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2012年6月10日 (日)

杉本博司 ハダカから被服へ

原美術館にいってきました。本当は、先週行く予定にしていたのですが熱を出したり胃を痛めたりしてしまい、延期してもらいました。申し訳なかった。
原美術館では、「杉本博司 ハダカから被服へ」展を開催中。勉強会で気のあった友とはじめて2人で観賞会。ここのガーデンバスケットもお目当てです。美術館に入って、カフェダールに直行。中庭を眺めながら、週末限定のワイン入りのバスケットを楽しむはずが・・・限定数終了でした。残念(まだ開館して1時間たっていないのに・・)。前日は寒く雨が降っていましたが、この日は快晴。暑いくらい。芝生に面したミュージアムカフェは大賑わい。ワイン片手にランチを楽しむ人もいっぱい。我々も同様に楽しみました。体調不調でしたのでちょっとしか飲まないのグラグラしちゃった。そんな自分に驚く。 友の一番好きな美術館は京都の山崎の美術館だそうです。話をきいて、すぐにでも行ってみたくなる。芸術とお酒を楽しむ人の話は楽しい。
ゆっくりとランチを楽しんだ後、フワフワとした頭での鑑賞。 杉本博司の作品をちゃんとみたのは、森美術館での「杉本博司 時間の終わり」という展覧会の時。特設能舞台を作ったり、かすかな金属音がしたりと面白かった。杉本博司の写真をみて直島に行きたくなった。作品をみてどうというより、この撮られた場所が気になる。
御本人も、文楽や狂言の演出に携わったりと、気になる人です。杉本文楽も杉本狂言も、切符を取り楽しみにしていましたが 震災と台風の影響でどちらもいかれませんでした。縁がないと思っていましたが、ここの展示で装束だけはみることができました。
原始時代から人が服を着てその効果が出るまでを写真とキャプションで展示。構成をみせているのかなと感じた。クロマニョン人とかからはじまる。類人猿は再現模型だし、スパルタなど歴史上の人物は蝋人形と、精密な設定をしてもちょっと生身の人間からはずして撮影し、キャプション込みで作品となるのが面白かった。
次に本展の中心となる、衣服の写真。「スタイアライズド スカルプチャー」というらしい。ファッション写真とは異なるという大前提がある。ブランドを作ったデザイナーの服の写真。冒頭にブランドとはもともと豚の尻に押した焼印であるというところからはじまる。シニカル。服をこんなにも美しく撮り、キャプションはあえて視点をずらすのが面白かった。ガブリエル・シャネルの服のシルクの透けるような美しさがきれい。イッセイのプリーツは若ものには若さを、年配には肌に添うようにラインを作るという。本当に画期的な素材だ。クレージュの絵画を絵にしたようなシンプルな線の入れ方がいい。どれも、今見ても古さがない。選択の技と、やはりキャプションに効果がある。エルザ・スキャパレリのドレスのみ1点実際に展示されていた。黒に赤いフリルが目立つ。モノクロームの効果と、現物をおかない効果がわかるような気がした。
杉本作品以外にも、ヨシトモ・ナラのドローイングの小部屋など常設の展示も少しだけあった。売店においているものもかなり気になった。小さいが、楽しい美術館でした。久しぶりに御殿山に行ったのも楽しかった。

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