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2012年6月14日 (木)

『ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち』

おさるに、ずっと前からいいよと教えてもらっていた、三上延の『ビブリア古書堂の事件手帖―栞子さんと奇妙な客人たち』(メディアワークス文庫)をやっと読む。いい。
北鎌倉に古書を扱う店がある。ビブリア古書店。店主は、若い女性。大人しくて内気で、商売なんてできそうもない。守ってあげたいようなかよわい人だが、豊富な本の知識を持ち、本のこととなるとシャッキとして、饒舌になる。主人公の大輔は幼いころのトラウマからか、本を読むことができない。少々調子がよいようにも思うが、それを補うことができる設定がある。世間にはいろんな人がいるし、見方を変えてみれば、悪くない面がある。
ビブリア古書堂の店主 栞子さん本にからむ事件の謎を解く。その上、彼女は入院中である。事実を調べてもらい、推理する。謎解きものは、謎をとくことよりも、そこに係わる人々を重視して読む方だが、これは謎解きもいい。事実は、ちょっと冷酷。そこが、この本のいいところかもしれない。
名作を、ちゃんと読みたくなった。

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