« 『ビブリア古書堂の事件手帖2~栞子さんと謎めく日常』 | トップページ | 『チャンネルファンタズモ』 »

2012年7月18日 (水)

『メルカトルと美袋のための殺人』

表紙が少女趣味っぽいというだけで、どうなのだろう?と思ってしまったビブリア古書堂の事件手帖がすこぶる面白かった。表紙にまどわされてはいけないことを学ぶ。学んだばかりのなので、実践。少女少女している表紙の文庫を手に取ってみました。こちらは、表紙の少女っぽさにプラス、筆者名もタイトルも少女すぎ。大丈夫か?丸善 御茶ノ水店のポップを信じて購入。 麻耶雄嵩の『メルカトルと美袋のための殺人』(講談社文庫)を読んでみる。
日本語語句へのこだわりとか、一昔前の設定がいかにも。徹底した設定と、ねちっこく偏屈で美意識が高すぎる探偵メルカト鮎の人物像や、小説家である主人公 美袋(みなぎ)が、謎と仕事との重点の置き方が、郡を抜いていい。単語や、漢字が美しい。少々、変な世界に傾倒しているけれど、きっとそこがいいのでしょうね。これは、面白かった。
特に、「小人閒居為不善」の後味の悪い終わり方がよかった。いいというと、歪んでいるようだけど。
確かにつじつまはあうのだけれど、納得できない(納得したくない)解決方法を提示されると、なんだか、落ち着きが悪い。そこを狙っている本なので、乗せられながら読んでみた。

|

« 『ビブリア古書堂の事件手帖2~栞子さんと謎めく日常』 | トップページ | 『チャンネルファンタズモ』 »

コメント

コメントを書く



(ウェブ上には掲載しません)




トラックバック

この記事のトラックバックURL:
http://app.f.cocolog-nifty.com/t/trackback/81962/46376805

この記事へのトラックバック一覧です: 『メルカトルと美袋のための殺人』:

« 『ビブリア古書堂の事件手帖2~栞子さんと謎めく日常』 | トップページ | 『チャンネルファンタズモ』 »