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2012年7月21日 (土)

祝 梅雨あけ漫画祭

清盛の視聴率について最低とかなんとかマイナス報道が、うるさい。わたくしはすごく楽しんでいます。国民とひとまとめにしないでいただきたい。
平家のことがやっと少しづつわかってきました。これからの私の歌舞伎ライフにも大いに役に立つことでしょう。あっ、お能にも効果あるかもしれないわ。松ケンの清盛は素敵です。清盛がギラギラした親父のように描かれることが多いけれど、私には松ケン清盛というビジョンができたので、これから自分の眼で公平にみようと思います。

おさるのおかげで毎度開催の漫画祭。今回もすこぶる面白かった。
雲田はるこ『昭和元禄落語心中』1,2巻(講談社)
名人=変わりもの。 そんな名人のもとに若くて猪突猛進な男が弟子入りする。この世界のことをなんにもわかっちゃいないけど、師匠の腕に惚れこんだっていう無茶苦茶なおもいでアタックしてくる。あれ?そんな設定歌舞伎漫画にもあったなぁ。鉄板の設定なのかも。しかも面白い。 あれ?タイガー&ドラゴンにも似てるじゃん。まぁ間違いのない設定ということで。 八雲が刑務所の慰問で演った「死に神」に魂を抜かれる与太郎。ムショで演った「死神」が忘れられず、生きる道は噺家と心に決めておりました。なんてくさいほどのせりふが面白い。そんなことを思いながらも、普通に暮らしていたら、魂抜かれるほど 何かにしびれるって体験はできないなぁと ちょびっとうらやましく思ったりもする。八雲の落語シーンが、なんだか聞いているような気分になりいい。哀愁がいいのよね。触れてはいけない影ってものが人には必要なのですね。「長ぇ夜になりそうだ」とか台詞もいい。八雲に並ぶ名人 助六を父に持つ娘 小夏。伝統芸能の世界で女の壁は厚い。だけれども、漫画ですよ。常識を読みたいわけじゃないんですこちとら。
やっぱり落語はいいなぁ。談春さんが聞きたいのだけど、切符がとれないんですよ!!もう!!
伝統芸能漫画のものすごいシリーズをもうひとつ。嶋木あこの『ぴんとこな』1,2,3,4巻(小学館)
木嶋屋の御曹司 恭之助が、家柄にあぐらをかいていたけど、クラスの歌舞伎好きの女子あやめちゃんの 曇りのない目にドキっとして なにくそと修行に励む。一般人だけど子供の頃からお稽古を続けている轟屋の一弥をライバルとも刺激ともし、なにくそと修行に励む。けっこうめちゃくちゃなんだけど、オモチロイ。 だいたいさぁ、1年生を迎える会の小学4年生の出し物で「鏡獅子」を出しますか?っていうもんんですよ。でもオモチロイ。作者の嶋木あこさんの、若手歌舞伎役者への取材のミニページにも興味深々。梅枝・萬太郎兄弟とか、隼人くんとか、鶴松くんとか。いいところをついてくるなぁ。 えー えー といいながらも、非常にオモチロク読みました。
西炯子の『姉の結婚』1,2巻(小学館)。前におさるにお借りした『姉の結婚』もぐっときました。恋をあきらめたって女子だけど、かわいいんですよ。華奢でスタイルはいいし。 文句じゃないの。地方の閉塞感とかも、いい世界をつくってます。
羽海野チカの『3月のライオン』7巻(白泉社)。もう7巻目です。名作。学校図書にして、中高生全員に読ませたい。小学生にも。いじめ問題は昔からあるけれど、こんなに通信機器が発達するとより残酷になっている気がする。された人も、する人も、黙認している人も、読んで自分で考えて欲しい。何かのせいにするな!自分で考えよ!号泣しました。ああ。ありがとう。
名作 、清水玲子の『秘密(9,10巻)』(白泉社)。科学の発展は、ものすごいことになってきました。もう人間には背負いきれないほど科学が発達しました。人の目でみるその人なりの真実。事件さえなければ、他人の真実は知ることもなかったのに。ものすごい話なのです。大河ドラマ的にしっかりとりくまれていて、その重さに読んでいる方も耐えきれなくなるけど、読まずにいられない。 こんなすごい本をずっと貸してくれてありがとう。これは絶対に読みたかった。重いけど。
清水玲子の『秘密』に震えあがったあと、瀧波ユカリの『臨死!!江古田ちゃん』6巻(講談社)を読む。ありがとう江古田ちゃん
マンガも好き好き。

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コメント

我が家もこんどの大河ファンです。松ケンも玉木君も、松田翔太もいいですね。そう、そして、平家と源氏のことが本当によくわかってきました。毎週、BSで録画で見て、8時からは総合で見て、録画したのをもう一度見て・・としてます。年表を見たり、平治物語解説とかもね。で、もちろん子午線の祀りも読み返したり。国民ひとからげ反対!私もよ。

投稿: ginsuisen | 2012年7月24日 (火) 08時42分

おお!勉強家ですね。ginsuisen さん。再身!再見!
美術館で絵巻物をみるときも、より楽しくなりました。ありがとう大河ドラマよ。
今、日本史を勉強したら、すごく立派ですばらしいノートを作ることができると思いませんこと?

投稿: マイチィ | 2012年7月27日 (金) 23時33分

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