな登場の仕方だけど、ものすごく頼りになる。大きな声で威勢よく喧嘩をしかける若い連中を抑えるときにもそんな大声を出す訳ではない。低く抑えた声で我慢させる。鳶は威勢がよくとかっこよくて見栄えもいい。乱暴者だけど火事のときにかけつけてなんとかしてくれる正義の味方。命を張っている商売だから、普段は少々暴れても多めにみてくんねえという連中を束ねる頭の苦労を感じた。自分だって面白くないのに、若い連中をおさえなきゃならなかったり、命をかけた喧嘩をするって妻子に言わず、密かに信用できる人に頼みに行くとか、「男の中の男」っていうのは本当はこういう人なんだという 綺麗ごとだけでない鳶の頭の器の大きさをみせてもらいました。よかった。怒りをじっとこらえて肩をふるわせたり、女房に喧嘩に行くと告げることができ火打ち石をうって見送ってもらったときのせいせいとした顔をしたり、人間らしくていい辰五郎でした。
鳶は、とびっきりかっこいい。なかでも勘九郎の藤松のかっこいいこと。纏を持って、はしごに手をかけずに屋根を駆け上がるところなんて惚れぼれしました。
梅玉さんの焚出し喜三郎の仲裁で、幕。お芝居が終わったとおもったら・・・ 奥から本物の三社祭の御神輿が。本物ってすごい。熱気といいなんだかもう舞がってしまいました。感極まる人達をみて、こっちも感極まりました。興奮大会。祭っていい!

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