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2012年6月20日 (水)

ミッドナイト・イン・パリ

プールがお休みの水曜日。ならば、映画に行こう。おさるが絶賛していた ウディ・アレンの「ミッドナイト・イン・パリ」をみる。ものすごーくいい。みんな、みた方がいい。これ、すごーく好き。あまりにも気に入り、帰り道に友にお薦めメールを出した程。いいです。
パリの街が美しかった。懐かしい。行きたくなりました。 秘密の場所というわけではなく、名所なのだけれどもとても素敵に見える。 主人公ギルがパリに憧れている。雨のパリの美しいことといったら!と熱く語る。そんな視線でまず、パリの街をみる。冒頭の何もセリフも説明もないところから、すっかりパリにトリコになっちゃう。
お金持ちで、きれいで、スタイルがよくって、見栄えのいい家族と友人を持つ彼女 イネズと、パリを訪れる。彼女の父親の出張に便乗して。 イネズとギルの価値観の違いを、うえ込みつつ、パリで魅了する。 すっかりこの映画にやられました。
あたしは、ポールたちと踊りにいくからあなた先に部屋に帰ってて、タクシーに乗るのよとイネズは自分のしたいようにする。何がいけないの?という板についた金持ちっぷり。
1人になったポールが、自分の夢みる憧れの頃のパリの街に迷いこむ。そこに出てくる人達というと!あのひと、このひとと有名な芸術家がにどんどん紹介されるギル。ギルといっしょになってアンビリーバボーと驚きながら追体験する。ここがとにかくワクワクした。パブロ!フィッツジェラルド!横にはもちろんゼルダ♪。個性の強い彼らの雰囲気が、自分の思っているとおりなので、楽しくって仕方がない。ロートレックの脚のことは、サントリー美術館の特別展で詳しく知ったわと思ったり。特徴を観て、ニヤっとできることがすごく楽しい。 有名な人だということしかわからない人のことは、ニヤっとできないことがちょっと悔しい。知ること、学ぶことって 楽しさを増すもの。いいことなんのだなぁ。
それぞれの時代で、回顧するよき黄金の時代があると気づかされるところにハッとしました。ルネッサンス!と回顧する場面にドキっとした。あの図式のみせ方は見事です。石畳とガス灯の明かりの夜の街はロマンチックなこと。でもアスピリンはない。そういう表し方もにしびれました。いい映画です。
この仲の誰と付き合いたいかしらと思って見ていました。ヘミングウェイの男らしさには、ほれぼれ。ダリにもグラっときたけど。サイの話をするの。会って友と語りあいたくなるいい映画でした。

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